成長株は成長していない

FOMC。コンセンサス通りの0.75%の利上げ。債券市場では特に反応はなくて、10年債利回りは上昇せず。そしてFOMCって大きなイベントが通過。その結果、成長株が大幅に上昇。これからも上昇は続くのか?
短命だと思う。次のボトムを探るような展開になると思う。
なぜなら決算内容。成長株は成長していない。
主要銘柄の4-6月期の売上伸び率(前年比)は以下。
グーグル     +12%
メタ       -1%
ネットフリックス +9%
マイクロソフト  +12%
市場が期待している成長株の売上の伸びってもっと高いと思う。
今夜(28日)発表のアマゾンの決算ってどうなっているんだろう。

今期のコンセンサスPERを見ると以下
グーグル     17倍
メタ       13倍
ネットフリックス 21倍
マイクロソフト  26倍
アマゾン     66倍

これまでと比べたらずいぶんPERも下がってきた。10年債利回りが2.78%なんで、益利回りの観点からするとPER35倍以下は許容範囲ではある。でも成長鈍化している状況ではPERが拡大するとは思えない。この成長鈍化が1四半期で終わるとは思えない。
成長していない成長株に警戒は続くと思う。

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