見出し画像

2023年11月19日号「マーケットアップデート」

今週のマーケットでは日本のGDP速報値が発表されましたね。
結果は、7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は個人消費、設備投資がともに落ち込み、前期比0.5%減、年率換算は2.1%減でした。
民間予測は10~12月期はプラス成長に戻ると見込むとのことですが
引くインフレや海外経済の不透明感が出る結果になりました。

とはいえ市場は織り込み済みのはずなのでそこまで株価に反応はなく、
堅調に日本の日経平均株価は上昇しています。
 

「今週あった主な経済指数」


(月) インド・消費者物価指数(CPI)
(火) 米国・ILO失業率09月
(水) 日本・GDP1時速報値 第3四半期
(木) アメリカ・鉱工業生産指数 10月
(木) アメリカ・フィラデルフィア連銀景状指数 11月
 

11月13日~16日

「日経平均株価1週間の推移」


今週の日経平均株価は堅調に上昇しています。週の半ばに3万3000円の節目を突破し、そのままの推移で1週間の市場を終えました。途中でドル円のレートが151円台になり、輸出関連銘柄に買いが入ったことも株価上昇の要因となっいています。とはいえ11月19日現在ではレートが149円台のドル安となっています。米国の金利上昇が落ち着いたこともあり、為替差は狭まっています。
 

日経平均株価1週間の推移

「米国市場1週間の推移」


米国市場では1週間を通してNYダウ。ナスダック。
S&P500の3指数は揃って上昇し、市場を終えました。
連日下がっている米国長期金利の影響もあり米国株の買いが先行しています。米国長期金利は先週の金曜、10日時点では4.6%の金利でしたが17日の金曜では4.4%台に下がっています。また、日本時間14日に発表された10月の消費者物価指数(CPI)の結果が市場予想より低かったこともあり、連邦準備理事会(FRB)による追加の利上げ観測が後退したことも、金利の下落と株の買い加速につながったと思われます。
 

NYダウ 1週間の推移
S&P500 1週間の推移
ナスダック 1週間の推移

「暗号資産市場」


今週の暗号資産市場は上昇基調で1週間を終えました。
ビットコインは一時570万円台を突破してから下落するも持ち直しています。他の暗号資産もビットコインにつられるように上昇しています。
1か月のチャートを見ても一時的に下がっても堅調に上昇しています。
 

ビットコイン 1カ月の推移

「来週発表する主な経済指標」


(月) タイ・実質GDP 第3四半期
(火) ハンガリー・ハンガリー中銀政策金利 11月
(水) アメリカ・FOMC議事録 11月
(木) スウェーデン・政策金利 11月
(金) アメリカ・PMI(購買担当者景気指数) 11月
 

11月20日~24日

「最後に」


来週発表する指数は日本市場と米国市場に
大きな影響を与えるものはありませんが、
一応、FOMC議事録には注目していたほうがいいかもしれませんね。
 
このままいくと株式市場は上がっていきそうですが、おの投資の神様であるウォーレン・バフェットさんが持ち株を売ったのが気になりますね。理由は債券にシフトするためかと思われていますが、たしかに短期国債の金利が5%以上になっているので投資家としてはその方が安全に資産を増やせますし、その方がいいですよね。
 
 
では、今回の記事はここまでです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?