見出し画像

<事例紹介>~サラリーマンから個人事業主へ転身した人たち         <会社が個人事業主として働くスキームを構築。定年間際で新制度にエントリーし個人事業主への道を踏み出す(その3)>

(その2から続きます)

<“半”個人事業主になったきっかけ・ステップ>


直接のきっかけは定年退職直前に電通内に個人事業主制度(LSP)が導入されたこと。

既に社内でのフリーエージェント再雇用制度(再雇用制度の一種)を選択するつもりであったが、申し込み上限年齢ギリギリで個人事業主制度へエントリーし業務委託により仕事を行う個人事業主として独立することにした。

定年後再雇用制度に乗れば、金額は減るものの安定した収入と雇用と社会的地位が保証される(フリーエージェント型再雇用であればそれなりの年収も確保される。

Nさんは、フリーエージェント型でもオファーが既にあった。そうした中でそれをはるかに下回る60歳以降の最低保証の年収となる個人事業主制度に踏み出すにはやはりかなり勇気がいった。

50代前半でフィリピンでの海外駐在から戻った後、担当役員から「これからのキャリアは自分で探してくれ」との宣告を受けたことから60歳以降のキャリアの方向性について考えはじめ、60歳以降も“自力で食っていけるキャリア”を模索し始める。

国家資格(社労士・中小企業診断士)の勉強など様々なチャレンジの上、「営業×人材開発、組織開発」の掛け算で自分のキャリアの軸にしていくことを決め、定年前から周辺領域での積極的な勉強を開始し、50代半ばにキャリアコンサルタントやビジネスコーチの資格を取得して、それの資格を使った副業も始めていた。
(その4に続きます)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?