上がってはいるけれど

堅調なNY市場。でもとても積極的に乗っていく気になれない。市場は都合の良い解釈をしているように見える。以下の3つの記事が参考になる。

まず株が上がっている理由。CTAによるショートポジションの解消。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-31/RFVZV0DWRGG001インフレに賭ける投資から、景気鈍化に賭ける投資に変更。5日の失業率の発表。10日のCPIの発表。むしろこれからインフレを再認識するデータが続く。

FOMCを機会に上昇開始。利上げペースが鈍化するとの解釈。でもその解釈にも違和感。利上げペース鈍化と市場が解釈したきっかけはパウエル長官。「利上げで政策金利が中立に達した」との認識を示したため。サマーズ氏の指摘は的を得ていると思う。この発言を「擁護不可能」と指摘。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-29/RFSG3CT0G1KW01私も中立的な政策金利ってもっと上だと思う。利上げのコンセンサスを見ても9月のFOMCで0.5%の利上げ。11月のFOMCで0.25%の利上げ。12月も0.25%の利上げ。あと年内に3回も利上げとお付き合いなんですけど。インフレデータ次第で上ブレもあるわけだし。

で、利上げが続くんだから企業業績や景気にはダメージ。景気悪化を株価が十分に織り込んでいるとは思えない。ブリッジウォーターの指摘に賛同。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-30/RFTMQQT0AFB401「当局が望むものを全て手に入れることはほぼ不可能だと思う。かゆは熱すぎるか冷たすぎるかどちらかになろう」と説明。だよな~。

しばらく慎重にいこっと。




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