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コンセプトメイキング①現状把握

理想の暮らしのコンセプトをつくるにあたっての一番最初のステップは、「現状把握」です。実際に私がお客様とのカウンセリングの中では一番重要視しているところです。これなくして、「理想の暮らし」はありえません。

例えば、収納が足りなくて、、、という悩み。
今「服何着くらいありますか?」と聞かれて見当もつかないという方は、収納スペースを2倍にしたとしても、同じ悩みを抱えるでしょう。

足りないのは「現状把握」です。
今服がどれくらいあるのか、それはいつ着るのか、着れるのか、「現実」に向き合い、自分の頭で考えてみる。その体験こそ価値があります。
それを繰り返していくと、理想の暮らしのコンセプトが見えてきます。

具体的には、前回のnoteで書いた3つの視点で現状把握をしていきます。

①住環境(街)
・今どんな街に住んでいるか
・通勤時間は?
・なぜこの街を選んだ?
・この街の気に入っているところは?
・この街の不満は?
・なんで不満と感じるんだろう?
・タイムマシーンがあったらこの街をもう一回選ぶかな?

②住まい方(建物・お部屋)
・今どんなマドリ?(実際に描いてみると面白い)
・御飯作るとき、食べるとき、片付けるとき、使い勝手どう?
・服着るとき、洗濯するとき、干すとき、畳むとき、何か不満ない?
・寝るとき、起きるとき、環境はどう?
・本当はこれやりたいんだけど、できてないってことない?
・タイムマシーンがあったらこの部屋をもう一度選ぶかな?
・この部屋は自分らしい?

③ライフプラン(お金)
・今家賃はいくら?
・何年住んでる?
・なんでこの家賃設定?
・何にいくらくらい使っている?

これは紙とペンさえあればお金もかけずどこでもできます。
なんだ現状を書くだけじゃん、と思われるかもしれませんがその効果は絶大です。書けば書くほど、より「自分」が見えてきます。

いま、目の前にある「現状」は自分が過去にしてきた判断の積み重ねです。すべての価値観が反映されています。それを書き出してみるということは、自分の「なんとなく」の価値感を言語化することです。

そして、単なる「理想」ではなく、「現状」の不満からくる不満のモトを抑えることが何より重要な要素になります。そしてそもそもなぜそれを選択したのかも、記録しておきましょう。一旦良い悪いの判断は置いといて。

これがコンセプトづくりの第一歩かつ、コンセプトづくりにおいては一番重要なところです。

参考にしていただけると嬉しいです。


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