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【#みらいの校則】一年に数回、生徒の自主性に任せる日を作るのはどうでしょうか【校則フリー】

10月から冬休み前にかけては、全国各地の各学校で学校祭・文化祭などイベントが多く開催されていると思います。
私も塾生から、タブレットで(現像写真でもデジカメでもないところが時代ですね…笑)学校祭でイキイキしている様子を見せられました。

内容は、各クラス対抗のダンス選手権!でした。
各生徒やクラスが仮装(全身タイツや今日から俺は!など)をしながら音楽に合わせてダンスをしていました。

動画を見せてくれた女子生徒も見事なダンスをしており、塾での印象とはまるで違った一面を見て驚きました。

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私もそうでしたが、基本的に、文化祭や体育祭などは普段とは違った背景・舞台のため、皆が力を発散し盛り上がるという一面があります。

そして、それらが終わるとちょっと悲しい気持ちになりますが、日常生活に戻ることになります。
ただその時は、悲しいのですがちょっとほっとするところもありました。

つまり、

時々日常生活とは違った舞台があることでそれらの価値が高まり、また、違った舞台があることで、日常生活も新たな視点で見直すことが出来る。

ということなのではないかと思います。

これは、「校則」についても言えるのではないでしょうか。

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多くの場面で、校則について議論が活発になると、

「学生が考えたことだと行き過ぎが起こり易い」
「前例が無いのでどうなるか分からない」


など、校則を改正した後についての不安点が問題視され、そこから先に進まないことが多くあります。

慎重に議論を重ねてから実行する、というのは日本の良い部分でもあるのですが、そればかりだと膠着してしまう副作用も発生してしまいます。

もし、上記のような不安があるならば、

年に数回、「もし校則を改正したならば」という日を設定し実行する


というのはどうでしょうか。

そうすれば、問題が発生した場合には校則の改正は無し。

また、そうなった場合であれば、多くの方(生徒・教師など)が実際に問題点を見て・感じているので、校則を改正をしないことについての不平や不満は少なくなるというメリットがあります。

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校則改正が進まないことの理由の一つに、

一度改正してしまうと元に戻すことが難しい

ということがあります。

これは、校則改正について学校側から考えた場合の大きな問題点です。

ぶっちゃけてしまいますと、学校教員は公務員ですので自分が責任を取りたくないという考えが多数を占めるのは仕方の無いことです。

ですので、上記のような日を設定すれば大きな問題点の解消に役立ちますので、学校側にも生徒側にもメリットが大きいと思います。

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また、校則フリー日を設定することの良いこととしては、

生徒たちに、校則の良さを感じてもらえる


ということもあります。

多くの学生にとって校則とは、
「昔からあるもの」「従わなければならないもの」
としての印象が強く、自分たちにとってプラスだと感じることは少ないと思います。

しかし、一度自分たちの考える学校校則を考え・実行することで、「昔決めたことであっても、今も必要なものは多くある」ということを実感するのではないでしょうか。

また、自分たちで新しい校則を作る・改正する場合には、一人一人が校則について考え、議論するということが付随して起こりますので、学校生活にも良い影響を与えるのではないでしょうか。

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今回は、学校の文化祭から未来の校則について考えてみました。

学校生活は集団生活なので、どんな形であれ、ある程度の校則は必要ですが、校則に拘束されないような、ベストではなくともベターな校則を作りたいものです。


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画像は【ももろ illustrator 絵本】さまからお借りしました。ありがとうございます。

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