【0円1人旅】お金なんていらない旅をしてきました。出発〜岡崎SA編
京都の片隅からこんにちは。
京都・東京間のヒッチハイク0円旅の様子を
全5編(往路出発〜岡崎SA、岡崎SA〜到着、復路出発〜駒門PA、駒門PA〜到着、総括)で記します。
少し長い記事になります。
ですがドラマのような展開も多々ありまして
是非とも一読して頂きたい。
どうか最後までご愛読のほど、よろしくお願いします。
※記憶と記録を遡りながらですが、すべて実話です。
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先日、関東の美容室で働いている友人と連絡を取ってたら
その友人から
🙋♀️「髪切りたくない?」
と提案されました。
🙋♂️「髪、切りたい!」
と二つ返事であっさり承諾。
ただ、その友達は関東の美容室で働いているため関東まで出向く必要がありました。
しかも日にちは2日後に出立しなければ間に合わない計算に。
🙎♂️「どうしようかなぁ〜。お金ないしなぁ」
・・・・!!
🙎♂️「そうだ、ヒッチハイクで行こう!!!」
そんなノリからヒッチハイクをすることにしました
関東に用事がある
↓
でもお金はない
↓
ヒッチハイクで行こう
常識の範疇だと思っています(常識を疑え)
🙋♂️「でも、ただ普通のヒッチハイクすんのは面白くないしなぁ、、、
もっと自分を追い込んで初めての経験を人と違った形にしたいなぁ
その方が人生のネタになるさーね!!」
そう心の中の僕は呟きました。
いや、叫びました(どっちでもいい)
そこで僕は自分にある条件を設けます
・お金は持っていかない(財布を友達に預ける)
・荷物も必要最低限の物しか持たない(撮影があったのでカメラ機材と傘、スケッチブックとペンのみ)※ミニマリズムになりたい。別の記事にします。
・移動中は乗せてくれる方とできるだけ対話をする(何かを学びたかった)
この3つの条件に則って旅をしようと考えました。
期間は16日午後〜18日終日までの二泊三日。
この期間に帰ってこなければ色々と人を裏切ってしまうという
あるまじき行為を執行しかねない状況下でした。
あらかじめ先方には
🙎♂️「ヒッチハイクするんですが、絶対約束までには帰ってきます!」
とだけ伝えると、快くOKしてくれました。
なんと寛大な人たちなんだと思いながら準備を進め、
居候中の友達に報告する間も無く出発の時間に。
SNSからその情報を手に入れた友達も
🙆♀️「気をつけて帰ってきてねー」
の一言。
周りの理解がすごすぎるなぁと思いながらスタート時間を待ちます。
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そして、とうとうきましたこの時が。
時間の空いていた友達のバイクの後ろにまたがり
京都と滋賀県の県境に位置する音羽病院前まで。
その友達に
🙎♂️「なくすんじゃねぇぞ!」
とだけ念を押し、財布を手渡しました。
(なんか、やってることが逆のような、、、)
そんなこんなで出発です!
まずは山科の音羽病院→大津SAまで徒歩で目指しました
徒歩で歩きながら時間感覚を掴みたかったからです
歩いて約1時間半の山道。
🤔「ヒッチハイクってこのくらい待つのかなぁ」
と頭の中でシュミレーションしながら歩を進め、
17:30に大津SAに到着。
割といい時間についたなぁと思いながら早速スケッチブックを掲げました。
初めてのことにすごくワクワクを覚えるタイプで
ちょっとにやけながらスケッチブックを持っていたんだと思います笑
今考えるとすごく気持ち悪い、、笑
まず最初に掲げた文字は
🙋♂️「東京方面」
ラッキーパンチ当たれば今日中に着くんじゃね?
という安易な考えは30分で打ち砕かれます。
自分の後ろを歩いてる若者が
👨「いや東京まで一気には乗せないわなw」
はっっっ
おっしゃる通りでございます。(というかなぜ気づかなかった)
そこで作戦変更。
次は「海老名方面」
きっと僕は思考回路が一方通行なんでしょう。
🙋♂️「いや、海老名ならいける!!」
その時の自分には変な自信がありました。
今思えば赤面の至りです。
人間とはよく深い生き物ですね(だれ?)
もちろん車の中の人から
😅「あ〜ちょっと海老名は〜」
という感じのリアクションがちらほら。
ということで、
僕はここで地道に進もうと再度作戦を変更。
「名古屋方面」を掲げて待ちました。
名古屋行きを掲げていると
車の中のリアクションも変わり
先ほどまでよりも視線を感じるように。
声をかけられる回数も増えました
👨「どこまでですかー?」
🙋♂️「東京です!!」
👨「おぉ〜そうかぁ!長旅やろうけど頑張ってなぁ」
🙋♂️「はい!ありがとうございます!」
👨「これ、少ないけど、食べてや(唐揚げと飲み物)」
!!?!?
