見出し画像

というわけでビール3本目。

地元の市長主催のサマーセレブレーションイベントがチャツウッドのコンコース内のファンクションで年末に執り行われた。

毎年やっているのかはわからないが、メールで市長から招待状をいただいたので参加することにした。

受付で配られた俺の名札には、名前の下に地元のアーティスト、と肩書が書かれていた。地元のならず者とか、やっかい者と書かれてなくて良かった。

オーストラリアに単身で移り住んで、アーティストとして永住権を許可(当時もレアだったが、今でもレアだと思う)していただいて、チャツウッドを地元として日本の書道を紹介してきた。近しいみなさんはご存知だと思うが、ここまでの道のりは決して順風満帆とは言えない道のりだった。本当にそうだった。

マンガ『ばらかもん』で半田君は五島列島に流されたが、れん君は赤道をはるかに超えて南半球にまで流れてきたのだ(誰かに流されてきたわけではなく勝手に流れて来たのだけども…)。国も違えば言葉も違う。文化も習慣も全く違う。身寄りもない他国に行って一から生活を始めようと思えば困難は当然だろう。それは長い時間の経った今でも変わらない。

こうして地元ウィロビーの市長から「Local Artist」としてイベントにご招待いただくのは本当に感慨深いものだ。誰でも味わえるというものではないと思うし、これまでのことを考えるとしみじみとしてしまう。この気持ちに共感していただけるととても有難い。

これまでのところ会場では他に日本人の姿は見当たらない。
コミュ障でボッチ感満載なのは何ともしがたく…。

というわけでビール3本目。

この記事が参加している募集

イベントレポ

英語圏で書道を紹介しています。収入を得るというのは本当に難しいことですね。よかったら是非サポートをお願い致します。