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四季報写経会に参加したら、新しい価値創造の期待、妄想を抱くことができた話

2024年6月22日、都内で開催された四季報写経会に参加してきました。

#四季報写経  とは何ぞや? と疑問をお持ちになった方、四季報写経ウーマンさんのこの記事をご覧になってみてください。

会社四季報に掲載された1社、1社のデータをExcelに自分でタイプして打ち込んでいく、それが四季報写経です。

写経会で実際の写経を始める前に、四季報写経ウーマンさん、平田さんから簡単な説明がありました。

その説明のなかで、ただ機械的にタイプしていくのではなく数値の持つ意味、関連性を想像してみることをオススメされていました。

”ただ書き写せばいいというものではありません。
すべての言葉、数字に疑問を持って写経して初めて効果が出ます。”

これはホントその通り!と思います。

その一方で、今回実際に写経してみて感じたのは、いくつか写経を重ねていくことで研がれていく意識というか感覚というか、そういうものがありそう、ってこと。

最初はテンプレートに言葉、数値を転記していくだけでも結構な意義があると思います。それを蓄積することで疑問が生まれる、増えてくる。そんな感じです。


四季報写経のオリエンテーション、開始

参加者全員で、四季報写経ウーマンさんのガイドで最初の写経を始めました。

写経したのは、 #フューチャー  さん。

写経会の会場を貸してくださったのがフューチャーさんでした。

恥ずかしながら会社のお名前だけボンヤリと記憶している程度でした。

テンプレートに沿ってタイプを進めていきます。

後半の材料記事をタイプしていて、!と驚かされたのが

24年3月買収のリヴァンプ

という記載。リヴァンプさんってフューチャーさんと一緒になられたのか、と。

https://global-assets.irdirect.jp/pdf/tdnet/batch/140120240318555220.pdf

初めて知る事実でした。こういう発見が得られるのか、と感じました。

四季報写経ウーマンさんのテンプレートにしたがって、フューチャーさんの写経は終了。

実際に写経してみると打ち込んでみたからこそ得られる感覚、ちょっと表現は難しいのですが、何も手で触れていなkった数分前とは何かが違う、そんな感覚です。

このオリエンテーションでは、フューチャーさんの社員さんとのQ&Aセッションもありました。質問がたくさん寄せられたのが印象的でした。

どんな方が参加されていたか(僕の印象)

個人投資家の皆さんがご参加のイベントにお邪魔することが日常的に多いのですが、それらのイベントとの決定的な違いは 若さ でした。

参加前からその想定はしていましたが、やっぱり若い人が多かった。女性比率も高かったように感じました。

こんな感じになった、なっている理由を推測してみました。

イベントを主催されたお二人の若さがそれを実現していたのだろう、というのがまず第一です。

2つ目は、株式投資家だけではなく、もっと幅広い関心、興味が参加動機になっているのでは、ということです。就職、転職先を考える人、新しい事業機会のヒントを得たいビジネスパーソンや起業家の皆さんが多く参加されている印象でした。

僕のような株式投資家さんもご参加されている様子ではありましたが、どちらかというと少数派だったのでは、と推測します。

僕が写経した10社

事前に写経する10社を選んでおきました。

5社は、実際に株式を既に保有している会社です。

最初の1社に選んだのは #note さんです。

四季報写経の存在を知るきっかけになったのは、noteの平野さんのポストでした。

平野さんに感謝しつつ写経しました。

10社のうち残りの5社は、保有している投資信託の投資先から選びました。

コメントは四季報写経後の個人の感想です。

投資信託で関わりある投資先の「メンテナンス」と相性が良さそう!

実際に写経する前から仮説として持っていました。それが今回の写経の実践で、その仮説が強くなった感じがしました。

僕自身の「メンテナンス」にも四季報写経、取り入れてみることを検討します。

四季報写経は「実体」に手を伸ばす第一歩、入口


四季報を読むことで、日本のすべての上場企業(約4,000社)の業績や、事業の特徴を効率的に学ぶことができます。

ここで「事業」という言葉が出てくるところが素敵だと感じました。

テンプレートには株価(市場の評価)に関連した項目ももちろんあります。しかし、主になっているのは事業の内容であり、業績です。

最近出会ったTOTOさんの初代社長、大倉和親さんの言葉です。

良品の供給、需要家の満足が掴(つか)むべき実体です。此の実体を握り得れば利益・報酬として影が映ります。利益という影を追う人が世の中には多いもので、一生実体を捕らえられずして終わります。

大倉さんは、利益を「影」と表現されていますが、これは事業家、起業家、会社の中の人から見てのことだと思います。

会社の外側にいると、業績や財務に触れることで、その実体に手を伸ばす第一歩になると思うのです。

消費者向けのビジネスであれば、その商品・サービスを体験してみることで実体に触れることは可能でしょう(超高額なものは無理ですけれど)。

しかし、B2Bの商品、サービスだと手掛かりが少ないものです。仕事で関わりのある業界であれば実体のイメージは持てることがありますが、関わりが無ければピンと来ないことが多いはずです。

四季報写経で、上場会社の実体を掴もうとする第一歩になると思います。第一歩、入り口ですね。そこから決算短信、IR資料。有価証券報告書へと広がっていく。

そうすることでイメージがクリアになり実体により近づけるものと思います。

事業、その事業が創り出す業績、業績が積み重なってできた財務。

「影(株価)」ではなく、実体により大きな関心を向ける人が増える。

そうすることで、新しい事業が生まれたり、価値を見極め探究する投資家が増えたりする。

投資される側、投資する側、その両方にポジティブな影響が生まれるだろう。新しい価値が創造されるだろう。

四季報写経はそんな未来づくりに寄与してくれる。そんな妄想が膨らみました。

以下は、サブスクメンバーさんへのおまけです。

リヴァンプさんの思い出


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