牛乳とアンパン

皆さん今日もお疲れ様です。

斉藤和義が「人の疲れに『お』をつけて『様』までつけて」と歌っていたが、日本語は本当に面白い。ジョンレノンの1番好きな日本語は「おかげさま」らしい。理由は誰に感謝しているわけでもないのがいとをかしだそうだ。いやぁイマジンがすごい。

noteを始めようと思ったきっかけは彼女からポロッと「noteしてみたら？小言多いし。」と言われた事がきっかけである。

いや、ごめんね！？別にはけ口にしてた訳じゃないのよ！？

まぁ、ちゃんと聞いてみると、「小言が面白いから」だってさ。本当優しい女の子でフォローが上手。

サッカー選手だったらスイーパーさせたい。

バンドだったらベースしていただきたい。

小さい頃「面白い」と言われるのは自分のセンスを褒められてる気がして嬉しかった。「優しい」は最悪である。なんっにもない人にかける言葉だと思っている。「優しい」と言われるに越した事はないけど、「優しい」ってある程度当たり前じゃない？
それと、「優しいと思われたい」人は急に卑しく感じる。「面白いと思われたい」人は可愛げがある。人にどう思われたいとか考える時点で他人から魅力的には映らないかもしれない。
「マカロニえんぴつ」なんて「魂の無いandymori」じゃねぇか。エモいとか思われたいんだろどうせ。何も惹かれないのになぜ人気あるんだよ「センス」の授業を必修科目にしろ文部科学省。
センスない音楽を好きなやつは全員中卒だとわかる社会作れ。

こういった小言は彼女の言う「面白い小言」には入らないだろう。

んー、じゃあ。

「ミニストップで寝てる長距離ドライバー全然ストップがミニじゃないなぁ！！」

こういうの？

「「大丈夫だろう」の「だろう運転」じゃなくて「飛び出してくるかもしれない」の「かもしれない運転」をしましょうって言うけど、「飛び込んでくるだろう」って注意することもできるだろう！！」

こういうの？

「「めでたい」から鯛料理を食べようって言うけど「死にたい」とかでも鯛料理になってしまうから無理して鯛じゃなくてもいいだろ！！」

こういうのか？

まぁ彼女に嫌われない様に小言はこういった場で吐いていきたいね。彼女に言う理由は理解力があるからボソッと言っても伝わってくれるんだよね。

しかし、伝え方が丁寧でなく脳のフィルターを通さずに言葉を発して伝わらなくハワハワ(自作オノマトペ)する時がある。

この間、彼女と福岡城跡の夜桜を見に行った時にも、後ろを歩いていた「シルエットが裸の時と服着てる時一緒じゃない？」と言いたくなる様な、ズボンをピッタリで履いてる男女が「チル」という言葉を連呼してた。死語かと思っていたから久しぶりに聞けて面白かった。
そして、脳のフィルターを通さずに、「いや、桜見に来てチルはちょっとなぁ」という小言が出たのだが一発で伝わらず恥ずかしかった。
確かにわかりづらいかと思い、「受験前の生徒に廊下滑るから気をつけろよーって言うみたいな感じで縁起がね」って補足を付けても伝わらなかった。
その場面でその言葉はダブルミーニングみたいになって禁句になるよ！って事が言いたかったのだが。

これは完全にこっちに非がありアマチュアで小言やってる者として非常に程度の低い事をしてしまったと思う。多分正解は「いや、桜見に来てチルって言うのは桜が散るみたいでいやだなぁ！」まで言うべきである。いやぁ伝えるって難しい。

今日も職場で伝わりきれず恥ずかしい思いをしてしまった。

新しい職場では割と元気のいい生徒が多い。
僕は生徒指導部に入ってるので問題行動の通報があれば革靴に想定外のオーバーワークをする事を伝えてから走って現場に向かわなければならない。

今日の朝、アパートの近くで元気な子がいると通報が入った。
放課後の時間帯にも同じ場所で目撃情報があることから上司と放課後に張り込むことになった。

「いやぁ、こんな事してると刑事みたいでワクワクしますね」

「そうやなぁ。絶対ホシを挙げるぞ」

と、上司も刑事ごっこに乗り気である。

「先輩。牛乳とあんぱん買ってきますよ。これから長丁場になりそうです。」

「いや、俺昼飯食ったから大丈夫よ。」

おや？晴れてた空に雲行きが怪しくなったぞ？

「いや、やっぱ今は牛乳とあんぱんじゃないですか？」

「おれ牛乳飲まないんよね。小学生の頃から。」

ええええええええええええ！！！！！？？？？

会話の雲行きが怪しいとは思ったが、案の定突然のスコールである。

ホシとか言うのに、そこはわからんのかい！張り込みのセットやろ！牛乳とあんぱんは！
てか、世代でいうとあんた寄りやろ！
てかてか、185ぐらいありそうな高身長で牛乳飲まんのかい！！

伝えるって難しいですね。

もしこれでクスッと笑えて頂ければ嬉しいです。

て事で、こんな感じでnote書いていきます！

「おかげさま」で楽しいです！