【簡単レシピ】デンマークのりんごケーキ@料理リレー
おうちベーキング、いきなり2回目から番外編です 笑。
料理研究家 脇雅世さんのご提案から始まった #料理リレー 。
世界中が危機感であふれている毎日です。
(中略)おうちで過ごす時間が長くなりました。
こんな時に皆さんと料理でつながることができたらと思い「料理リレー」を試みたいと思います。
いつもお家にある材料で簡単に作れる一品を紹介します。わざわざ買い物に出なくても済む、料理作りのヒントになれば幸いです。
料理を生業とする私達から、ご覧いただいた皆さんがハッピーになることを願って。
ヒュッゲの会を主催する私のところにも、バトンが回ってきました!
豊かなおうち時間になるようにという願いを込めて、おうちベーキング記事を始めたばかり。
明るい時間を作る料理の力を信じて、私からはデンマークの家庭のおやつ、りんごケーキをご紹介します。
りんごケーキ(Æblekage エーブルケイ)
デンマークではフルーツを煮たものをよく食べます。スープとコンポートの中間のような、フルーツを甘く煮て少しとろみのあるもの。今回ご紹介するのは「りんごのお粥(Æblegrød)」と呼ばれる煮りんごを使ったおやつです。
ケーキという名前ですが、煮りんごとザクザクした食感のクリスプを重ねた、トライフルのようなデザートです(オーブンは必要ありません!)
デンマークでは一家に3本りんごの木があると言われるほど、りんごはデンマークにはなくてはならないもの。生でももちろん食べますが、サラダや料理、お菓子にもよく使われます。りんご酢もとってもポピュラーです。種類も豊富で、酸っぱくて小さめ、硬めの調理用りんごも数多くあります。
このりんごケーキはヒュッゲの会でも何回かお出ししていますが、いつも大人気。お腹いっぱいだから、と言っていたゲストが思わずお代わりしてしまうほど。火を通したりんごが苦手、とおっしゃるゲストでもペロリと食べてしまう魔法の味!
ポイントは、りんごのフレッシュな酸味と、ザクザクとした食感です。クリームは味のまとめ役なので、ぜひたっぷりのせて楽しんでください。
材料(⌀8cmデザートカップ*6個分)
▶︎りんごピュレ
・りんご 1袋(今回は紅玉を使用、約1kg)
・水 50cc
・(お好みで)バニラエッセンス
・(りんごの品種により、レモン汁 少々)
▶︎クリスプ(少し余るくらいの分量です)
・オートミール 100g
・パン粉(今回は細目を使用) 50g
・アーモンド(粗く刻む)50g
・バター 100g
・砂糖 120g
▶︎トッピング
・生クリーム(泡立て) 200cc
・クリスプ
・(お好みで、削ったチョコなど)
ポイント
★ りんごは紅玉など酸味のあるものを使います。甘いクリスプとフレッシュな酸味のコントラストが美味しいのです。甘いりんごを使う場合はレモン汁を入れて調整してください。
★ クリスプはパン粉だけでも大丈夫。ナッツたくさんとか、お好みで。
★ カップを使用していますが、デンマークではガラスの大きなボウルに作って取り分けて食べます。層が重なったところが見えるガラスがオススメ。
作り方
1. りんごは皮をむいてざくざくと刻み、鍋に入れて中火にかける。焦げつき防止に水を少し入れる。火が入るとりんごから水が出てくるので、りんごの水分で煮る。(りんごの水分によるので焦げそうなら水を足す)
2. 20〜30分煮てピュレ状にする。固まりを少し残す方が私は好み(なめらかなピュレも美味しい)。火を止めて冷ます。
3. フライパンにバターを溶かし、混ぜ合わせたクリスプの材料を入れる。中弱火で混ぜながらローストする。焦がさないように注意(茶色になったら行き過ぎ)。
4. きつね色になったら火を止めて、クッキングペーパーに広げて冷ます。冷ましている間にくっつきやすいので、ヘラでほぐしておく。
5. グラスに、りんごピュレ→クリスプの順に何層か重ねる。クリスプは、たっぷりと。冷蔵庫で冷やす(一晩冷やすとりんごピュレとクリスプが馴染んで美味しい)
6. 食べる直前に、生クリームを泡立てて上にのせ、クリスプもトッピング。(一晩たつと中のクリスプはしっとりするので、追加すると美味しい)
できあがり!
ぜひコーヒーを淹れて、午後のおやつタイムに楽しんでください ^-^
料理リレーのバトン、長野・戸隠のファーマーズレストラン The KOKONOE シェフの水谷 江希さんからいただきました。江希さんはグリル野菜にぴったりなMISOソースをご紹介されています。
私からは、韓国料理研究家、本田朋美さんへおつなぎしたいと思います!
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