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チャツウッドのRSLは、レストラン、パブなどのほか、ポーカーマシンやスロットマシンなどのギャンブルスペース、それに大小の集会スペースがある。

シドニーには地域ごとにRSLクラブという施設がある。
Returned and Services Leagueの略で、オーストラリア国防軍で過去に活動した、または現在活動している人々の支援組織である。

日本人からするとちょっとその名前に重そうな雰囲気を感じてしまうかもしれないが、施設自体がそんな堅くて重い空気に包まれているということはない。それが良いか悪いかという議論をするに値するかどうかも含めて現状を受け入れるのがオーストラリアだと思うが、個人的にはとても素敵な娯楽施設だと思うし、沢山の人がそういう感じで利用しているように思う。

その利用は会員と会員帯同の身分証明のできる人物に限定されている。それもまた重い言い方だが、会員が連れてきた何らかの身分証(免許証とかパスポートとか)を持っている人間はどなたでもどうぞというスタンスだ。俺は3年前に10年会員で申請したから2027年まで会員として利用できる。

チャツウッドのRSLは、レストラン、パブなどのほか、ポーカーマシンやスロットマシンなどのギャンブルスペース、それに大小の集会スペースがある。どこの地域もまあそんなところだろう。ノースシドニー地域のキャメレーにあるRSLでは昔スカッシュコートがあったのだが、今はジムだけになっているようで残念だ。

俺にとっての利点は「飲食」にほぼ限定される。
ギャンブルスペースでの利益が還元されるようで巷のパブレストランより若干価格が低く設定されている。

飯が安い、酒が安いとなれば自然と足が向くと言うものだろう。最初に支払う会員費の分(10年分25ドル/2020年現在)などほぼ無いに等しい。

俺のお気に入りは$10ランチのビーフバーガーと土曜日の$15ステーキ250g(ビール付)。写真は一昨日食べたビーフバーガーだが、これは当たりの日だった。めちゃめちゃ美味かった。俺の写真技術がもっと優れていれば味の詳細までお伝え出来ただろうが、拙くてごめん。

ギャンブルスペースがあることとの関係は定かではないが、残念ながら日によって当たりはずれがある。ビーフパテに塩コショウが多すぎたり、フライドポテトが冷めかかっていたり、量が少なかったりすると外れだ。ちょっとげんなりしてしまう。しかしそれも含めてオーストラリアなのだから、運命を受け入れるしかない。

ただ、一昨日のは素晴らしかった。当たりの中でも上位の当たりだった。ビールまで飲めれば最高だったが、午後のお稽古もあったから自重した(当たり前…でもないんだな。ビール1杯くらいで怒る人はいない)。バーガーで見えないがその背後はポテトで埋められている。ちょうどいい塩加減の揚げたてのポテトだ。不味い要素はどこにも存在しない。

勿論全ての物事には両面あるので難点がないわけではない。
日本人にしてみれば量は多いし、カロリーも高い。
「太る」かどうかの可能性を問われれば、それを強く否定することはできにくいと考えられる。

ただ、美味い。


午後6時になると音楽が鳴って、全員起立の上、戦没者に対して1分間の黙祷をするらしい。この場に行きあたったことが無いから実際にやったことはないが、これもまたとてもいいことだなと思う。どこぞの国とは違って。




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