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花が咲く件

RENCLUBはシドニー唯一の日系書道団体なので書道展も開催する。

展覧会をしていると大変ありがたいことにお祝いにお花をいただくことが少なくない。いただいたお花は展覧会終了後は教室に引き取る。

今教室にあるのは7年前の個展でいただいたシクラメンの鉢を始めとして、胡蝶蘭の小さい鉢が3つ、大きい鉢が1つある。蘭たちも3-5年教室に居てほぼ毎年蕾を付け、花開き、みんなの目を楽しませてくれる。

シクラメンにできた種を発芽させ、いくつかは会員の方の所へ嫁にも出した。教室にまだ2鉢あって小さいがゆっくりと育っている。

以前いただいたサボテンやガジュマルの鉢はダメだった。ガジュマルはかわいそうだったので知人に引き取ってもらった。環境が彼らにとって良くはなかったのだろう。陽光はビルからの反射光しか当たらないし、室内は空調で年中涼しい。いや夏は凍えるほど寒い。

シクラメンや蘭は世話がいらない。ほったらかしだ。
シクラメンの鉢には週一回だけたっぷり水を、蘭には月末に一回だけたっぷり水をやるだけだ。他はなにもしない。ほったらかしだ。

せっせと世話を焼くほうが相手をダメにする場合がある。
実家の母親なんかは水を遣り過ぎたりするからうまくいかなかったりする。

彼等が毎年花を咲かせるのはほったらかしが心地いいからだと思う。
毎日ぜんぜん干渉されない。適当な時に水をくれる。
咲いたら咲いたでみんなから褒められる。

ただただ気ままに咲くだけ。





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