れん@恋庭

恋庭をプレイしていて「イラァ!」「モヤァ!」「ショボーン!」とする事例を取り上げつつ、…

れん@恋庭

恋庭をプレイしていて「イラァ!」「モヤァ!」「ショボーン!」とする事例を取り上げつつ、「恋庭での様々な出来事を『エンタメ』として楽しみつつ、日常の色んな場面で役立つメンタルメンテナンスのケーススタディにしてしまおう」をコンセプトにした思考法の個人的まとめ。

最近の記事

#11 恋庭で学ぶ「楽しむ!」のススメ(その2)

「楽しむ!」のススメ 前回のチャプターでは「楽しむ!」の前提にある、恋庭における「楽しさ」「楽しくなさ」について概観しました。  ここからは、恋庭を主体的かつ能動的に「楽しむ!」ためのいくつかの思考法を列挙したいと思います。  「許す!」と「楽しむ!」が厳密には不可分の表現であることは、前回冒頭で述べた通りです。  そして、「楽しさ」と「楽しくなさ」もまた、不可分の関係性にある、とも考察しました。  では、「楽しむ!」とはなんでしょうか?  「楽しむ!」とは、ここでは「

    • #10 恋庭で学ぶ「楽しむ!」のススメ(その1)

      「許す!」と「楽しむ!」 前回のチャプターでは「許す!」のススメについてつらつらと書かせていただきました。  今回は、話の筋を整頓するために敢えて前回は書かなかった「楽しむ!」という部分について、またまたつらつらと思うところを書き出してみたいと考えています。  「許す!」と「楽しむ!」は、本来表裏一体のものです。  楽しさは「許す!」が完了したときの余裕やゆとりから生まれるものとも言えますし、許しは「楽しむ!」が感受されたときの余白やあそびから生まれるものとも言えます。

      • #9 恋庭で学ぶ「許す!」のススメ(その2)

        「許す!」の手順(プロトコル)  前回のチャプターでは、恋庭をより快適にプレイするための「許す!」という気構えを得る(取り戻す)ための前提の話をしました。  今回はそれを踏まえて、実際にどんな手順を踏めば快適に「許す!」ことができるのかを提案していきたいと思います。  結論から書くと、「許す!」は「前提を許す」「相手を許す」「自分を許す」の3つの構成要件によって成り立ちます。 前提を許す!  このうち「前提を許す」については前回すでに書いたとおりで、そもそも恋庭はデ

        • #8 恋庭で学ぶ「許す!」のススメ(その1)

          前書き  恋庭で相手に腹が立ったり、モヤモヤしたり、それによって恋庭そのものへのモチベーションが低下してしまったとき。  相手を許せれば、楽になります。  逆に言えば、許せないから腹が立ったりモヤモヤしたりするのです。  恋庭に限らず、色んなところで耳にしたり見かけたりする、広く一般的なライフハックですよね。  寛容な心を持ち、相手を許す。  あるいは(正しい方法でもって)「相手に期待しすぎない」という態度をとる。  これができれば、色々なことがグッとはかどるように

        #11 恋庭で学ぶ「楽しむ!」のススメ(その2)

          恋庭に活かせる最近のニュース(その1)

          北京五輪、女子パシュート表彰式でのできごと  なんでいきなり女子パシュートの話?  恋庭となんか関係あんの?  と、思われるかも知れませんが、これはあまりにも美しく分かりやすいケーススタディになると思ったので、ちょっと共有させていただきます。  ニュースそのものはコチラ(リンク切れはTwitterかコメントでお知らせいただけるとありがたいです)。  一応ざっくり概要をまとめると、次のような内容です。  北京五輪で銀メダルに輝いた、日本女子パシュートの高木美帆さん、高木菜

          恋庭に活かせる最近のニュース(その1)

          #7 恋庭で自分のコミュニケーション感覚を知ろう!(その3)

          ケーススタディの準備  前回までのノートで、恋庭における言語/非言語コミュニケーションの様々な特異性について検討してきました。  ざっくりおさえておきたいポイントは ①恋庭のコミュニケーションは現実のそれとは大きく違う ②顔が見えず声が聴こえない分、文字の果たす役割が大きくなる ③それ以上に、文字以外の様々なプレイスタイルが相手に強烈な印象を(良くも悪くも)与える  この三点です。  さて、ここまではシステムの概論でした。  ここからは、自己覚知のためのケーススタディで

          #7 恋庭で自分のコミュニケーション感覚を知ろう!(その3)

          #6 恋庭で自分のコミュニケーション感覚を知ろう!(その2)

