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コンセプトメイキング⑤「施策の満足度」をふりかえる

前回は「施策」について洗い出すことについて書きました。
今回はそれを更に深めるために「施策の満足度」について書きます。
つまり、やってみてうまくいったのか、どう感じたのかということです。

ここでも3つの要素に分解して考えていきます。

「住環境」~どんな街で暮らすか~
例)施策:実際に気になる街を歩いてみた。
 満足度:意外とごちゃごちゃしていて微妙だった。
     ネットと実際の感覚は違うなと感じた。

「住まい方」~どんな空間で暮らすか~
例)施策:インスタでフォローしている人のオススメ家具を買ってみた。
 満足度:オシャレだけど賃貸の空間には合わないなと感じた。
     床の素材が大事なのかなと思った。

「ライフプラン」~どれくらいのお金で暮らすか~
例)施策:家を買うために漠然と貯金を始めてみた。
 満足度:全然たまらず。誘惑に負けて飲みに行ってしまう。

ここのパートでは自分の弱さに向き合うことになるので、前半のパートよりは楽しくないかもしれません。

が、これをやっておくとコンセプトに深みがでます。

人は簡単に自分の価値観や行動パターンを変えることができません。
理想と現状は必ずギャップが出てくるはずですが、それを今までと同じやり方で埋めようとしても無理があります。

なぜなら、今までと同じやり方でやっていたら今頃理想は叶っているからです。叶っていないということは何かを変えないといけません。

それは何だろう、と問うことが超超超重要です。

おそらく正解はすぐに出ないと思います。
自分の中にそういう問いが生まれると、自然とその答えを探すようになるので、感度が高まります。

人と話してたり、歩いていたり、本を読んでいたり、ふとした瞬間に「答えらしきもの」に出会えます。

施策を洗い出したら、それってうまくいったかな、やってみてどう感じたかなということを振り返ると、ただの「体験」がコンセプトの重要な素材へと昇華されます。

その結果、自分らしく本当に実現したいと思うコンセプトに出会えるのではないでしょうか。

次回、コンセプトメイキング最終回です。
ここまで読んで頂きありがとうございます。


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