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【ざっくリサーチしき #8】 定量アンケート項目の種類 1

定量アンケートでよく使う設問項目のざっくり知識

ビギナーの方々に、ざっくりとした知識をお届けするシリーズ の第8弾。
(諸事情により、仮説作りの続きは、次々回とさせてください)

アンケートをおこなうときに、「SA」や「マルチアンサー」など、設問項目を設定する必要があります。

なんとなく設定している方や「とにかくマルチにしておけば取りこぼさないので」という声も聞こえてきます。

しかし、設問項目は意図を持って設定しないと、リサーチの目的に沿ったデータになりません。

データに過不足があるということになるので、分析が十分にできなかったり、データが多すぎてデータ整理・クレンジングにばかり
時間がかかってしまうことになります。

過不足ないデータに対して、しっかり分析の時間をかけられるよう、設問項目はきちんと設定しましょう。

今回は、定番の3つを紹介。

  1. SA/シングルアンサー

    • 選択肢から1つだけ選んでもらう

    • 質問文には、「もっともあてはまるもの」など、1つだけを選んでもらうための表現を入れ込む必要がある

    • 評価をおこなうとき、もっとも購入/接触頻度の高いブランドを知りたいとき、価値観や信念を知りたいときなど色々な設問で活用できる

  2. MA/マルチアンサー

    • 選択肢から複数個を選んでもらう

    • 質問文には、「あてはまるものすべて」や「特にあてはまるもの3つ」など複数個を選んでもらうための表現を入れ込む必要がある

    • 直近で購入/接触経験のあるブランドを知りたいとき、生活習慣や実態を知りたいときなど色々な設問で活用できる

    • MAばかりにしてしまうと、回答負荷があがる原因の1つとなり、いいかげんな回答が増えるので使い所が大事

  3. FA/フリーアンサー, OA/オープンアンサー

    • 対象者に自分でテキストを入力してもらい回答してもらう

    • 「その理由を教えてください」「第1印象を率直に教えてください」など、自分の気持ちや実態などの記載を促す表現を設問文に入れ込む必要がある

    • 気持ち、感想、評価の理由などについて、回答者自身の言葉で知りたいときに活用できる

    • FA(OA)は、回答負荷がとても高いため、設定が多いと、途中回答オチやいいかげんな回答を増やしてしまう

    • 回答者自身の言葉が本当に重要な設問に絞って設定する

設問項目の例

SAの例
MAの例
FA/OAの例

※サンプル画像は、上記サイトより引用・加工させて頂きました。問題ある場合は、すぐに誠意を持って対応させて頂きますので、ご一報頂ければ幸いです。



今回は、定量アンケートの設問項目について、ざっくり解説しました。

早く詳細を知りたい方や、実際にリサーチを検討されている方で相談されたい方を、ぜひ、お気軽にお声かけください。

https://www.tads-research-supports.com/

本記事も読んでいただき、ありがとうございました。


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