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#建築 まとめマガジン

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2018年12月の記事一覧

建築好きなら読み返したい、2018年のベストnote5選

2018年も残すところあとわずかですね。 今年話題になった建築系のnoteを振り返りたいけど、どんなnoteがあったか忘れちゃったよ~、というあなたのために、この1年間に発表された個人的におすすめなnote5選をまとめました!! こんにちは、ロンロ・ボナペティです。 今年のベストnote、というお題が募集されていたので僕も建築系のおすすめをまとめてみよう、と思い振り返りをしてみたのですが。 やはり「これ!」と思うものはどれも3桁のスキが付いていたり、Twitterやnote

人間の叡智に連なる何かを未来へ投げかける思考─『新建築』2018年10月号月評

「月評」は『新建築』の掲載プロジェクト・論文(時には編集のあり方)をさまざまな評者がさまざまな視点から批評する名物企画です.「月評出張版」では,本誌記事をnoteをご覧の皆様にお届けします! (本記事の写真は特記なき場合は「新建築社写真部」によるものです) 評者:中山英之 最近,1969年発行の,日本全国の手漉き和紙を綴じた重厚な紙見本帳を見る機会がありました. 装丁は日本のグラフィックデザイン界の草分け的存在であった原弘さん.そこに寄せられていた原さんの文章には,当時

建築と建築家の関係(漸進,多人格性,都市的な同時存在性...)─『新建築』2018年8月号月評

「月評」は『新建築』の掲載プロジェクト・論文(時には編集のあり方)をさまざまな評者がさまざまな視点から批評する名物企画です.「月評出張版」では,本誌記事をnoteをご覧の皆様にお届けします! (本記事の写真は特記なき場合は「新建築社写真部」によるものです) 評者:中山英之 漸進的に思考し続ける建築─ミナガワビレッジまず惹かれたのはミナガワビレッジの記事でした. 巻末データシートで再生建築に関連する法整備に対する所見に触れるなど,隅々にまで建築家の思想や意思が行き渡っていて

#教科書に載せたい建築の名文 ――饒舌抄|吉田五十八

吉田五十八(よしだ・いそや)という建築家を知っていますか? 日本の伝統建築である数寄屋建築の近代化に貢献した、などと紹介される建築家です。 そう言われると現代の建築とは関係がないように思ってしまいそうですが、日本の現代建築に大きな影響を与えた重要な建築家のひとりです。 こんにちは、ロンロ・ボナペティです。 今回は建築家として「日本」と向き合い続けた吉田五十八が残した言葉をご紹介したいと思います。 吉田五十八は1894年に生まれ、東京美術大学卒業後ヨーロッパへ遊学した後、帰

まずは一点突破それから点を増やす

あなたがもしチャンピオンではなく挑戦者なら、全体で勝負しないで一点に絞って勝負したほうがいいでしょう。例えば、歴史の知識で世界一を目指すのではなくて、レオナルド・ダ・ヴィンチが好きだった食べ物にだけフォーカスしたほうがいいし、料理で一番を狙わずに、ラーメンの味玉で一番を狙うのがいい。僕が学生時代にグラフィックデザインをはじめたのは、建築家があまり取り組まない分野で一番上手い建築家になるほうが勝負しやすいと思ったからでした。

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創造系ペリカンナイト情報2<ペリカンからのラブレターやで>

きたるべき12/21(金)渋谷クラブボールの創造系ペリカンナイト 参加者が決まったさかい、ワイからの皆さんへの紹介ラブレターやで。 受け取ってほしいで、SYSN。 どなたも、『新しい建築の伝えかた』では超一流やで。 そらそうと、フェイスブックのイベントページも作ったさかい、みたってなぁ。 <登壇者> ①番匠カンナ×ペリカン建築家 <20:00〜20:30> ② つづき。建築ちゃん×カタチトナカミ <20:30〜21:00> ③BAUES×建築知識 <21:00〜21:30>

フェルナン・プイヨンの長椅子(前編)

建築家の破天荒人生列伝みたいな本があるとしたら、フェルナン・プイヨン(Fernand Pouillon)はそのハイライトを飾るにふさわしい人物だと思います。 1912年、フランス南西部のカンコンという町の生まれ。父が土木公共事業の施工業者であったためか、建築家としてとても早熟で20代初めからすでにいくつかの住宅を建てていました。第二次世界大戦後は、住環境の復旧が急務となっていた社会情勢下で、マルセイユ市を中心に集合住宅をじゃんじゃん設計。オーギュスト・ペレの助手として同市の

プロジェクトは趣味にする

好きこそ物の上手なれ、といいます。実際に一流の人に話を聞いてみると、確かに彼らはその仕事が好きな人ばかりです。好きならば上達も早いし、効率よく進められる。それによって、彼らは一流になっていったのでしょう。そうはいっても、人生必ずしも楽しい仕事ばかりではありませんよね。そんな時は、こう考えてみてください。楽しくないのはよく知らないからで、速やかにそのプロジェクトの楽しさを見つけるべきだと。

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#教科書に載せたい建築の名文 ――近代愚作論|八田利也

みなさんが「建築」を文化として意識したのは、いつですか? いま現在建築業界で働いている人の多くは、大学に入ってから、もしくは仕事として選んでから初めて意識したという人もいるかもしれません。 あるいは何の気なしにこのnoteを開くまで考えたこともなかった、という方がいたら、ぜひこの先も読んでみてほしいですね。 こんにちは、ロンロ・ボナペティです。 僕は日頃から建築の面白さや、建築に興味をもつことがいろんな好奇心の幅を広げてくれるよ、ということをnoteで発信しています。 そし

さまざまな住居への格闘の痕跡─『新建築』2018年8月号月評

「月評」は『新建築』の掲載プロジェクト・論文(時には編集のあり方)をさまざまな評者がさまざまな視点から批評する名物企画です.「月評出張版」では,本誌記事をnoteをご覧の皆様にお届けします! (本記事の写真は特記なき場合は「新建築社写真部」によるものです) 評者:連勇太朗×山田紗子 究極的な環境(外部)依存型の建築─アパートメントハウス連  住まいを語るための根源的な言葉,そしてそれを実現する制度と空間を真面目に改革しないと,この国は本当にダメになってしまうんじゃないかと

経験なんか気にしないまずやってみる

あなたは経験のない仕事を求められたら、どうしますか。最初に伝えたい話は、どうやって仕事をはじめるかの話です。独立するのでも、就職するのでも、アルバイトであっても、誰にでも仕事の最初があるように、オリンピック選手でも、超一流の料理人でも、もちろんデザイナーでも、最初は全員未経験者です。未経験の仕事はやったことがないからできないと断る人もいるし、不安を隠しながら引き受ける人もいるでしょう。僕がおすすめするのは「頑張るのでやらせてください。やったことはないのですが!」と、初心者であ

20181130「ARCH-ABLE」キックオフイベントログ

先週金曜日に「ARCH-ABLE」のキックオフイベントに参加してきたので,ログをば. ※案の定,個人的な解釈が含まれているであろうことはご承知を. 開催概要 日時:2018年11月30日(金) 19:00~21:00 場所:リトルトーキョー 3F モデレーター: 水野祐/弁護士・法律家 登壇者: 吉村靖孝/早稲田大学 吉村靖孝研究室 大野友資/ドミノアーキテクツ 能作淳平/ノウサクジュンペイアーキテクツ 塚越智之+ 宮下淳平/塚越宮下設計 ARCH-ABLEって?A

頼んではいけない施工会社

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