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ルネサンスで働くスタッフが大事にする「健康」について聞いてみた -地域健康推進部 佐藤ひさきさん-

こんにちは。ルネサンスnote編集チームです。

ルネサンスが企業理念として掲げている「生きがい創造企業」には、お客様はもちろん、仕事を通して働くスタッフの生きがいを創出したいとのメッセージが込められています。
その実現のためには、スタッフ自身が働いていく上で「健康」であることを大事な価値観の1つとして位置付け、プロフェッショナルとして心身ともに「健康」な状態であることが重要としています。

過去のnoteでは、スポーツクラブで働くスタッフに、自身が考える「健康」や、職場の仲間と一緒に取り組む健康づくりについてインタビューしました。

今回のnoteは、企業や自治体で働く方々に向けて、ルネサンスの健康づくりのノウハウを商品・サービスとして届けている地域健康推進部の佐藤 ひさき(さとう ひさき)さんに、「睡眠」を切り口にした「健康」についてお伺いしました。

【プロフィール】
▼佐藤 ひさき(さとう ひさき)
地域健康推進部 地域営業支援チーム 主任 
ルネサンスに入社後、フィットネス担当として関西地区を中心に複数の店舗を経験。
現在は企業や自治体を対象としたフィットネスプログラムやスリープタフネスセミナー、メンタルタフネスセミナーの販売の営業職に従事。

「睡眠」に興味を持ったきっかけは、受講した社内セミナー

ーー先日、ルネサンスの従業員に向けた健康づくりセミナーで、佐藤さんは「睡眠」をテーマにお話しされています。佐藤さんご自身が「健康」と「睡眠」について考え始めるようになったきっかけは何ですか?

佐藤:私は今、企業や自治体で働く人に向けて、ルネサンスがこれまでスポーツクラブで培ってきた健康づくりのノウハウをお届けする仕事をしています。

今の仕事に関わり始めた当初から、ルネサンスでは「スリープタフネスセミナー」や「メンタルタフネスセミナー」のように、運動以外の切り口で「健康」をサポートする商品がありました。

スポーツクラブのフィットネス担当としてキャリアを歩んできた私は、地域健康推進部に異動したばかりの頃は、運動以外の商品の内容について、企業や自治体のご担当者の方にご説明するにはまだまだ勉強不足だと感じていました。

自分自身がよく知らないものを商品としてお届けすることはできないので、企業や自治体の皆さんに「睡眠と健康との関係」や「どのように導入すれば効果的か」ということをお伝えできるように研修を受けたり、改めて勉強し直したことが始まりです。

最初の取り掛かりとして社内の「スリープタフネスセミナー」を受講した際、効果的な「運動」と比較すると効果的な「睡眠」については知る機会が圧倒的に少ないんじゃないかと気づきました。

ーー「スリープタフネスセミナー」はどのような内容なんですか?

佐藤:前半は日本と世界との睡眠事情の違いや、「睡眠」は個人の問題であるのと同時に、企業や組織の問題でもあるということを学びます。

そして後半では個人の「睡眠」に対する課題チェックを行い、4つの分類毎のアプローチの仕方を学んだり、実践していきます。

私はセミナーを通して、自分自身が「朝起きられないタイプ」であることを知りました。

「朝起きられないタイプ」への効果的なアプローチとして「自己覚醒法」というものをセミナーで知ったのですが、内容は「前の日に、次の日に何時に起きるのかを3回唱える」というとても簡単なものだったんです。

「そんなことで起きれるようになるんだったら、何十年も苦労してない!」

と思ったのですが、とりあえず文句は実践してみてから言おうと 笑

実際にセミナーを受けた日に実践してみても、翌日起きられるわけでは無かったんですが、繰り返しやってみると少しずつ上手に起きられる日が増えていきました。
セミナーの中で、ホルモンが私たちの睡眠の質に大きく影響していることを学ぶことができて、これを知っているか知らないかでは大違いだなって実感しました。

それからは、企業や自治体のご担当者の方に10の知識をお伝えするのであれば、伝える私自身は100や200の知識を身につけておく必要があると考え、自分自身で他のセミナーを受講したり、書籍を読んだりしながらインプットを増やしていきました。

「睡眠」を見直すことは、「ライフスタイル」を見直すこと

ーーここ数年で、「睡眠」については注目が集まるようになってきたように感じますが、背景としては何があるとお考えですか?

