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【#未来の校則】校則を拘束にしない。

現在、各学校で校則の見直しの必要性が叫ばれていますが、私が考える一番大事なみらいの校則は、校則を拘束にしない。ということです。

私の基本的な考え方としては、学校をより良い場所にするために、校則は必要なものが多いと思います。
ただ、時代の変化についていけない内容も、少々見られることも事実です。

そして、その内容を「昔からあるものだから」「めんどくさいから」等の理由で、そのままにほっておいてしまうことが、一番の問題だと思います。

私は、校則自体は変更しなくても良いと思いますが、校則よりも身近なもの(ルール)については、もっと制定&変更が出来るようにするべきだと思います。


つまり、日本社会での「憲法と法律の関係」のようになると良いのではないかと思います。

例えば「服装」や「校内での過ごし方」などについては、昔と今では大きく違っていますので、もっと柔軟化するべき(拘束されない)だと思います。

そして、様々なルールの変更方法として、地方自治体の条例制定と同じような形で、例えば「全校生徒の1/10の署名で発案、全校生徒の2/3以上の賛成で制定or変更」のようになると良いのではないでしょうか。

これを上手く運営出来れば、結果的に、生徒たちが大人になったとき、日本の政治や選挙にも興味を持ってくれるような気がします。

学校を勉強だけをする場所にするのではなく、民主主義の練習の場にもなって欲しいと思います。

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最後に、私が高校生のとき、ちょっと粋な校則変更(校則の柔軟化)がありましたので、それを最後に〆たいと思います。

私の母校は男子校だったのですが、その高校は昔からある「応援団」が有名で、県内で広く知られていました。しかし、時代の流れからか、私が入学したときには応援団員はI先輩一人しかいませんでした。

I先輩は、わざわざ他の市町村から通学するほど、応援団に憧れて入学したといっても過言ではありません。

なので先輩は何とか部員を増やそうとしたのか、一年中(真夏でも)・一日中、学ラン・学生帽・『下駄』・専用バッグという、今でいう「番長」のようないでたちで生活していました。ま、当然校則違反ですよね(笑)。

ですので、先生方からほぼ毎日、格好について指導を受けていました。しかし、先輩はやめようとしません。

それが数カ月続いた後、その当時の生徒会長が、服装について(特に、靴は下駄でも良い)校則を一部変更しようと動き、生徒の署名を集めました。
私も賛成に署名しました(笑)。

先輩の応援団への想いは皆知っていましたので、数百名の署名が集まり、さすがに先生方も無視することは出来なくなりましたので、折衷案として、I先輩が卒業するまでは大目に見ようということになりました。

そのかいがあってか、応援団には私の同級生が数名入団し、細々とですがサッカーや野球の応援などで活躍出来るようになりました。
あの時の先輩は、ホント生き生きしてましたね。

今は母校は共学になり、ここ数年で女子応援団長も就任したとのことです。
そんな応援団の現状を、I先輩はどう考えているのか多少気になります。



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画像は【ねこねこむYouTube漫画家】さまからお借りしました。ありがとうございます。

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