ペルソナとは? 心に刺さる文章を書くコツ

noteで文章を書いている人ならば、自分の文章がもっと他人に届きやすくなったらいいなと思っているはずです。
今この記事を読んでいるということは、あなたも例外ではないのでしょう。
今回は他人の元に届きやすく、心に刺さりやすくなる文章が書けるようになる技術、ペルソナの設定について話していこうと思います。

ところであなたは、ペルソナという言葉をそもそも聞いたことがありますか? 聞いたことはあっても、詳しい意味は知らないのではないでしょうか。
ペルソナとは人間の内側に潜む自分、わかりやすく言えば人格のことです。
ペルソナの設定とはつまり、自分が書く文章のターゲットを細かく設定することです。

話の内容はターゲットを限定すればするほど、それに当てはまった人物に刺さりやすくなるものです。
といっても限定してしまったら、多くの人に届かなくなってしまうと危惧する方もいるでしょうが、それは全くの逆です。
例えば、大勢の人間が練り歩くスクランブル交差点で、一人のセールスマンがダイエット商品を宣伝していたとします。
「みなさーん、わが社の新商品です。どうぞご覧ください!」
これでは誰一人、振り向くことはありません。
しかし、
「最近、お腹まわりが気になってきたそこのあなた。どうぞ、わが社の新商品をご覧ください!」
さらに、
「最近、お腹周りが気になってきたそこの佐藤さん。どうぞわが社の新商品をご覧ください!」
ここまでくればお腹周りがきになっていた佐藤さんは確実に振り向きます。
そんな都合よく、お腹周りが気になっている佐藤さんがいるわけないだろ、という正確なツッコミをもらいそうですが、もちろん僕は反論を用意しています。
いるんです。スクランブル交差点にはいないかもしれませんが、日本にはいくらでもいるんです。数千人、いや数万人はいるでしょう。
一切限定しなければ、当然多くの人の耳には入るでしょうが、心には刺さりません。しかし、細かく限定することで、日本にいる数万人には確かに伝わるのです。

三十代から四十代の薄毛が気になっている男性の方
ではなく、
最近、薄毛が気になってきたそこのあなた、
の方がより読み手の意識を引くことができます。

イマイチ自分の文章に自信がなく、どうにか人に伝わりやすい文章を書きたいと考えているあなた!
ぜひこのペルソナの設定というテクニックをご活用ください。
もうお分かりだと思いますが、この文章もペルソナの設定をして書きました。


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