![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/96416539/rectangle_large_type_2_75892965bde84a1ee26dbd815d0b0de3.jpg?width=1200)
アンチョビ入りグリーンオリーブ ドライ一貫のフランチャコルタ
キッチンでおつまみを探していると、しばらく前にフランス系スーパーマーケットで世界各地に展開するカルフールの海外店舗で購入したアンチョビ入りグリーンオリーブを発見。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/96416544/picture_pc_37ea52f7043d11e3cb2c44439f9b112d.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/96416545/picture_pc_f527feb2ba1f73fdda63bcf46073318a.jpg?width=1200)
くり抜かれたオリーブの真ん中にアンチョビペーストが入っている。2缶セットで600円少々だったか。アンチョビはカタクチイワシの塩漬け。オリーブに詰まっているのはペースト状のものでアンチョビの風味は穏やかに調整されている。
大型スーパーを歩くとつい、必要以上のものをかごに入れてしまっている。最近は様々なドレッシングや調味料を買った。ライム&コリアンダードレッシング、ブルーチーズドレッシング、ニンニクマヨネーズ、バルサミコソース、ジャーク、ハリッサなど。カリブの調味料ジャークは大当たりだった。
ドレッシングや調味料のみならず、酒のつまみになりそうなオリーブの小袋や小さい缶もよく購入してしまう。
ところで外食時に料理を決めて、それに合うと思って頼んだワインの風味が予想と違ったとき、おいそれと料理やワインを変えることは難しい(そうならないようにソムリエさんがいるところではしっかりコミュニケーションを取った方が良い)。私は自宅セラーに常に10本ほど開栓したワインがスタンバイしていて、料理との相性が思っていたのと違うと、すぐに代打を送って凡打は打ち直すようにしている。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/96416574/picture_pc_a45ea2569d0ed32ff98f77e9f7e2ad4b.jpg?width=1200)
また、開栓されたワインの風味が徐々に酸素に触れ合い、日々変化していくのも楽しめる。行き過ぎて酸化フェーズに入ると料理酒行きだが開後1週間、ものによっては2週間近く元気なワインもある。
今回のスパークリングワインはもともと、あんこう鍋に合わせようと開栓したが、思いのほかワインがフレッシュ&グリーンで、期待していたほどの相性ではなかった(あんこう鍋の重層的な風味にはシャンパーニュの深みのある風味を合わせるべきだったが、常に開いている10本の中にシャンパンは入っていなかった)。
このときの組み合わせはやや期待外れではあったが、ワインの植物的でグリーンなニュアンスがきっとオリーブに合いそうだと、後日セラーから取り出す。こうして、シーフードとワインの相性の精度を高めるようにしている(アンチョビはシーフードとみなせるのでこのおつまみもOK)。
レ・マルケジーネ, フランチャコルタ, ブリュット, ニテンス, イタリア, NV, 2,970円
Le Marchesine, Nittens Brut, Franciacorta, Italy, 12.5%
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/96416564/picture_pc_31d453a850677c7e569bd21cb2c21bcd.jpg?width=1200)
イタリア・ロンバルディア州でネゴシアンを家業としていたピアッタ家が1985年に設立したワイナリー。ステンレスタンクで発酵させたワインを24ヶ月超、瓶内二次発酵(熟成)。ブドウはシャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ネロを使用。
香りにはフレッシュなグレープフルーツ、レモンなど快活な柑橘香、柑橘果皮のビターなフレーバー、ほんの微かに酵母の香り、ほしわらや海藻などのヨードのニュアンスも。
風味のなかの果実味の主張は控えめでほろ苦さ、切れ味のあるシャープな酸味、ミネラルのニュアンスに富む。果実味豊かなタイプとは一線を画し一貫してドライ。
アンチョビ入りオリーブに。オリーブのヴェジェタルな食感に、ワインのフレッシュな果実味、ヨードやミネラルのニュアンスが期待通り調和。ワインは瓶内二次発酵による奥行きを軽やかに伴い、穏やかに広がるアンチョビの少しクセのある磯の香りも包容。相性: ★★★★☆
このレ・マルケジーネのフランチャコルタには、一つ上のクラスにノン・ドザージュ仕上げ(瓶内二次発酵後の補糖調整なし)のアウデンスという銘柄があり、私が飲んだものよりもドライとは、スーパードライなのだろう。脂と酸味の強い中華料理に合わせてみたい。と思ってネットで美味しそうな中華のシーフードを探していると松鼠桂魚(ショウソウケイギョ)にヒットした。松鼠はリスを意味し、料理の仕上がりの形がリスに似ていることからついた名前。桂魚という淡水の魚に切り込みをいれカラッとあげ(花のように広がる)、甘酢の餡をかけたもの。スーパードライなフランチャコルタにも合いそうだ。近々、中華にワインしようかな。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?