『畑のある暮らし 楽しい自然の恵み』連載コラム 第4回 畑で何を作るか
ジャガイモや大根などは作りやすくていいのですが、これらが収穫できる時にはとても安い値段で売られています。きゅうりはもぎたてを氷水につけて、お味噌をつけて食べる、そこで輸入の種から野菜を育てる、スーパーで手に入らない野菜をつくるのは自宅菜園ならではの楽しみです。
イタリアの赤ダイコン、白ニンジン、ビーツ、トマトはお勧めです。特にエアルーム(先祖伝来)の種はその国、その土地の物語を感じます。イタリアのトマト「牛の心臓」は必須です。
夏のある日のこと、畑の脇で白人の若いカップルが自転車をとめて休んでいました。するとベルギー人の彼らは「このトマトは『牛の心臓』でしょ、私のおじいさんがつくってる」と言われて驚きましたが、米国人Lさんから頂戴したトマトの苗、「ビーフステーキ」を育ててみましたら、なんとその苗のオリジナル名は「牛の心臓」でした。このトマトは300から500gの大玉、実の中心の種の部分が小さく、サンドイッチに最適。オイルで焼くと酸味がほとばしりでます。イタリアのミニトマト、ピッコラルージュも甘みが多く、造りやすいのでお勧めです。
変わり者はバターナッツスクアッシュ、友人に勧められて作りましたが、手間がかからず,虫の被害もなく、熟成させるととてもおいしいスープができます。
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