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アクティブファンドへのエール

こないだご紹介した楽天証券さんのオウンドメディアでのインタビュー記事に続いて、新しいインタビューが公開されました。記事にある通り、2020年3月26日。写真もある通り、インタビュアーの方とFace-to-Faceでお話したものです。

この2つのインタビューを通じて「アクティブファンド が好きだあーーー」ということはご理解頂けたものと思います。ただ、アクティブファンドなら何でも好きか、というと、全くそうではないこと、好きなファンドについての私なりの判断基準があることも読み取っていただけたのではないか、と思います。

私なりの判断基準」を太字にしました。より強調するならば「私なり」、言い換えると、「私だけの」ということです。2つのインタビューでは具体的なアクティブファンドの名前を幾つも挙げました。そのことについて、どうしても、是非ともご理解していただきたいことがあります。

それは

自分の保有しているファンドをおススメしているわけではない!

自分の保有しているファンドをおススメしているわけではない!

自分の保有しているファンドをおススメしているわけではない!

ということです。非常に大事なことなので3回書きました。

「これが正解かもしれない」なんて具合にお読みになったとしたら、それはきわめて大きな間違い、誤解です。

昨日ご紹介した本。その最初の方にこんなことが書かれています。

自ら明かりを燈せ。つまり、他の誰かがつけてくれた明かりに従って進むのではなく、自らが明かりになれ

2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義』

私が今保有している、毎月買い付けているファンドは、私が自分で見つけた「明かり」です。しかし、これが貴方を導く「明かり」とは限らないわけです。自分自身で、調べて、考えて、想像して、自分にとっての「明かり」となりうるか、自分でご判断していただきたいのです。

ご検討の結果、インデックスファンドがいいや、というのも一つの「明かり」だと思いますし、それは人それぞれだと思います。

正しいか、間違っているか、正解か、なんてものはどこにもない、私はそう考えています。佐渡島さんの言われる「正解主義」に囚われないで。呪縛から抜け出して欲しい、そう切に思います。

今の自分のポートフォリオ、資産(それはもしかしたら、家族に引き継ぐことになるかもしれない)の中身は、出来うる限り、自分の意思を反映させて、その意味を確かにしておきたい、そんな「私だけのもの」と考えています。現状に至るまでの過程含めて、今現在の私のポーフォリオ、investmentに、私の考え方を詰め込みたいんですよね。私が仮にいなくなった時に、それが感じ取れるように。

そこで最も大事にしたいことの一つが、信頼できると判断した「人」に託す、ということです。価値をつくりだす、つくり続ける可能性を持つ会社を探し出してくれると信頼できる「人」、そうした人たちが集まったチームに。もちろん、時には期待とは違うこともあったりします。でも、そこにこそinvestmentの醍醐味があるのだろう、と今は思っています。ですから、私が、今現在、資産の管理を託している人たちに、ずっと託し続けるとは限らないのです。私自身が、違う!と感じたらお別れすることだって十分にあり得ます。

だから、でも、でも、だから、アクティブファンドなのです。

それが私が見つけ出した、私にとっての「明かり」なんですよね。

もう一つ、アクティブファンドに特に期待を寄せていることがあります。毎月、「投資信託事情」という業界側の方が多くご覧になっている月刊誌に寄稿する機会を頂いています。最新号の表紙です。

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タイトルは「投信業界よ、今こそ希望の光を灯すとき!」としました。

私が業界の皆さんに伝えたいメッセージは

「投資先の会社がより明るい未来のために奮闘している様を、
具体的に発信して欲しい、投信会社に」

というものです。とりわけ大きな期待を寄せたいのが、投資先をどっしりと構えた判断基準で投資先を厳選しているアクティブファンドです。これからしばらく、単に業績の数字だけを見れば苦しくなるようなニュースが続くことが予想されます。それは目下の経済状況からすれば止むを得ない面がありますし、そこで下を向いていては困るんですよ。しっかりと顔を上げて現状に立ち向かい、未来をつくらなきゃいけない。その主体となるのは、会社です。そんな会社の皆さんの奮闘する様をファンドマネジャー、投信会社の皆さんはご覧になっているはずです。そんな発信、情報提供を積極的に増やして欲しいのです。これが出来る、より近い位置にいるのがアクティブファンドだと私は考えています。もちろん、その意思さえあるのなら、インデックスファンドでも行動は可能だと思います。

奮闘する会社の様を積極的に広く伝えようとするファンドマネジャー、投信会社の発信、情報提供が、「株式投資なんてギャンブル、お金持ちのすること、私には関係ない、難しい」「投資なんかおやめなさい」といった奇妙キテレツな偏見を覆す一歩になるんじゃないか、と私は「妄想」しています。

アクティブファンドに関わる皆さんに期待しています、

この先の世界を想像して、目一杯想像力を働かせて、「価値」をつくりだす、その可能性を大きく秘めている会社を、探し出してください、そして、その関係者となれるように導いてください、

そうして探し出した会社の様を、その会社に見た未来を、語ってください、発信してください、投資家に、社会に伝えようとしてください、

これが、私のアクティブファンドへのエールです。

私のこれまでのInvestmentの過程について、昨年の今頃につくった記事です。かなりの長文です。

ちょうど1年が経ったので、この連休で最新版をつくってみようと考えています。少し分量は絞ろう、そう今は考えています。兎にも角にも、お楽しみに!

新しい「自己紹介」をつくりました!

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