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ミズダコのスモーク 海のワインのミネラルとのシンクロ

北海道産ミズダコ使用タコのスモーク、766円。成城石井で購入。

タコに合いそうなワインはないかなとセラーを覗くと大分県の白ワイン。タコを食べるスペインのガリシア地方の土着品種でシーフードによく合うアルバリーニョを使ったもの。もうひとつ、シチリア島のジビッボ品種の白ワインも。

まずは大分の安心院ワイン。

安心院ワイン, アルバリーニョ, 2022, 12%, 3,624円

フレッシュで微かにべっこうがかった色調。
香りにはフレッシュな洋梨、アプリコット、白桃。青リンゴが混じり甘く爽やかなフレーバーは微かにハーバルなタッチを含む。
味わいにはみずみずしくフレッシュで伸びやかな果実味、酸味は穏やか。微かにブドウの甘みを上品に感じる。余韻にかけてほろ苦さ、ミネラルを感じる舌がきゅっと乾くような感覚に。乾いたほろ苦さ、ほんのり塩味が心地よい。
(89.5/100)(12月15日)

タコのスモークにワインを合わせる。弾力の強い噛みしめるとみずみずしい磯の香りが広がる。水分をしっかり含んでいてフレッシュ感あり。それに相対するようにサクラのチップのスモークがやや明瞭に鼻腔を抜ける。ワインの
ミネラル感はタコの磯の香りと相性良いが、爽やかなフルーツフレーバーはスモークとはどこか噛み合わない。相性: ★★★☆☆

続いシチリア島の白ワイン。造り手について。欧州最大の自然保護区を有する、イタリア中部・アブルッツォ州に位置する「カンティーナ・オルソーニャ」。自然な造りを志向する生産者共同組合。このオルソーニャとシチリアの『BIO GAIA』とのコラボレーションにより生まれた「ルナガイア・シリーズ」。ビオディナミを取り入れた生産を行う農業組合で、エチケットにはUNESCOの無形文化財に登録されているシチリアの伝統劇が描かれる。

ルナガイア, ジビッボ, マガンザ, シチリア,  2022, 13%, 約2,100円
Lunagaia, Maganza, Zibibbo, Sicilia

ほんの微かにグリーンがかった中庸から淡めの色調。
香りには爽やかにアプリコット、青リンゴ、白桃、ライチ、そこに強くハーブと潮香、海藻のようなヨードの香りがたっぷり、フラワリーなニュアンスもありめくるめくフレーバー。
味わいには清々しく滑らかな果実味、塩味の効いたミネラルたっぷりの味わい、ほろ苦さがおおらかにじっくりと広がる。非常にクセが強くゆったりと一つずつ理解しながら飲みたい通向けのワイン。
(89.5/100)(12月3日)

タコのスモークに。こちらもワインのフルーティーなフレーバーはスモークといまひとつ噛み合わないが、ワインの漲るミネラルにタコが吸着。このミネラルの圧倒的なシンクロに四つ星。相性: ★★★★☆

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