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リーダーが大切にしているモノ

想像してみてください。

もし、あなたが飲食店のリーダーで

お客様が退席されたあと

テーブルを片付ける手順を

後輩に教えるとしたら

何を大切にして後輩に教えますか?


普段は、

中々外食をしないから

飲食店で食事を頂くことって無いんだけど

今回は、お仕事で利用させて頂いた

お店の女性リーダーさんが

とっても素敵だったので

思わずnoteに書くことにしました。


11:45~

お昼時、少しづつ店内には、

お客様が増えだしてくる時間帯

ある、洋食屋さん

店内には、

お友達同士でランチを楽しんでいる女性

カップル、ご夫婦、、、

多くは、2人づれのお客様

所々、近くにお勤めの方がお一人

ランチにいらしたご様子、、、


フロアーには、

20代の学生さんらしい女性スタッフが2人

赤のエプロンがとても似合っていて

お店の雰囲気にも合っていた。


店内にはシーズンを意識した

ハローウィンの装飾がセンス良く

飾られていて、目でも楽しむことも出来た。


厨房とホールを繋ぐ

コック服を着た一人の女性に目がとまりました。


目配り、気配り、思いやり、

それは、お客様に向けてだけではなく

スタッフ一人一人にも

目配りしながら、

的確に指示を出しながら

常に笑顔で、

誰よりも動き回っている

そんな印象を受けました。


ホールスタッフの

お一人は、最近入ったばかりなのか

動きが覚束無い感じ


お客様が退席しお会計に移動される


そのタイミングで

コック服の女性は

新人スタッフとともに

そのテーブルの前へ

お皿の重ね方、カトラリーのまとめ方

グラスやカップの持ち方などを

レクチャーしている。


お客様が店内を後にする

「ありがとうございます。」

「またどうぞお越しください」

明るい笑顔と声のお見送り

離れた場所からの軽い会釈

お客様に見えていなくても

きっと声は届いているはず


やって見せて、

そしてやってもらう、

上手くいかないわけで、

何度もやってみせる

スタッフの指導には根気がいる。


新しいお客様のご来店

もう一人のスタッフが注文に行く


その間に他のお客様のお料理が出来上がった。


すぐに動く、

お料理をお届けする。

お届けした後

私の方に近づいてくる


実は、ランチ後の飲み物

コーヒーが希望でしたが

コーヒーのマシーンが故障なので、

紅茶にしました。


厨房にお料理を取りに行ったタイミングで

確認されたと思うんだけど、、、


「コーヒーマシーンが直ったので

コーヒーお持ちしましょうか?」と声をかけてくれました。


オーダーを取ってくれたのは、

ホールスタッフの女性なのに、

この短時間の間で的確に指示を出しながら

お客様への

気配り、目配り、そして報連相まで、、、


お客様の談笑と会話そして

カチカチと

カトラリーの音が安定したリズムに

なったのを確認し


コック服の女性は

テーブルにかけられた

赤のギンガムチェックの

テーブルクロスの拭き方をレクチャーしはじめる。


こちらのテーブルクロスは、

テーブルの天板から少し垂れ下がる長さのもの

四隅から丁寧に拭きあげる

そして、その垂れ下がった部分を

横にピーンと伸ばして丁寧に拭く


テーブルを拭いておいて下さい。

指示を出せば、

大抵の人に伝わるような

そんな作業を丁寧に思いを込めて

笑顔で拭いている彼女の姿が

とっても素敵でした。


テーブルを拭く

とてもシンプルな作業

人は慣れてくると

こういうシンプルな作業ほど

手を抜いてしまう

雑に扱ってしまう

その事をきっと彼女は知っている

だから、

丁寧にレクチャーする。


最初は時間がかかってもいい

なぜ、これをするのか?

なぜ、大切なのか?

聞こえては、いないけれど

その意味もきっと伝えているんだろうと想像する。


数をこなしていくうちに

スピードは遅かれ早かれついてくる。


心地よく食事を頂く場の舞台裏を

垣間見ながら、、、

こんな素敵なリーダーにいるお店


つい、飲食店の評価って

食事の内容とか

美味しいとか、美味しくないとか、、、

スタッフの対応とかに目がいってしまうけれど

食器やカトラリーが磨きこまれていて

テーブルクロスが清潔だったり

このクオリティー全てが

心地よい、おもてなしになる事、、、

お店の中にいると

まあっいいか、

今は、忙しいからとなってしまうこと程

お客様は気づいてしまう。


これから先、

何度も、何度も、繰り返し

丁寧に拭いてもらえるテーブルクロス


コック服のリーダーの思いが

次世代にも継承されていくことが

このお店を支えているんだと思いました。


今度は、

お仕事ではなくて

プライベートで又来たいと思います。


応援してます❤️


#RE:ZAKKA

#ショップ再生請負人









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