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マクロよりミクロ。 #投資家の思考法 を磨くために日々精進しています

Shimoyamaさんのこのツイートを拝読して #投資家の思考法  この本の付箋を付けた箇所を読み返してみました。

36ページから始まる”問題解決が複雑化している”(第1章 お金に困らなくなる2つの方法)で次のように指摘されています。

モノがあふれる現在の先進国では、顧客の抱えた問題が「機能」という具体的かつ画一的なものから「意味」という抽象的かつ多様なものに移っているのです。

このような意味的価値の世界では、顧客の問題は「解決」する前にまず「発見」しなければなりません。

課題、問題を「発見」するには、どうしたらいいのか。全体を見ること、マクロで捉えることも重要だと思いますが、それが具体的な「発見」につながるでしょうか。

投資を通じて自分が関わっている会社、興味を持った会社を眺めてみる際にも「発見」は非常に重要なイベントです。

絞り込んでミクロなアプローチの方が「発見」に至れるのでは、と考えています。絞り込むには、自分で選び取ることが大切になってくるでしょう。

Shimoyamaさんのツイートでいくと「不要なものを捨てる」に該当しそうです。ここがキモになるのかもしれません。ここで自分の意志が試されます。

誰かのアイデアに委ねてしまう、そういう選択肢もあるでしょう、でもここで自分で選んでみるのが大事だと思います。自分の直感で選んでみる。ちょっと違うな、ということがあっても捨てる、というか、選ぶんです。

自分の選んだ対象を調べてみるとき、大事なことはその価値がどうやってつくられているか、です。それがどのくらい価値になるのか、意味を持つのか。事業の場合、どのくらいの売上になって、どのような利益構造になっているのか、投下される資本はどの程度か、それを実績等の数字から掴み取ってみる。事業の経済性とはこうしたものだと考えています。残念ながら株価等の市場の評価を眺めていてもそこには至れません。事業の経済性について何かを発見することはまず不可能です。

事業とその経済性に様々なケースで触れるためには「ミクロ」なアプローチは必須になってきます。先ほど書いた通り、違ったなあ、見当はずれ、ということは何度も起こり得ます。でも、それを嫌がったり、恐れていたりしていては、投資家の思考法が磨かれることは無いでしょう。そういう失敗もありながらの積み重ねだと思います。

毎月買い増している投資信託の月次レポートを眺めながら、月に数社のペースで投資先の業績や財務を追いかけています。「この会社は面白そう!」そう考えて調べてみたけれど、アレレ?と思うこともあります。それでも、調べ続ける。

そうやって調べてみたことを積み重ねていると、分析の視点やアイデアが増えていくのを実感しています。自分自身の「投資家の思考法」には、まだまだ磨ける、強化できる部分はたくさんあるんですよね。どこかに最高点とかゴールとかそういうものがあるわけではなく、積み重ねれば積み重ねただけ新しい何かを得られる、それが「投資家の思考法」だと考えています。

だからこそ、続けていく、精進することに意味があると感じています。

このポッドキャストで 「月次レポートを理解するために、何を学べばいい?]
という質問に対して答えてみましたが、それに対する補足的な意味でこの記事をつくってみました。

昨日の記事でも、投資家としての「学び」について書いています。

日々の精進の様子をマガジンにしています。覗いてみてください。


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