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楽しいスイーツ🍰厨房編

 はい、こんにちは☀️昨日の続きですよ。


 こうして参拝を終えた私は、善光寺表参道でお土産を買うことにした。普段からお店が充実している通りではあるが、やはり今日はご開帳、いつもに増して活気立っていた。

 え?参拝がどうだったかって?そこを説明しちゃったら楽しみがなくなっちゃうじゃん。せっかくなんだからあなた自身で現地に赴くのが良いと思います。『この先は君の目で確かめてくれ! byファミ通』

 結論としては私は行って良かったと思いました。新参者だけど長野県民のアイデンティティーたる国宝に触れることができたし、パンフレットの解説もわかりやすく、善光寺の行者その由来について知ることもできた。(仕事が嫌だから)いつか信州を離れた時、他県の人から「長野県てどんなところ?名物は?」なんて聞かれた時にも自信を持って答えられるだろう。

 さて、話は変わるが、私の激推しスイーツは花豆です。知ってるかい?好きだって公言する割には、どこの名物なのか知らないので認知度がわからないんだ。

 少なくとも、ここ長野県や私の出身地である群馬では名物扱いされており、土産屋時にたまに売っている。お茶請けとして出されたりすることもある。

 優しくおしとやかな甘み、煮た時に立ち昇る馥郁たる香り、どこか気品さえも感じさせる花豆は地味ながら至高の甘味だ。とりあえずバター溶かしたれぃ!!チョコレートかけたれぃ!!なオラオラ系スイーツとは一線を画す優雅な一粒。

 本堂から出て、ちょうどいいお土産を探してぷらぷらしていた私の目に「花豆の甘納豆」と書かれたのぼり旗が映った。花豆じゃん!しかも日持ちもしそうだ。なんて思い、店に入った。

 簡素ながらも清潔感のある店内では、花豆や胡桃、はたまたピーナッツなどの豆類から作られた甘納豆のほかに、オクラや椎茸から作った野菜チップスも売られていた。

 そしてイチオシと見られる商品の前には試食用の個包装が置かれており、味見をしながら楽しくベストなお土産がチョイスできる工夫がなされていた。

 ちょうど最後の買い物客とすれ違いで入店したので、店内には私1人だった。甘いお菓子も何種類もあるし、野菜チップスもどこか惹かれる、味噌汁に入れると具になるみたいだし魅力的だ。そんなことを考えつつウロウロしていると。

☺️「よかったら甘納豆を試食していきませんか?」

 と、若い女性の店員が話しかけてくれた。

😓「エトー、ア、大丈夫デス」

 ひどい塩対応。

 本当は試食がしたかった!!
 食べ比べを楽しみたかった!!

 なのになんだこの受け答えは!!
 あーーもうバカバカバカ!!!!

 そうなのだ。この私、喪男すぎて同年代位の女性に急に話しかけられるとまともに会話ができない。初期のドラゴンボールを読んだことがあるならこの例えで一発で伝わる、“登場したてのヤムチャ”だ。女の人にビビリ散らしている。男子中学生か。

 中坊みたいなメンタルだなぁおい!!

 もう無理なのだ、中学生の頃のままの精神年齢で肉体だけ成人してしまったから手遅れなのだ。女子が苦手な男の子は私以外にも巷にはたくさんいただろうが、みな積極的に話しかけて恥をかいて反省して少しずつ克服していく。その成長期間を見事にスルーしてしまった。サボってしまったのだ。これまでまともに会話をしたことがない。

 もう外見は大人になってしまっている、つまりスマートな応対が求められる。自分がそれをできないことを意識して余計緊張する。変な冷や汗をかく。そしてその緊張が外に漏れているかどうか不安になる。余計に気持ち悪くなる。ダメだこりゃ。

 てなわけで、店員さんの善意に塩対応で返してしまった私は、どれがどんな味かわからないので1番目立つところに陳列してある袋を2つ手に取り、会計を終えてそそくさと帰った。

 焦って自分の分を買い忘れたのでどんな味かもわからない。まぁでも大丈夫かな?オススメって書いてあったし、喜んでおくれよ。

おしまい

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