          文字だけのコミュニケーションは何をもたらすのか?  前回は恋庭における言語コミュニケーションの特異性についてお話しました。  通常の対面コミュニケーションでは影響力が圧倒的に大きい「視覚情報」と「聴覚情報」が無い分、恋庭のメッセージでの文字のやり取りでの小さな違和感はより強烈に相手に伝わる可能性がある、ということがざっくりしたまとめになります。  ところが、実は恋庭でより特異なのは文字のやり取りでは無い「非言語コミュニケーション」の方なのです。  それはあたかも、僕達が目

          #6 恋庭で自分のコミュニケーション感覚を知ろう!(その2)

          #5 恋庭で自分のコミュニケーション感覚を知ろう!(その1)

          導入  前回までの「恋庭で自分を知ろう / 会話が全然盛り上がらない!」編では、実際に「会話が盛り上がらない」という状況から自分の価値観を掘り起こすまでの一連のシミュレーションを試みてみました。  あれを読んでティン!と来た方も、まったく来なかった方もいらっしゃると思いますので、今回は恋庭という少し特殊な教材にまつわるもう少し概論的、システム的な話をしてみたいと思います(最初は#1のノートのおさらいから始めますので、内容が大きく重複しています)。 普段のコミュニケーション

          #5 恋庭で自分のコミュニケーション感覚を知ろう!(その1)

          #4 恋庭で自分を知ろう / 会話が全然盛り上がらない!

          前回のあらすじ  前回は僕が「会話が全然盛り上がらない!」という事象から、自分の価値観の輪郭をキャッチするまでの実例をご紹介しました。  なんかすごいごちゃごちゃしてたので、僕の思考の道筋を改めてざっくりとまとめます。  詳細は#3のノートをご参照ください!  会話が全然盛り上がらない!  →なぜそう思うのか?  →自分ばっかり頑張って話を続けようとしているから  →するとどう感じるのか?※1  →自分ばっかり頑張って会話を続けようとしているのは寂しく感じる  →なぜ寂し

          #4 恋庭で自分を知ろう / 会話が全然盛り上がらない!

          #3 恋庭で自分を知ろう / 会話が全然盛り上がらない!(その3)

          会話が盛り上がらない「モヤッと」から「自分の価値観」を知る  今回は、前回の話まとめるところから始めます。  会話が盛り上がらない!となったとき、それがどうして盛り上がっていないと感じるのか?は人それぞれ千差万別です。  ある人は「相手が『そうですね』としか言ってくれないから」、またある人は「返信までの間隔が長すぎるから」と感じています。  しかし、その様々な事例に共通しているのは「モヤッとしたから盛り上がっていないと感じた」と言うことです。  「盛り上がっていないからモ

          #3 恋庭で自分を知ろう / 会話が全然盛り上がらない!(その3)

          #2 恋庭で自分を知ろう / 会話が全然盛り上がらない!(その2)

          会話が全然盛り上がらない……から見えてくるもの  いよいよ(ようやく)本題に入ります。  Twitterでわりかし頻繁に見かける「恋庭で会話が全然盛り上がらない」といった類のぼやき。  僕とマッチングしたフレンドさんも、結構な割合で同じようなことをおっしゃっていました。  具体的には、例えば 「一問一答で終わってしまう」 「相手が『そうですね』しか言わない」 「スタンプしか返ってこない」 「返信までの間隔が長すぎる」 「自分ばかりが頑張って話を続けようとしている」

          #2 恋庭で自分を知ろう / 会話が全然盛り上がらない!(その2)

          #1 恋庭で自分を知ろう / 会話が全然盛り上がらない!(その1)

          恋庭の「会話」って、ちょっと特殊!  恋庭での「会話」は、実際とても特殊なものです。  会話、お喋り、言葉の交換は日常生活でももちろん重要な意思疎通のツールですが、こと恋庭においてはコミュニケーションに占める「会話」の役割の大きさは、びっくりするほど跳ね上がるのです。  どういうことなのでしょうか?  コミュニケーションに関する有名な研究テーマで「メラビアンの法則」というものがあります。  簡単に言うと、実は僕達がリアルで誰かと対面して会話しているとき、そこで交換されて

          #1 恋庭で自分を知ろう / 会話が全然盛り上がらない!(その1)

          #0 恋庭で学ぶメンタルメンテナンス

          【導入 / カウンセラーから見た「恋庭」】  このノートは、庭造りゲーム×マッチングアプリ「恋庭」をプレイしていて起こる様々な出来事が、そのままメンタルメンテナンスのためのケーススタディに活かせるんじゃないか?と言う思い付きで書き始めた個人的な忘備録です。  あ、僕は普段はカウンセラーとして働かせていただいている者です。  とても興味深く、そして楽しく恋庭を遊ばせていただいています。  「ゲーム/恋愛」目的でプレイしていて、コロナが収まっていた時期にお一人とお茶するところ

          #0 恋庭で学ぶメンタルメンテナンス