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【ざっくリサーチしき #9】 定量アンケート項目の種類 2

定量アンケートでよく使う設問項目のざっくり知識

ビギナーの方々に、ざっくりとした知識をお届けするシリーズ の第9弾。

前回に引き続き、定量アンケートの設問項目についてざっくり解説します。


大事なので再度お伝えしますが、設問項目は意図を持って設定しないと、リサーチの目的に沿ったデータになりません。

データに過不足があるということになるので、分析が十分にできなかったり、データが多すぎてデータ整理・クレンジングにばかり時間がかかってしまうことになり、自分を含め、さまざまな側面でリソースの無駄になります。

過不足ないデータに対して、しっかり分析の時間をかけられるよう、設問項目はきちんと設定しましょう。

今回は、定番の応用型になります。

  1. SAマトリクス

    • 各項目に対して、選択肢から1つだけ選んでもらう

    • 質問文には、「それぞれの項目について、もっともあてはまるものを1つずつ」など、各項目につき1つずつを選んでもらうための表現を入れ込む必要がある

    • コーポレートやブランド、プロダクトやサービスなどに対するイメージや評価、価値観や信念を総合的に知りたいときなど、色々な設問で活用できる

    • 項目数が多いと、SAと比べて、一気に回答負荷が上がるため、使い所には見極めと経験が必要

  2. MAマトリクス

    • 各項目に対して、選択肢から複数個選んでもらう

    • 質問文には、「それぞれの項目について、あてはまるものすべて」や「それぞれの項目について、特にあてはまるもの3つ」など、各項目につき複数個を選んでもらうための表現を入れ込む必要がある

    • コーポレートやブランドに対するイメージを全て選んでもらう、回答者のさまざまな生活実態の側面についてあてはまるものを全て選んでもらう時などなど色々な設問で活用できる

    • MAでも一定の回答負荷があるが、マトリクスになると、より負荷が上がるため、使い所には見極めと経験が必要

  3. ランキング

    • 選択肢の中に対して、順位づけをしてもらう

    • 「あなたにとって最も魅力的なものから順に3つ選んでください」など、順位づけを促す表現を設問文に入れ込む必要がある

    • 回答負荷はそこまで高くないことに加え、各選択肢の重みもつくため、判断や優先順位をつけたい時に良い

    • 各順位に対する理由を尋ねようとすると、FAが複数個になり、一気に回答負荷がアップするため注意が必要


設問項目の例

SAマトリクス
MAマトリクス
ランキング



今回も、定量アンケートの設問項目について、ざっくり解説しました。

より詳細を知りたい方や、実際にリサーチを検討されている方で相談されたい方を、ぜひ、お気軽にお声かけください。

https://www.tads-research-supports.com/

本記事も読んでいただき、ありがとうございました。


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