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『畑のある暮らし 楽しい自然の恵み』連載コラム 第3回 お好みの農法は

家庭菜園をするには3つのアプローチがあります。
①.伝統農法
化成肥料を使い、殺虫・殺菌剤を使って効率よく、収穫を大きくする。
②.有機農法
苦土石灰で酸性土壌を中和し、完熟牛糞たい肥、腐葉土をいれて畑を作り、、作物が育つ過程でボカシ肥を入れます。
育てやすい野菜はなす、ピーマン。キュウリ、ニンジン、ダイコン、トマト、玉ねぎ、長ネギ、豆類、葉物各種。
コンポストで台所の野菜ごみ、落ち葉、草をたい肥にします。また葉物野菜は種をまいた後に虫よけのネットをかける必要があります。
連作障害に注意が必要です。特にトマト、なす、ピーマン、豆類を連続して育てることはできません。
畑を始めて4,5年すると突然に収穫できなくなります。土壌内の栄養分が過剰になったり、偏るために生じます。そうなった畑には11月にライ麦の種をまき、4月まで育てます。地上2mまで育ちますが、地下2mまで根が延びて地中の過剰な栄養を抜くので、地中の悪い細菌、虫類を除去できます。
③.自然農の実験を今春から開始
耕さず、肥料も水もやらず、殺虫・殺菌をしない。超オーガニックな農法です。耕作放棄地に古竹、古笹、枯枝、枯れ草を並べ、これに土をかぶせ、一雨待って黒マルチで覆って3か月。6月、そこにトマトなどの苗を植えました。さてどうなるかと思っていましたら、7,8月の酷暑、干ばつをものともせず、有機栽培の畑を尻目にブリブリと実をつけています。
耕作放棄の時代、肥料高騰の時代にSDGsで安全な野菜を庭先で楽しめる、これほど自然の恵みあふれる、ゴージャスな生活があるでしょうか。


30坪の菜園

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