佐藤:「スタンフォード式最高の睡眠(2017年3月初版)」のような書籍が話題になったりもしましたが、その背景としても2020年2月から拡がった新型コロナウイルスの影響があるのではないかと思います。

在宅勤務の拡がりもあって、仕事とライフスタイルを見直す方が増えたり、活動量が減ってしまったことで睡眠の質が低下してしまったというお話を営業先からお伺いしますし、ご相談をいただく機会も増えました。

睡眠の質は個人の仕事のパフォーマンスにおいても大きく関わっていますし、睡眠不足が労働災害や事故に繋がるケースもあります。

働く人の「睡眠」を改善することは個人だけの問題ではなく、企業や組織の問題でもあると考えられるようになっています。

ーールネサンスで働く私たちにとって、「睡眠」の重要性をどのように考えていますか?

佐藤:ルネサンスのようにシフト制の勤務をされている方は、中には夜遅かったり、朝早い日もあったりと不規則な生活リズムで仕事をしています。

そのような中でも、知識を持って睡眠の「質」を高めることで、ご自身の日々の仕事のパフォーマンスを上げることができると思いますし、私たちの場合はそれを直接お客様の健康に繋げることができる仕事をしています。

つまり、自分達の「睡眠」を改善することが、そのままお客様の健康をサポートするためのノウハウに繋がると思うんです。

今回、従業員の皆さんの健康づくりを推進するために社内向けのセミナーを実施させてもらったのですが、このような取り組みは今後も継続していきたいなと考えています。

社内の睡眠セミナーの様子

また、ルネサンスに限らず日本で働く人は、平日の仕事を頑張りすぎて休日は昼過ぎまで寝てしまう傾向があると言われています。

休日に元気に、そして豊かな時間を過ごすためには日々の中で自分の身体をしっかり回復させなければいけないですよね。
なので、自分の「睡眠」を見直すことは、自分のライフスタイルを見直すことにも繋がるのではないかと考えています。

「健康」は「思いやり」

ーー最後に、佐藤さんが考える「健康」について教えてください。

佐藤: 「健康」は個人の問題だけではなく、所属している企業や組織の問題にもなってきています。ですから意外かもしれませんが、「健康」には「思いやり」が必要だと考えています。

一緒に働いたり、時間を過ごしたりする仲間同士が「仕事に前向きに取り組める心身」をお互いに大切にし合い、些細な体調や表情の変化でも声を掛け合えるような環境を当たり前にしていくことが重要です。特に、その鍵を握っているのは組織の中のリーダーの方なのではないかと思います。

ひと昔前だと、「若い頃は徹夜で仕事も当たり前」や「忙しいときは昼食を抜いてでも仕事をする」のような価値観があったかもしれませんが、睡眠不足は職場での事故に繫がったり、欠食することでメタボになりやすくなったりと、健康状態が悪いことは職場でのパフォーマンス低下に直結しています。

ですから、リーダーの方を中心に働く皆さんが健康リテラシーを身につけ、お互いの健康状態に思いやりや関心を持つことが、働く人たちがイキイキと働き続けられる職場づくりに繋がっていくと思います。


このように、今後のnoteの場を通じて社内の取り組みの様子もお届けしていきます。

スキやコメント、フォローもお待ちしています。


■関連リンク

ルネサンスが取り組む「健康経営」

https://www.s-renaissance.co.jp/co/file/kenkokeiei.pdf

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