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大手美容ホールディングス非上場化から読み解く、美容業界の今後とは

少し前のことなのですが、美容業界としては驚きのニュースが入ってきました。

Ash、NYNY、チョキペタなどの美容室を関東・関西で約300店舗展開する
アルテ サロン ホールディングスは、2022年2月7日、上場廃止の方針を明らかにした。

詳しくはこちら↓
https://www.beautopia.jp/63997/

美容業界の方でなければ、もしかしたらご存じないかもしれませんが、
Ashは首都圏だけでも120店以上展開する大手サロンです。

全国に約26万件店舗数がある美容業界において、株式上場している企業は

① キュービーネットホールディングス
② ヤマノホールディングス
③ AB&Company
④ アルテ サロン ホールディングス
⑤ 田谷
⑥ エム・エイチ・グループ

の6社しかなく、1社はQBハウスですので、実質5社しかありません。

その内の代表格であるAsh(アルテ)が、非上場化(上場をやめる)ということです。

ちょっと何言ってるか分かりません…でしょうか(^-^;


◆そもそも、上場とは何か?◆

オーナーの権利(株式)を誰でも売り買いできるようにすること


◆なぜ上場するのか?◆

お金と人材が集めやすくなるから


◆なぜ6社しかないのか◆

条件があり、それがクリアできないから


◆なぜAshは、上場をやめるのか◆

これが今回お伝えいしたいことです!


なぜ非上場化?

画像引用:https://ash-hair.com/company/

ニュースとプレスリリースから読み取ると、その理由は

①美容業界の環境が大きく変わり、
②ビジネスモデルを転換する必要がある

と判断しているからのようです。

なんと、非上場するために、50億円かかるそうです!驚きの金額ですよね。

そこまでお金をかけてでも非上場化する必要性があると判断したのです。


非上場化理由の深堀り

①美容業界の環境が大きく変わってきている

業界の変化については、

・リーズナブルサロンの台頭
・面貸サロン、シェアサロンの台頭
・ひとり美容室の増加

をあげています。


最大手Ashが、今まで通りの美容室運営ではやっていけないと判断し、

50億円かけてまで変化しなければいけないと考えているということです。


美容業界の変化が著しく、厳しい状況なのが何となくわかるのではないでしょうか。


大手サロンがこのような判断をしているわけですから、中小サロンが勝ち残るためにはやり方も考え方も変えなくてはいけません。

◆従来のやり方に固執せず
◆変化を恐れずチャレンジし
◆強みを伸ばす

そうしなければ、間違いなく生き残れない時代になっています。


自社では「レボルシステム」という、中小サロンがこれからも勝てる戦略を直営サロンでも実践し、お客さまにもご提供しています。

面貸しやシェアサロン、ひとり美容室ではできない強みをさらに伸ばせばチャンスだらけなのです。


その強みとは、

・育成
・チームワーク

の2つ。

実は、面貸しで美容師をやっていたけど、コロナになって収入がゼロになった方から求人への応募があったりします。

今後も

■収入があがらない人
■病気や怪我で補償が何もなく困る人
■インボイス制度が来年からはじまり契約を切られる人

などがまちがいなく増えると予想しています。

困る美容師さん、困る美容室オーナーが増えると考えられるため、自社が活力源になっていければと考えています。


②ビジネスモデルを転換する必要がある


Ashの目指す将来像は

 美容室向けコンサルティング会社となり、DXの推進、M&Aなどを進めていく

これ実は、自社でも同じ方向性で進めていることなのです。

そうなると競合してしまうことになります。

しかし、これを知って思ったのは、この分野に美容業界のチャンスがあるということ。勝機があると確信しました。

大手にはできない、競合にない強みを伸ばし、お取引先に喜んでいただき、美容業界をリードする存在になっていかなくてはいけないと考えています。

社員もお取引先も、縁ある人と共に幸せになること、そしてその輪を広げることを追求したいのです。


いつも読んで頂きありがとうございます!

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