田口れんた

株についてつぶやきます Renta Noteはここで継続するかも

田口れんた

株についてつぶやきます Renta Noteはここで継続するかも

最近の記事

半導体汚職を軽視しない

中国の半導体汚職。中国が半導体の国産化の遅れをテコ入れするとの文脈で報道。たしかにそういう側面があると思う。中国が半導体業界の汚職調査開始、国産化難航に不満-関係者 - Bloomberg どちらにせよ、半導体製造装置業界にとっては暗雲だと思う。汚職の調査対象が「国家集成電路産業投資基金」。半導体設備投資の資金の出し手。この基金は約450億ドルの資本。中芯国際集成電路製造(SMIC)や長江存儲科技(長江メモリー・テクノロジーズ)など多数の中国企業を支援と報道。その基金の総裁な

    • 大丈夫かな?TSMC

      半導体や半導体製造装置には警戒をすべきだと思う。今日もそう思わせるニュースが1つ。エヌビディアの下方修正。エヌビディア、5-7月売上高見通し引き下げ-ゲーム業界低迷で - Bloomberg 5-7月期の売上見通しを67億ドルに下方修正。従来見通しは81億ドル。前年の5-7月期の売上が65億ドルだから3%増収。ぜんぜん成長していない。成長していないのにPERが30倍を超えていて、エヌビディアはPERの低下になりそう。 エヌビディアはTSMCに生産を委託。TSMCにとってエヌビ

      • 半導体と半導体製造装置<自動車

        半導体と半導体製造装置はしばらく厳しそう。一方で半導体不足に苦しめられた自動車は追い風が吹きそう。そう考えるのは以下。 まず半導体と半導体製造装置。厳しいニュースが3つ。 #ファウンドリーの値下げ。ファウンドリー成熟プロセス、10%値下げか【表】(トップニュース)/台湾 - ワイズコンサルティング@台湾 (ys-consulting.com.tw) 余っているから値下げするわけで。 #TSMCはサプライチェーンの過剰在庫を指摘。SKエレクは設備投資削減の報道。半導体不足は解消

        • 上がってはいるけれど

          堅調なNY市場。でもとても積極的に乗っていく気になれない。市場は都合の良い解釈をしているように見える。以下の3つの記事が参考になる。 まず株が上がっている理由。CTAによるショートポジションの解消。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-31/RFVZV0DWRGG001インフレに賭ける投資から、景気鈍化に賭ける投資に変更。5日の失業率の発表。10日のCPIの発表。むしろこれからインフレを再認識するデータが続く。

        半導体汚職を軽視しない

          インドのブーム

          イギリス人とビジネスを始めたいならカツカレーの話題は必須だ。イギリスで日本のカツカレーは完全に定番食になっている。イギリス人にお気に入りの日本のカツカレー店を紹介したり、場合によっては自宅でカツカレーを振る舞うと喜ばれるはずだ。インド人と仲良くなりたいなら日本のアニメの話題は必須だ。「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」はインドで放送されていて人気だ。最近では40年前のアニメ「おぼっちゃまくん」が現地で大ブームだ。主人公の御坊茶魔やびんぼっちゃまくんは会話の共通の話題になるだ

          インドのブーム

          成長株は成長していない

          FOMC。コンセンサス通りの0.75%の利上げ。債券市場では特に反応はなくて、10年債利回りは上昇せず。そしてFOMCって大きなイベントが通過。その結果、成長株が大幅に上昇。これからも上昇は続くのか? 短命だと思う。次のボトムを探るような展開になると思う。 なぜなら決算内容。成長株は成長していない。 主要銘柄の4-6月期の売上伸び率(前年比)は以下。 グーグル     +12% メタ       -1% ネットフリックス +9% マイクロソフト  +12% 市場が期待している

          成長株は成長していない

          半導体と半導体製造装置には手をださない

          半導体と半導体製造装置のボトムはまだ先だと思う。それどころか警戒すべきニュースが続出中。主に以下の3つ。 ①サムスンの微細化。3ナノで出荷開始。サムスン電子、世界初3ナノ工程ファウンドリー製品を出荷(韓国経済新聞) - Yahoo!ニュース TSMCの牙城が崩れる可能性があるわけで。TSMCの売上モメンタムが減速したりしたら、インパクト大だと思う。 ②インテルのファンドリー。大手との契約。米インテル、台湾メディアテックの半導体受託製造へ | ロイター (reuters.com

          半導体と半導体製造装置には手をださない

          FOMC後を考える

          今週のFOMC。利上げ幅が0.75%でも1%でも利上げの打ち止め感は出ないと思う。そしてインフレ沈静化の気配も出ないと思う。だから米国10年債利回りは再び4%に向けて上昇を始めると思う。そうなると為替は円安。 なぜそう考えるかと言うと以下。 ①8月始めの統計。8月5日に雇用統計。平均需給は前年比5%上昇がコンセンサス。賃金インフレの基調に変化なし。10日にはCPI。まだ2人だけの予想だけど、前年比8.8%の上昇。物価上昇の基調にも変化はない。9月以降の利上げ議論がすぐに始まる

          FOMC後を考える