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~「“半”個人事業主」から「個人事業主」へのシフトを目指す ~<おわりに(その2)> 

(その1から続きます)
拙著 「ミドルシニアのためのライフシフト戦略」(WAVE出版)の中で共著者の多摩大学大学院名誉教授の徳岡晃一郎先生は、「青銀共創」 社会の到来を予想されています。

「青銀共創」 社会とは、台湾のIT担当大臣であるオードリー・タン氏が、世代間の助け合いを重視する価値観を表現する言葉として使っているものです。

我々シニア世代も若手から 「働かないオジサン」 とお荷物扱いされている暇はありません。

環境変化のスピードもその変化幅も大きい時代であるがゆえ、我々シニア世代が率先して新たな働き方にチャレンジし、若手では対応できない業務ニーズ(過去の経験が必要な領域、戻りがあるゆえに雇用での欠員補充が出来ない育児休業者欠員サポートなど)に応えていく必要があります。

今まで培ってきたスキル・知識・経験を有効に活用し、大企業と中小企業間あるいは中央と地方間などの人的アンマッチ解消も我々シニアの役割です。

また、2019年に大きな話題となった 「年金2000万円不足問題」 に対しては、自力で稼ぐ力を持った 「働けるうちはいつまでも働ける」 個人事業主化こそが唯一の解決策と筆者は思っています。

就業規則のもと、どうしても一律的な取り扱いを強いられる従来の雇用だけでは会社も働く側もめまぐるしく変化する社会ニーズに臨機応変な対応はできません。

読者の皆様には、ぜひ本コラムの内容を参考にしていただき、「”半”個人事業主」(そしてさらには”半”がとれた個人事業主へ)への道に踏み出して頂ければと思います。


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