見出し画像

今回のテーマは圧迫面接についてです。

面接時に人を見極めるための手法として、
古くから用いられてきた面接手法です。

なぜ圧迫面接が一時期主流となったかといいますと
高度成長期並び団塊世代などの競争社会が背景にあります。

昭和の時代では大量に来る人材を生産性高く見極める事が
採用側に求められていたました。

その為、振い落としの手段として圧迫面接を行い
その圧迫にも怯まず対応した人材を採用してきました。

要はある程度の企業は人を選べた時代だったと言う事ですね。

しかし、昨今の求人倍率並び労働人口の減少、高齢化から
企業側も選ぶ時代から選ばれる時代へ移り変わってきております。

賢い企業はすでに面接対応の手法を変えております。

具体的には、

ー企業側の紹介からはじめる
・面接の冒頭で企業の紹介を行う
・面接に来られている方に求める職務の紹介、詳細の共有を行う

ー応募者情報収集に関して
・いきなり志望動機を聞かずに、
 職歴情報を順追ってヒアリングしていく。
 →ここでできる面接官は、退職の理由を聞かずに
  転職のきっかけと企業選びの理由を聞くようにしています。
  要はネガティブワードを用いないですね。

・直近の退職理由だけを聞き、
 今回の転職活動の中での選社軸を伺い
 その中で自社が入ってもらった理由と伺う。

ー質問など
・これもいきなり何か質問ありますかではなく
 よくこんな質問をされますがなど
 3点位企業側から応募者へ伝え、
 考える余地を多少軽減させるようなアシストを心得るようにする
 ※大前提として転職者は緊張しています。少しでも軽減させて
  本音を導き出す事が必要。

と言う感じの流れを用いています。

上記にも端々記しましたが、
お互い限られた時間の中で、
お互いのことを少しでも理解する場という意識がとても大切ですね。

とはいえ圧迫面接を全否定しているわけではありません。

企業側の選考プロセスの中で、
どこかのフェーズで取り入れるのはありかと思います。

しかし、一次面接から取り入れるのは
ナンセンスです。

一次面接の面接担当者の目的は「応募者の応募動機を高める」
に置くことを心がけるといいのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?