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【NY生活から】自分の機嫌は自分でとる

皆さん、こんにちは! 在米27年目、ニューヨークはハーレム在住の指揮者、伊藤玲阿奈(れおな)です。

あくまでも個人的な経験からの考え方ですが、どんなに辛かろうが嬉しかろうと、私は自分の機嫌は自分でとれる生き方を望みます。他の人やモノに自分の機嫌をとってもらう生き方はしたくありません。

私がここで言っているのは「人の話を聞くな」「人など気にするな」という単純な話ではありません。ことさら「自分」やら「個性」やらが大事だと主張したいのでもない。そんなこと以前の問題、あくまでも自分のマインドセットにかかわることです

子供はもちろん大人も褒められることで成長します。それを否定してはなりませんし、良い所をみつけて褒めることは私自身が仕事でも生活でも気を付けていることです。

ただし、「良いリアクションをもらわないと不安になる」「批判されるのを嫌う」といった他力本願な心の周波数を少しずつでいいから手放していくーーそれが幸せな人生を送る大事なポイントだと、これまでの経験から確信しています。

褒められたり批判されたりといった、他人の評価によって自分の気持ちが移ろっていると、苦しみや不安の連鎖、おそろしい依存の世界を見るかもしれません。酒や薬で機嫌を保とうとすればなおさら。

ちなみに最近の私は、「感情を出してこその人間」といった考え方には共感しなくなってきました。

仕事で上手くいかなかった・お金がなくなった・親しい人を失った・・・

どんな局面でも自分の機嫌を損ねることなく、やるべきことを淡々とやれる、優秀な宇宙飛行士のようでいられたら素敵です。

「ありのままの自分」を受け入れつつ、今日も私は宇宙飛行士の訓練を続けます。

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執筆者プロフィール:伊藤玲阿奈 Reona Ito
指揮者・文筆家。ジョージ・ワシントン大学国際関係学部を卒業後、指揮者になることを決意。ジュリアード音楽院・マネス音楽院の夜間課程にて学び、アーロン・コープランド音楽院(オーケストラ指揮科)修士課程卒業。ニューヨークを拠点に、カーネギーホールや国連との平和コンサートなど各地で活動。2014年「アメリカ賞」(プロオーケストラ指揮部門)受賞。武蔵野学院大学大学院客員准教授。2020年11月、光文社新書より初の著作『「宇宙の音楽」を聴く』を上梓。


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