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「緊張」をコントロールして本来の実力を出せるように!

こんばんは、レイです。

テストや発表の場で緊張してしまうことありませんか?
私はもともとすごい緊張する人でした。

ですが、緊張のコントロールができることに気づいてからは、
テストでも発表でもあまり緊張することがなくなって、
自分の実力通りの結果を出せるようになりました。

今回はそんな緊張のコントロールについて話していこうと思います。

結論
「良い緊張」ができるようになろう。
しっかりと準備をして、
練習してきたことを発揮する意識しよう

結論から言ってしまうとこの見出しになります。

実は緊張には2種類あって、それが
「良い緊張」と「悪い緊張」です。

この二つにはこんな違いがあります。

「良い緊張」…本番前までは緊張するけど、本番では緊張がなくなる。
「悪い緊張」…本番前に緊張するし、本番でも緊張する。

こう聞くと、
かなりの違いがありますよね。

おそらく
「良い緊張」の方が良いじゃん。
と思うと思います。

「良い緊張」を起こすには、
しっかりと準備をすること。
そして
練習してきたとおりのチカラを出すことを意識することが
重要になります。

「悪い緊張」ばかりだった私が「良い緊張」に気付いたきっかけ

私自身も最初は「悪い緊張」ばかりしていました。

みんなの前で音読をしたり発表をする場面では、
いつも手が震えて…足が震えて…声が震えて…
何とか一所懸命やったところで、特に何も言われず…

「なんでこんなに緊張してるんだろう、ばかみたい」

と思ったことも何回もあります。


私自身が「良い緊張」に気づけたのは
偶然でした。

私は高校時代、軽音楽部に所属していて、
とある会館でのライブに出たときのことです。

ライブは本番前にリハーサルが合って、
音の具合や機材の調整をする時間が少しあります。

そこで私はすごい緊張をしていたんです。
足が震えて壇上に行くのも大変で、
機材をセッティングするにも
手が震えて仕方がないくらいでした。


私はドラムを担当していました。
ドラムは大体の曲の始まりを
スティックという棒で
合図を出すことが多いです。

その合図をこのすごく緊張をしている中
やらなくてはいけませんでした。


一音目、その音から
みんなの音出しが始まる…

そのプレッシャーの中、

カンカンカンカン…


すぽーーーーーーーーん

私の手元からスティックが飛んでいきました。

リハーサルで控えていた
ほかの出演者さんたちは大爆笑。

私はすごくすごく恥ずかしくなって、
早く逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。


そんなド緊張のリハーサルを終えて、
バンドメンバーたちから励まされる中
ライブはスタート。

刻一刻と
私のバンドの出演時間が近づいてきます。


その間も
「さっきのような失敗をしたらどうしよう」
「またスティックを飛ばしたらどうしよう」
なんてことばかり考えてきました。


そんなうちに出番が来ます。

もう舞台袖。

「次の曲で入れ替わりなので準備お願いします」

スタッフから声がかかったときに、私にはふと
これまでの練習の風景や気持ちがよみがえってきました。

それと同時に、

これまであれだけ練習してきたんだ。
やってきたことをしっかり出せば大丈夫。


と思ったのです。

そして
前の出演者さんたちと入れ替わって、
足が震えながら壇上に登り、
手が震えながら機材のセッティングを整えて
ドラムの椅子に座った瞬間です。

スンッ…と


震えてなんとなくフワフワしていたからだが、
ストンと地に足をつけて、
すごく冷静で落ち着いた自分がいることに
気付きました。


なんだこれ。でもいける。これなら思いっきりできる。
何でもできる気がする。絶対失敗しない。


この感情になりました。10年以上たった今でも鮮明に
思い出せるくらいにこの感覚は衝撃的でした。

そこからは、演奏も全く緊張せず
無事に演奏を終えました。

終わった後にはスタッフさんなどから

「あのスティック飛ばしてたのが嘘みたいだねぇ」

なんて言われ笑われました。

「良い緊張」にはどのようにして持っていくのか

ここまでの話を踏まえて、
「良い緊張」に持っていくには

冒頭で言ったように
【準備をしっかりする。そして練習してきたことを発揮すること】
ということになります。


私の経験の話の中で、
なぜ本番で緊張しなかったのか。
「良い緊張」に持っていくことができたのか。

それは本番までに入念な準備をしてきたこと

今回のライブの話は練習期間に1~2か月ほどかけています。
何度も何度も演奏を合わせては、話し合ってを繰り返しました。
正直、何も見ずとも音を合わせられるくらいになっていました。

そして、
これまでの練習通りにやろうと強く思いました。

ここがすごいポイントです。

というのも
「悪い緊張」というのは
本来の実力以上の結果を出そうとするから
起きてしまうのです。

これまで私が「悪い緊張」になってしまっていたときは、
今回のお話ほど準備ができていないことがほとんどでした。
急にみんなの前で意見を言うことになるなど、
思ってもいない場面で
心の準備も、物の準備も整っていない状態に
多く起こっていました。

なので、今緊張で困っているという場合は、
しっかりと準備を行うこと。
そして、練習した通りのチカラを出すことに集中しましょう。

緊張のコントロールができるようになることで、
自分の本来の力を十分に発揮することができます。

勉強にどう活かすの?

過去の生徒に
緊張のせいで
テストを最後までまともに受けられない
という子がいました。

その子は
典型的な「悪い緊張」をしていて、
準備が非常に悪かったのです。

平日3時間・休日6時間以上
勉強していると言っていましたが、
教室での授業では
ノートに落書きが多数。

自分が何点取るために
勉強するかを意識もしていませんでした。

その子に
「自分が今どんな勉強をしていて、
何点を取るための勉強ができているのかを考えて。
そしてテスト本番では、やってきたことをやり切ろうと思ってね。」

という声掛けをしました。

その声掛けだけで、
これまでの緊張が嘘かのように、
全く緊張せず、
テストを最後まで受けきることができるようになり、
点数も20点以上、上がるようになりました。

今回の子はすごく極端な例ですが、
少なからず、準備が不足していて
自分の実力以上の結果を望んでいる場合
テスト前には無意識にでも緊張しているものです。

なので、その節がある子には今回の声掛けをして
もらえればと思います。


まとめ

・緊張には「良い緊張」と「悪い緊張」がある

・「良い緊張」は本番前に緊張するけど、本番は緊張が落ち着く
・「良い緊張」は入念な準備と実力を出そうとする意識で起こる

・「悪い緊張」は本番前も本番も緊張しっぱなし
・「悪い緊張」は準備不足と実力以上の結果を求めると起こる

・「良い緊張」を勉強で活かすには、
自分が今どれくらいの点数を目指しているのか考えながら勉強する。
そして本番では、これまでやってきたことを練習通りにやって目標点を取ることを意識する。

これが「良い緊張」についての話でした。
ぜひお子さんへお伝えいただければと思います。

すごく長くなってしまいました…
最後までお読みいただきありがとうございます。

質問やご意見、
ご自身ご家族の経験談などありましたら
お気軽に絡んでください。

失礼いたします。



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