秘密の引き寄せで彼史上最高の女神になる

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ヨコシマな恋愛

あれから1年後。潤は独立して、自分でお店を開いた。私は潤の公認の彼女としてお店を手伝ったりする日々を過ごしていた。

新一さんとは、どちらかともなく曖昧な関係になった。今も、時折は食事に行く関係だけど、私の中では終わっていた。彼が何を考えているのはわからないし、時折、私を愛おしそうに見つめるけれど、私がその目線を適当に無視する。

彼のワガママなところ、育ちが良すぎて浮世離れしてるところ、悪い人・

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ヨコシマな恋愛

少しずつ、私が満たされいくのを感じていた。世間的には最低の女だろう。それぞれの男性が真実を知ったら、女性不信になってしまうかもしれない。相手をすごくすごく傷つけてしまうかもしれない。それでも私は複数恋愛を選んだ。それでも私は複数恋愛を経験したかった。私の乾いた心を埋めるのはそれしかなかった。私は私の心を一番大切にしたい。そして、大切にするためには手段を選びたくなかった。周りに遠慮しないで私は私を満

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ヨコシマな恋愛

今日は、潤とプールに来ている。白いビキニをこの日のために新調した。

「レイコさん、すっごくすっごくキレイ」

潤が素直に私を褒めてくれる。

潤の一番好きなところ......人目も気にしないで、イチャイチャしてくれるところ。今日も私の腰や太ももを触っては喜んでいた。私は照れるようなフリをしながらも彼に身を預けていた。時折、彼にもたれかかって甘えたり。

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ヨコシマな恋愛

8月のお盆。私はシンデレラ気分だった。なんと、新一さんが温泉旅館一泊旅行に招待してくれた。

「親父の知り合いが経営してる熱海の温泉旅館なんだけど、お盆なんだけど満室じゃないんだって。一番いい部屋を通常料金でいいから来てくれって頼まれたらしく、親父が行けないから、俺が代わりに行くことになったんだけど。まあ、親父も俺が彼女いるのは知ってるみたいで。なんか、ペアで取ってくれたんだ。露天風呂が部屋につい

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ヨコシマな恋愛

7月を迎えて、夏休みが会社で話題になる季節となった。わたしは今年はどうなるのだろうか。いつもの女子会メンバーで箱根か秩父あたりに一泊するのか。それとも、御曹司の新一さんか拓也と旅行でも行くのかな。旅行に行きたいなと思う。前もって計画立てるのもいいけれど、思い立って、かばんひとつで好きな人と、ふわっと電車に乗って、無計画に出かけて、その日に宿を取るっていうのもいいのかもしれないな。計画的に行動するこ

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ヨコシマな恋愛

「レイコさん、今週末どうかな?」

あのデート以来、御曹司の新一さんからのデートの誘いは増えた。2週間に1回くらいのペースで順調にデートを重ねている。彼が東京に仕事で来る予定に合わせてホテルに宿泊したり、彼の地元に出向き、ドライブデートを楽しんだりとデートはバリエーションに富んでいる。彼が忙しい中でも定期的に会ってくれるその姿勢が嬉しかった。ホテルでのお泊りデートは、私を一気に夢心地な気分にしてく

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ヨコシマな恋愛

御曹司とのデートはキスで止まらせた。

「私も、新一さんのこと大好き。大好きだから、少しずつ愛を重ねたいの。忙しいのは分かるけれど、会えない時間が不安で。だから、ゆっくり恋愛したいの」そう言って、キスから先の誘いを封じ込めた。

育ちがよく女性を疑うことの知らない彼は、真っ直ぐな笑顔を私に向けてくれた。

「レイコさんの気持ち、分かるよ。当たり前だよね。僕はレイコさんを手放したくないんだ。仕事を少

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ヨコシマな恋愛

拓也との甘い甘いデートの余韻に浸りながら家路に向かった。デートの後の終電はなんでこんなに楽しんだろう。車内がアルコールと夜中のナチュラルハイな雰囲気に満ち溢れていても、全て幸せに見える。浮かれた気分で帰宅して、携帯を見てみると御曹司からラインがきていた。

「レイコちゃん、ずっと会えなくてごめんなさい。今週末なら時間取れそうだけど、どうかな?」

拓也とやり直そうかなって思い始めたら、御曹司からの

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ヨコシマな恋愛

子羊の後は、ドルチェ。私はティラミス。彼はクレームブリュレ。この選択は揺るがない。

「レイコ、アーンして」

彼が甘えて私におねだりをする。私は、笑顔で彼のリクエストに答える。彼は美味しそうに私からティラミスを食べさせてもらってる。普段は気取ったエリートの彼が私の前では甘えて子どもっぽいことをするのが私は好きで好きで仕方なかった。別れてから死ぬほど夢見ていた光景が目の前に広がっているのが不思議で

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ヨコシマな恋愛

御曹司は忙しい。平日は商社の営業マンとして働き、週末にお父様の仕事を手伝う日々。それ以外に、親戚関係の法事もあるみたい。地元の友達とも仲良く遊んでる......そうなると私とデートする時間は無くなる。しつこくない程度にLINEして、甘えるようにデートの誘いをしても、

「ごめん。まだ予定がわからなくて。ごめんね」という返信。それでも諦めずに果敢に誘い続けてやっと決まったデートも、アッサリと前日ドタ

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