半導体汚職を軽視しない

中国の半導体汚職。中国が半導体の国産化の遅れをテコ入れするとの文脈で報道。たしかにそういう側面があると思う。中国が半導体業界の汚職調査開始、国産化難航に不満-関係者 - Bloomberg
どちらにせよ、半導体製造装置業界にとっては暗雲だと思う。汚職の調査対象が「国家集成電路産業投資基金」。半導体設備投資の資金の出し手。この基金は約450億ドルの資本。中芯国際集成電路製造(SMIC)や長江存儲科技(長江メモリー・テクノロジーズ)など多数の中国企業を支援と報道。その基金の総裁など3人が調査対象。こんな状況で新規の資金供給は難しい。決定済みの計画も見直されるかもしれない。資金の受け手の半導体企業も設備投資計画に変更があるかもしれない。そうなると半導体製造装置の会社も受注に影響。
半導体製造装置セクターには新たなネガティブ要因に見える。


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