🙋♂️「ほんとですか!?」
👨「ええって!なんも食うとらんのやろー?」
🙋♂️「はい!だけどなんか申し訳ない、、」
👨「なんでやねん!兄ちゃんええか?人からもろたもんは素直に受け取っとき?そのもらったもんは返さんでええねん、見ず知らずの人から受け取る方が勇気いんねんて。受け取ってくれただけでこっちも嬉しなるし、嬉しそうにそれを手に取っとる兄ちゃん見てるだけで俺らは嬉しいねん!しっかり頑張りや!」※みたいなことを言ってた
🙋♂️「(こんなドラマみたいなことあっていいの、、?)ありがとうございます!」
だいぶ噛み砕きましたが、こういうことがありました。
きっとあのお兄さんは僕が寒そうに立っていたのを
お兄さんが大津SAに入った時から見てくれていて
それで僕の分の食料等を買ってきてくれていたんだと思います。
そのお兄さんは滋賀で降りるから乗せてもすぐ降りんねんすまんなぁ
といって颯爽と立ち去って行きました。
これが僕が最初にもらった優しさです。
人ってこんなに暖かいの?と心から感じた矢先に
バイクでツーリング中のお兄さんにも
👨「寒いでしょう?お互い旅人として頑張ろうね」
と1000円を渡されたり、
👩👧「頑張れ〜〜!」
と車の窓を開けて言ってくれたり
なんと言いますか、
語彙力を失うくらいの感動を
まだ1台も乗ってないうちから感じまくりました。
人の思いやりを直に感じるのは日常の生活では滅多にないです
それが当たり前という風潮があるようにも感じます
その中で、ヒッチハイクという日常の外側に出ることで
人の優しさを身に染みて感じることができました
ですがみなさん。冷静になりましょう(お前がな)
実は僕、この時点でまだ車に乗れていないんです!!
(そうだったーってならへんわ)
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時刻はだいたい19時ごろ。
日は暮れ寒さは増し、さらに雨も降ってくるという非常事態。
やばいやばいと思っていた時に目の前に車が止まり
僕の思考回路も一瞬止まり(上手くないわ)
窓が開いて女性の声が聞こえます
👱♀️👩「岐阜までなんですけど乗りますか?」
🙋♂️「はい!!ぜひお願いします!!」
👩「あ、後ろの荷物どかしますね」
きたーーーーーーーーーーーーー!!!!
きゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!
ナンジャコリャーーーーーーー!!(ナンジャコリャあらへんw)
一気に寒さなど忘れ、記念すべき1台目の車に乗せてもらいました。
乗せてくれたのは岐阜から京都に旅行に来ていた姉妹二人組
半年に1回姉妹で旅行に出かけるんだそう。
大津SAで自分の「名古屋方面」を見つけてから
帰り道で途中までは乗せていけるっていうことから
乗せてみようかということになったんだそうです。
初めは大津SAから自分達の降りるところあたりまで
という話だったんですが、途中でSAの方が拾えるんじゃないか
と提案してくれ岐阜の養老SAまで連れて言ってくれました
本当に親切なお二人でした、、、、
車内ではテンションブチ上がり中の僕がマシンガンでトーク
2人とたまに趣味が合い、永遠に口が止まらない僕。
今思えば失礼なこと言ってなかったかなと少し心配になります。笑
すごく話しやすくてとても楽しい移動をすることができました。
また、初めてのヒッチハイクで、
初めて乗車させてもらった記念すべき瞬間でしたので
不思議と時間は一瞬で過ぎて行きました
あの初めてのどうしていいかわからないぎこちなさと、
初めて乗せてくれたという高揚感で
時間の感覚を超えて、約1時間の乗車時間は
体感時間で10分くらいの感覚でした。
降りるときは寂しく名残惜しい気持ちになりましたが
一期一会という言葉があるように
またどこかで会える気がしたので笑顔で見送ります。
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養老SAで1台目と別れ、名古屋方面作戦再開。
養老でも小雨が降っていて
鳥肌が立つほどの寒さの中、1時間ほど雨に打たれながら
養老SAで名古屋方面を掲げていました。
すると、後ろから声をかけられ、、、
👨「あの〜名古屋までですか?」
🙋♂️「はい!!」
👨「自分も名古屋までなんでよかったら乗ってください」
🙋♂️「まじっすか!!?ありがとうございます!!」
2台目は僕と同い年のお兄さん。
関西の大学に通っていて、実家に帰省するため、
地元を目指して走っていたのだそう。
🙋♂️「いやぁあぁ助かりました!ありがとうございます!」
👨「いやいや、こちらこそたくさん聞きたいことがあるので」
養老から愛知県の岡崎まで乗せてくれることになりました
予定では約1時間弱のドライブ。
車内では同世代ならではの会話をたくさんしました
就活のことやお互いの趣味の話、
ヒッチハイクをしている理由や今何をしているか等、
話に花が咲きまくってお花畑☺️
同世代と話すのは久しぶりな気もして
不思議と嬉しくもなりました
岡崎が近付くにつれ、話も熱を帯びてきたときに、
👨「今日ご飯は食べたの?」
🙋♂️「まぁ少しはもらえたよー!」
👨「じゃあそんなに食べてないんだ!ご馳走するよ!」
🙋♂️「え!?!?!?!まじで!?!」
そういう流れで岡崎SAでご馳走してもらえることに。
本当に人って暖かい、、、
しかも、僕がずっと食べたかった名古屋の味噌カツ!!
ゲキのアツすぎてムネのアツにナリのマシタ。。
あの時の感動は今でも余韻に浸れるほど。
本当に美味しかったです(語彙力)
そのあとも2人とも別れを惜しみながら、
👨「時間あったら東京まで連れて行けたのにごめんね」
🙋♂️「何をおっしゃいますの!!ここまででもかなり有難いです!!」
なんてことを言い合いながら
👨🙋♂️「またどこかで会おう!」
と熱い契りを交わして別れましたとさ。
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一旦ここで区切りです!
次の記事は、岡崎SA〜東京到着まで!
こちらでもたくさんのことを学びました☺️
ついに次回、東京到着!!
次回も乞うご期待!!
最後までご愛読ありがとうございます!
Instagramでは写真等も掲載していますので
そちらの方ものぞいて見てください!
ではではまた次の機会に。
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