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男女、家と家〜あたりまえを考える

朝日新聞の日曜版【嫁、主人、家はいま】の記事の1つとして、
2021年9月5日掲載していただいた。

僕の他にゼクシィ編集長や、結婚相談所の方、
従来の「しきたり」や慣習にとらわれない形で結婚式を挙げた方などがコメントしており。
伝統的な慣習、「家と家との結びつき」、
男性(新郎)が優位で全ての順番が男性からであることなど、
結婚や結婚式にまつわるモヤモヤについての特集記事。

結婚式はふたりだけのものではなく、
両家の大切な儀式や通過儀礼とされている。
その名残は大なり小なり今でも随所にある。

朝日新聞 Think Gender 掲載記事


                  ◇

朝日新聞デジタル版(有料)はTwitterでも多くの方に読んでいただいたようで、
多くの反響がありました。



お客様と打合せをしている時、話す言葉には注意をしています。
主役のふたりの呼び方はもちろん、親族やゲストの方の肩書きを確認をしたりする際、また列席者の性別を断定する表現などもなるべく使わないようにしています。

以前カメラマンの女性の方が、新婦さんのことを「おくさま、奥様!」と結婚式で終始呼んでいたことがあって、
「いやぁ〜、マジあなた帰っていただいて結構ですよ」と言いそうになりましたが…笑

もちろん無意識だと思うけど、
そういう事の1つが1つが「ああいう結婚式やイヤだなぁ」「あの場所には自分は立ちたくないなぁ」と思わせている事につながっていると思うんですね。



政府は同性婚や選択的夫婦別姓の話しになると、
決まって「伝統的家族観」が崩壊されるという事を言いますが、
本当に守るべきものは、なんのかをよく考えて欲しいです。
そもそも伝統的家族観とは、なんでしょうかね。


男女や家に縛られことなく、
自分の人生を自由に自分らしく生きることの方が何より尊いはず。

母ふたり、父ふたりの家族、
そしてその子どもたちは日本でも確実に存在している。
出会っていないだけで、子どもの同級生の親御さんということもあるだろう。
家族の形も変わってきている。

世界では34の国と地域で同性婚が認められていて、
2001年4月に世界で初めてオランダで合法化された。

オランダで話しを聞かせてもらった母ふたりの家族のポストカード


結婚や伝統的家族、家制度、そして家族のみらいを考えるには、
筒井淳也さんのこちらが入門書としてとても良書でした。
自分も少しずつでも、学びながらアップデートしていきたいですね。


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