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IRレポート_004_㈱ メタップス

書籍『お金2.0』の著者、佐藤航陽氏が代表取締役を務める株式会社メタップス。”テクノロジーでお金と経済のあり方を変える”がミッションで、電子決済などのサービスを展開。IRを読んで感じたのは、グループ会社(サービス)の数の多さ。それぞれが独立した事業運営を行うこと、そして事業の特性ごとに4象限(事業規模大・投資フェーズ/連続的成長・非連続的成長)で戦略を変えている点が印象的だった。2018年8月期通期決算説明資料を元にまとめた。

売上高・・・直近でどういう変化があるか

・売上高 211億410万円 前期比1.6倍

営業利益・・・どういう変化があるか

・営業利益 2億1400万円 前期比 ▲4.7億円

好調な/不調な要因を企業は何と捉えているか

①マーケティング事業
国内外のM&Aが増収に寄与。

②ファイナンス事業

安定した国内決済代行事業と電子マネー事業を展開する韓国子会社Smartconがロッテ百貨店などの大型案件を継続的に受注し高成長を実現。

暗号通貨の会計処理の方針変更等に伴い、新規事業への先行投資が収益を押し下げた。

次の年度はどのような戦略を取ると考えているのか

①マーケティング事業
・ メタップスリンクスを中心に、グループデータ連携によるR&Dを強化し、データ関連事業のサービスラインナップ拡張
・日・中・韓でクロスボーダープロモーションに再注力
・国内マーケティング事業を統合し、広告運用体制再強化海外を中心に、サードパーティーアプリマーケットを展開

②ファイナンス事業
・決済サービスに限らず、給与即時払いアプリ”CRIA”など、新たなフィンテックプロダクトの立ち上げ
・ブロックチェーン領域(暗号通貨取引所、暗号通貨決済、DAPPS等)へ積極投資し、ゲームチェンジに挑む

③コンシューマー・その他事業

・pring、タイムバンク、VSbiasなどの非連続成長企業は外部パートナーと連携を強化し事業拡大を図る


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