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UXリサーチもスプリントを意識する(RESEARCH Conference 2023感想)

ファッションシェアリング「Laxus」でPdM/マーケをしている古財です。前回Noteを書いて1年以上経ってました笑。これから本格的にNote発信していく予定なのでよろしくお願いします。

前回がLaxus入社前だったので軽く今何やっているか紹介して、本題のRESEARCH Conference 2023感想に入ります。

とにかく量!機能を作る・届けるだけに集中

去年2022年に新卒でラクサス・テクノロジーズ株式会社に入りました。なかなか地元・広島にスタートアップがないので、テレビでLaxusが取り上げられたり、創業者の児玉さんの記事を見ながら、一方的な憧れを持ってました。縁あってインターンする中で「アプリの機能改善や機能の提案」をするのが買われて、マーケティングチームに入ります。(PdMという職種はないのですが、業務はほぼPdMに近いので、便宜上PdM/マーケと名乗ってます笑)

最初は提案することが楽しくて、また上長もそれを期待していたので、「なんとか多くの量を提案しないと」と目につく課題を列挙してまとめてました。今振り返ると当時はプロダクト開発のやってはいけない地雷をたくさん踏んでました。「自分がここ課題だと思うから、ユーザーも思うよね」みたいなスタンスで、提案の質を無視したまま、とにかく機能を作る・改善することだけに集中していました。

PdMとの出会い

ちょうど去年の11月頃、たまたまPdMという言葉に出会って、「自分がやっている業務と同じやん!PdMっていうのか」と衝撃を受けました。これまでマーケティングチームの一員として動いてましたが、機能の提案と改善はマーケティングとは意味合いが違うので、業務内容の説明が難しかったのですが、やっとしっくりくる言葉(役割)に出会いました。そして他社PdMさんのNote記事や対談を読みまくって、どんな考え方をしているか情報収集しました。そして「使われない機能を作らないこと。ユーザーにちゃんと価値が届く機能を開発するために、不確実性を下げること。そして不確実性を下げるためにリサーチをすること。」を学びました。これはプロダクト開発では当たり前なのですが、全くできていませんでした。

リサーチの儀式化、そしてメンバーとのズレ

何よりもリサーチが大事だと知って、社内のN1ヒアリングやログ分析などでユーザーの解像度を上げます。いくつかは実際に施策を打つに至りました。ですが1つ壁にぶち当たっていました。それは、リサーチに時間を費やしすぎて、施策実行までに時間がかかることです。
いつの間にか、リサーチが儀式化してしまって、確実性が高いものでもデータで分析したりなど、やらなくてもいいリサーチに時間をかけて、確からしさが9割くらいにならないと実行しない!みたいになってました。そこから、メンバーとの間でスピード感がかみ合わなくなりました。

カンファレンスの学び

そんな背景もあって、「ユーザーの解像度が高いのに、リサーチに時間を割きすぎて素早く価値が提供できてない。これは勿体ない」という問題意識で、RESEARCH Conference 2023に参加しました。

結論から言うと、atama plus社のデュアルトラックアジャイル開発が一番参考になりました。詳しい開発戦術については以下の記事をご覧ください。

①リサーチもスプリントを意識する

軽く説明すると、ディスカバリートラック(課題・ソリューション探索)とデリバートラック(UI検討・機能実装)を両輪で回す考え方で、ディスカバリートラックが終わったら、デリバートラックに引き継ぎます。
これをスクラムと組み合わせて、スプリントを意識して回していきます。
どうしてもリサーチは、どこまで価値提供できるかの上限を決めてしまうので慎重を重ねてしまいがちですが、1週間で成果を出すために動くスピード感を真似したいと思いました。

②クリティカルな要素を洗い出す

毎週経営陣と集まって定例会を行ってましたが、定例会を活用できてなかったと反省しました。定例会を報告とプランニングの場として活用しようと思います。
1週間の中で課題探索をするには、どの要素が最もクリティカルかを洗い出して、それをつぶして確からしさを上げる必要があります。この要素洗い出しもできてないのでやります!

タスクを停滞させない

デュアルトラックアジャイルは、まだ会社の体制や状況でそのまま取り入れるのが難しいので、まずPdMとして解くべき問題と何が課題かを素早く提示して、デザインチーム・開発チームに実装相談する。自分のところでタスクが止まらないように意識しようと思います。

その他参考資料

今までatama plus社の開発体制を知らなかったので、この際に深ぼってみました。


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