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「もっとわかりたい!」が沢山あること

#ゆたかさって何だろう  

何を書こうか、と色々考えてました。なかなかアイデアがまとまらないなあ、って。であれば、この企画を催されている #ひふみ投信  のイベントに参加して練ってみよう! そう考えて、こちらのオンラインイベントに参加しました。

岡田さん、小林さん、前田さんのお話、それぞれ大変個性のある貴重なものでした。

小林さんからは「好奇心を持つこと」の大切さを、前田さんからは「夢中になること」、それは自分の夢であってもいいし、誰かの夢でもあっていいし、それがいつしか繋がっていくこと(今放送中の朝ドラ #エール  でもそれを強く感じます)のステキさを、あらためて気づかされました。

岡田さんのお話は圧倒的、圧巻でした。涙が自然と湧いてきました。

環境問題に取り組む活動から「見えない資産(資本)」、信頼や絆、愛着、生き甲斐、なんと表現したらいいのかわかりませんが、そこに至った過程。

お話の中で、何度も繰り返し強調されていたのは、次世代、子供たちにどんな社会を届けるのか、という視点です。その一つの具体策としてあげられたのが、自分の頭で考え、自分の足で進んでいけるような選手、大人になるための育成のメソッドでした。そのベースにあるのは、サッカー日本代表監督としての経験。曰く「今のままではW杯でベスト16どまり」だと。そして、育成を通じて自立を体得した選手が活躍する場、そして、そのチームを温かく応援するためのインフラ、そして、支援者の輪を広げるために、今治で奮闘されている。その底にある理念、哲学、それを具体化するためのリーダーシップ。

何よりも絶えず挑戦し続けるその前向きな姿勢がビシビシと伝わってきました。リスクを受け入れてチャレンジする事業家・起業家がいるからこそ、社会は良くなるのだ、という先輩経営者の言葉が支えだと仰っていたのもとても印象的でした。

このイベントを視聴してみての気づき。

それは

知っているけど、わかっていなかった。

ということです。

FC今治 のことを知っていました。でも、わかってなかったです。

ビリギャル のことを知っていました。でも、わかってなかったです。

ごめんなさい、SHOWROOMは名前しか知らなかったので、「知らなかった」と言うべきでしょう。

お三方のお話をお聴きして、もっと知ってみたい、わかりたいな、って思ったんです。

ちょうど、今週、最所あさみさんがこんな記事をつくられてました。

しかし本当の意味で「わかる」ということは、「知る」とは別の何かなのである。

なるほど〜、そうだなあ、って思いました。

「わかる」に辿り着くまでには、自分の体験を積み重ねることが必要です。で、多分、多くの事柄において、「わかる」というゴール(それは「悟る」という境地かもしれません)って実は無いのかもしれない、ということです。「わかろう」としている、「わかりたい」って考えていることがずっと続くことなのでは、と。

でも、「わかりたい!」って考えて色々な人、コト、モノに触れる過程って、楽しいことが多いと思うのです。聴いている話の内容がドンドンと入ってきます。時には「えー、今までのはなんだったの?」と落ち込んだりする発見や気づきもあるかもしれません。でも、それでも、もっと「わかりたい!」って考える対象を持っていること、そうした対象がたくさんあるってことは、とてもゆたかなことだと思うのです。前田さんのお話しされていた「夢中」な状態とも思うのです。

で、そういうふうに「もっと、わかりたい!」という姿勢が続いていると、おそらくですが、自分自身の何かが変化している、「かわっている」んだと思います。考え方やものの見方、捉え方が徐々にかわっていく。別におかしなことではなく、自然の流れ、それはむしろ、とてもゆたかなことではないでしょうか。

知識を沢山持っていることはとても大事だと思います。それが多ければ、「わかりたい」と感じる対象の母集団を大きくしてくれるでしょうから。でも、実はとても大事なのは「もっとわかりたい!」という好奇心なのでしょうね。このイベントでの小林さんがその姿勢をとても鮮やかに示してくださっていました。そういう意味で好奇心はとても大事ですね。

自分の体験を通じて「わかってきたこと」が次の「もっとわかりたい!」になるようなものを沢山持てること、そして、振り返ってみた時に「結構、自分って変わったなあ」って感じられること、それが「ゆたかさ」なのだろう、と思います。


私自身の体験です。自己紹介 にもある通り、2003年から投資信託を通じた株式投資で資産形成に取り組んでいます。このコンテストを主催の #ひふみ投信  にも10年以上お世話になっています。

株式投資を始めた頃、株価が毎日騰がったり下がったりすること。

それは知ってました。

でも、わかってなかったんですね、「株式投資」のことを。

もっとわかりたい!って考えるようになりました。

本を読んだり、人の話を聞いたり、たくさん。たくさんのお話しや出会いを経た今でも「わかった!」という場所には到着できていません。でも、もっとわかりたい!って気持ちは続いています。

これまでの過程で自分の考え方がかわってきたことはハッキリと自覚しています。株式投資のスタイル、お金を託す投資信託、その過程で色々とかわってきました。おかげさまで、株式投資による資産形成は順調です。お金で示される数字で豊かになっているのは確かです。

ただ、それ以上に、もっとわかりたい!から感じたことや考えたことで色々とかわってきた過程にこそ、より大きなゆたかさを感じるような気がします。

私の身には他のコトでも同じようなことが起きています。例えば、愛する #FC東京  。もっとわかりたい!という気持ちがその起点でした。FC東京とのこれまでの過程を思うと、ゆたかさを感じます。

もっとわかりたい!が続くことで、自分の何かがかわっていく、その過程。

何か一つでもこうしたものがあること、それがゆたかさだと思いますし、こうした対象がたくさんあれば、もっとゆたかなのだと私は思います。

これから将来、どんなコトに出会うのだろうか、その中からどんなコトに自分自身が「もっとわかりたい!」って感じるのだろう、そう考えることもゆたかさの一部なのでしょうね。

トップの写真はカブトムシの幼虫です。この幼虫が全く違う姿の成虫に変態します。「もっとわかりたい!」を沢山持つことが出来れば、大きくかわれる、ゆたかな人生を過ごせるのではないかな、と思ってこの写真をトップに選びました。

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