マガジンのカバー画像

アーキテクチャーフォト後藤の思考推敲

アーキテクチャーフォト編集長が、単著『建築家のためのウェブ発信講義( http://amzn.to/2ESVm0N )』執筆以降に考えたことを綴っていきます。 日々の雑感や、建築…
個別記事の閲覧料金は高めに設定していますので、定期購読頂く方が「断然お得!」です。月2-3回くらい…
¥480 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

#建築人生

建築写真、横長と縦長

これは、何度も書いている内容だと思うのですが、Instagramに様々な作品を工夫しながら投稿していて、改めて思ったので、書き綴ってみます。

***

一般的に建築写真は横長の構図が多いと思います。比率としては、3:2のものが多いような感覚があります。やはり横長か縦長かという選択の中では、実際に撮影する空間の縦横の関係によって決まってくることが多いのではないかと思います。

縦方向に広がる空間よ

もっとみる

出自と経験、建築に対する思想、建築作品、をストーリーづける

今日も、日々の仕事や生活の中で、私自身が気づかされ、なるほど!と思ったエピソードをこのクローズドな場でシェアしてみたいと思います。いつもの乱文、誤字脱字をご容赦ください、、、!

***

アーキテクチャーフォトでは、海外の建築家の作品や海外で行われている展覧会を紹介する記事も作成しています。プレスキット等にある英文を翻訳して載せたりもしているのですが、それらの文章を読んでいると色々な気づきがあり

もっとみる

丁度良いくらいに稼ぐ

寳神尚史+太田温子/日吉坂事務所による「KITAYON」を先日拝見したのですが、「KITAYON」のことを、引き続き思い出していました。
今日もそんな話をこのクローズドな場を使って書きたいと思いPCに向かいました。

作品をアーカイブするメディアと、作品をブランディングするメディア

今日もこのクローズドな場を活用して気づきをまとめてみたいと思います。いつもの誤字乱文をご容赦ください、、、、!

***

メディアという立場で仕事をするようになってから、以前とは違うスタンスで人付き合いをしなければいけないかもしれない。と思うようになりました。世の中に中立はないとはいえ、メディアというものには公平や中立である事を求めたくなりますし、志としてそれを目指すべきではないかと思っています

もっとみる

建築人生の、生業の側面を支えてくれた本

自分が良いと思う建築を追及したり考えたりするために、様々な本を読んだり見に行ったりするのが好きなのですが、それと同時に、様々なジャンルのビジネスの本を読むのも好きです。

また、アーキテクチャーフォトが存続する為には、ビジネスの面が必須で、当たり前ですが、お金を稼がなくては、サイト自体も維持することが出来ません。サーバー代、メンテナンス代、外部サービス使用料等々、人件費を除いても、様々な費用が掛か

もっとみる

哲学のあるハウツー書籍

しばらく、時間が空いてしまいましたが、こちらを見てくださっている方にご紹介したい本があったので、それについてご紹介したいと思います。

まだ途中までしか読めていないのですが、抜群に面白いなと思いました。これは、建築系の本ではなく、エンターテイメントの世界で、普通とはちょっと違うスタンスで成功した方が書いたものなのです。

その中身は、自身の作品と言える制作物以外での、お客さんとの関係性を構築したり

もっとみる

仕事を小さなチームでシェアするーー小さな組織が生き残る方法論

少し時間が空いてしまいました。

今回は、仕事を自分一人で(会社内で)簡潔ささせないことで、自身が関わっている情報が自然と伝播していくのではないか、ということを書いてみたいと思っています。

***

建築家の渡辺隆さんと昔話したときに聞いた記憶があるのですが、建築プロジェクトに関し、様々な専門家に入ってもらって、進めていく。それによって、関わった人たちが、そういうプロジェクトに携わっていることを

もっとみる

短時間での理解と、長時間での熟考を両立する建築メディアは作れるのか?

こんにちは。また少し時間が空きましたが、ふと思ったことを書き綴ってみたいと思います。いつもの推敲なしの文章申し訳ございません。

***

最近、アニメ化されて話題になっている漫画があり、最前線のエンターテイメントを学ぼうと思って、ネットアプリで途中まで読んでいました。凄く印象的だったのは、テンポと展開の早さでした。え、もうこの設定切ってしまうの?という感じで次から次へと話が展開していく。。。ドラ

もっとみる

内覧会と建築界

少し時間が空いてしまったように思いますが、今日も最近考えていたことを書き綴ってみたいと思います。毎度ながら特に結論や主義主張がある訳ではなく、気づきを共有したいというスタンスです。

***

今日考えてみたいなと思ったのは、内覧会と建築界の関係です。内覧会というのは、住宅の場合オープンハウスとも呼ばれますが、設計者が自作が完成した時に、友人や知人を招いて行うお披露目会の事を言うのが一般的だと思い

もっとみる

サービスとしてのレファレンス(参照)

(※ChatGTPを使って、本文を350文字に要約してみました)

20年前、スイスの現代建築が日本で注目され、建築における「参照」の概念を知りました。ペーター・メルクリの建築は過去の建築物を参照し、自身の作品を建築の歴史に位置づけていました。現代建築は過去の建築を解釈し、提示することで歴史とつながります。

最近は、地域の文化や特性を参照することが増えています。例えば、MVRDVの上海のブルガリ

もっとみる

やらなくてよいこと探し

皆さん、いつもこちらのコラムを読んでいただきありがとうございます。ふと思いついたアイデアを、ぼんやりしたままに文字化して、自身の考えを整理しつつ、それを、これまでに繋がった方々に見て頂いて1mmでも、ヒントになる事があればよいなと思って何とか継続しています。
今日もそんな感じで、少し書き綴ってみたいと思います。

***

今回のお話も、私が主戦場としているネット上のお話なのですが、ほんの10年く

もっとみる

設計の関わり方の深さをコントロールする

建築家の山本嘉寛さんが、instaに投稿してた、建築設計を3つのコースに分割して受注しようとする試みを知って興味深く思ったので、こちらでもご紹介したくPCに向かいました。

また、こちら簡単にtwitterやinstaにも書いたところ、個別にメッセージをくれる建築家の方が何人かいらして、その仕組みへの注目度の高さを感じました。

https://www.instagram.com/p/Co4yxn

もっとみる

経営的な話、徒然

昨日の今日ですが、経営者的な観点で色々と印象的な言葉やスタンスに出会ったので、書き綴ってみます。もちろん色々な考え方がありますので、賛否はあると思いますが、ぼくはハッとさせられて、自身を振り返る機会にもなった出来事でした。

***

同じようで、常に変わり続けているという事

ふと思いついたことをまとめようと思いPCに向かっています。いつもの乱文申し訳ございません。

我々の建築メディア「アーキテクチャーフォト」ですが、この名前に変わった、2007年から今年で16年目になります(その前身のサイトが始まった2003年からだと、もう20年!になります)。

日々多くの方にサイトに訪問して頂いていて、恐らく意識もされていないと思うのですが、過去を振り返ってみると、当時行ってい

もっとみる