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テクノロジーの原理 「IoT」 by エシモの備忘録

【この記事を読み終えるまで 約5分】

これはテクノロジーの原理を理解して、少し先の未来を見据えるシリーズです。第二弾は「IoT」。それでは、レッツ備忘録!

1.IoTはどんな必要性を解決するために誕生したのか

→モノの操作を時間と場所の制約から解放する必要性

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ex)室内の換気の自動化、車の運転の補助、車検の自動予約、部屋の掃除の自動化、健康管理の自動化など現状では無くても生きていけるが、あればめちゃくちゃ便利で楽チンな世界が実現される。

・直訳:IoT(Internet of things)=モノの情報通信

IoTで実現される世界は大きく2つの特徴がある
⑴モノの状態管理の簡略化
⑵モノの操作の簡略化


前回の記事でコンピュータは「人の脳の処理を自動化させるために生まれたテクノロジー」で、そのテクノロジーを利用したインターネットは「情報交換の速度を速めるもの」だった。そして、インターネットの革命とは「情報通信の方法を従来のハブ型からクモの巣型に変え、誰もがいつでもどこでも一次情報を相互に交換できる社会の実現」だった。今はインターネットをより社会に浸透させて、昔ながらのハブ型の権威をクモの巣型のインターネットによって溶解してゆく変革期にある。

→インターネットの特徴
・コンピュータ:脳の処理を自動化
・インターネット1:時間と場所を問わず瞬時に情報交換できる
・インターネット2:ハブ型の権威から人々を解放させる

このコンピュータとインターネットのテクノロジーを身の回りのあらゆるものとつなげた世界がIoTだ。コンピュータが車、家具、トイレ、体重計、お風呂場、エアコンに埋め込まれて、スマホやGoogleホーム、アレクサなどと通信可能になる。ということは、モノの状態を一元管理できて、いつでもどこでもデバイスに一声かければ家事や仕事のあらゆる操作が実行されるってこと。

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ex)
・イチゴ農家とIoTの場合:「アレクサ、うちのイチゴ農園のビニールハウスの気温を今日から20度に設定しておいて、あと水やりはマニュアル通り毎日やってね。あ、何か問題が発生したらモニターの映像を僕のスマホに送って、よろしく」「かしこまりました」
・日常生活とIoTの場合:「OKグーグル、あと30分で仕事が終わるから、自動運転車をオフィスの入り口まで呼んでおいて。あと、今日うちに友達が来るからウーバーイーツでピザを4人前頼んでおいて。あ、今から昨日洗濯機に入れておいた服も洗い出しちゃって。帰ってからすぐ乾燥機に入れたいから。あ、そうだ、部屋の掃除も今からルンバに始めてもらっちゃて」「かしこまりした……ピロン♩ただいまルンバを起動させたところ、機能トラブルが発生しました」「え、なんで?原因は?」「モータの破損です」「まじで?じゃぁメーカーに修理の予約取ってくれる?」「かしこまりました」

2.それは最も効率が高いことか

IoTの原理はモノの操作を時間と場所の制約から解放することだった。では、IoTで究極の効率性を求めたらどんな世界になるのか?それは「人間が指示しなくても大抵のことは自動でこなしてくれる世界」だ。人間は究極の面倒臭がりな生き物。できるだけ楽できる環境で生存確率を上げたいのが遺伝子の本音だ。ということは、生活の中で本当はやりたくないけどやらなきゃいけないことを全部IoTが解決してくれるってこと。あと10年ほどで掃除も料理も洗濯も運転も予約も全部IoT対応商品に任せちゃえる時代になっていく。

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3.IoTの現状

IHSマークイット社の調査によると、2018年のIoT機器の出荷数は年間約100億台に上り、この動きは今後も継続すると分析している。また、IDC Japan社の調査では、国内のIoT市場の規模だけで2022年までに12兆円近くになると予測している。言語の壁が要らない分野ではグローバル展開も当然狙うだろう。
爆発的に拡大する一方で大きな課題があるのも事実。社会が抱える少子高齢化による労働者不足に対応するため、あるいは自由な働き方を実現するためのツールとしてIoTを活用するために、利用者として利便性だけを享受するのではなく、セキュリティ面などの課題を理解し対策をとることが大切だ。(参考:https://www.softbank.jp/biz/future_stride/entry/column/20191119/)

いつの時代もテクノロジーを使う側の人間の判断が問われるのも一つのパターン。人類の救世主が人類であるのと同時に、人類の脅威も人類だ。


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次回は5Gについてまとめます!

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