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変態プロレス放談

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しがない変態プロレスファンが、プロレスを中心に気付いたこと・感じたことを徒然なるままに書いてみました。 ひとつよしなに…!🙇🙇🙇
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#プロレス

友達を沢山誘おうと思った話~チケット代値下げ狂騒曲~

はじめに先日、プロレスリング・ノアが2024年12月以降の大会チケットの料金改定を発表した。 物価高と言われ、値上げが常の現代において、このチケット料金改定は値上げを指すものと思われた。 しかし、今回ノアが発表したのは、チケット料金の各席種1,000円値下げという施策だった。 コロナ禍を経て、プロレス観戦におけるチケット代は確実に上がっている。 特に統計を取っている訳では無いけれど、私自身、生観戦数をカウントするようになった2017年~2018年頃から今現在まで年間

無料という名の"ブラックバス"

はじめに先日、こんな投稿をSNS上で見かけた。 【プロレス業界では、ファンに無料でモノを作らせてることが多い】という、デザイナーからの指摘…。 ただ、団体・プロモーション・選手側が無料ないし適正でない安価でオファーしている事例が多いのか、逆にファン側から団体・選手に「無料でやらせてください」と掛け合っている事例が多いのか、一ファンからの視点だけでは判別できないところはある。 だから、実際にデザインに携わってる業者側から、「無料でやらせてください」と掛け合っているファンが

NJPW/NOAH

はじめに2024年1月。 あれは、八王子でプロレスリング・ノアが大会を開催した時の事だろうか? 大会の前後で『大サイン会』と銘打って行われた全選手参加のサイン会に、私は気になっていた選手のブースに足を運んでいた。 気になっていた理由は、前日にSNSで「初のポートレートGETしてください!たくさんお話ししましょう!」という彼の投稿を見かけたからだ。 言われてみると、彼のいる団体ではポートレートにサインを書くような文化も無ければ、そもそもサイン会を行う選手も大会ごとに限定

清宮海斗はプロレス界の青魔道士である。

はじめに私がまだ小学生だった頃、父親の影響でプレイしていたゲームがあった。 そのゲームの名前は、『ファイナルファンタジーⅤ』(以下:FF5)。 父親と交代制で一緒にプレイして、勝ったりやられたりしながら敵キャラクターを倒していった思い出は、大人になった今でも脳裏に刻まれている。 このFF5において特徴の一つとして挙げられているのが、【ジョブチェンジ】システムだ。 最大4人で行動するパーティーの各人に、剣を使い戦う【ナイト】、格闘に特化した【シーフ】、攻撃系の魔法を操

プヲタが初めてLOVEBITESのライブに行った話

はじめに2024年夏、お盆休みを利用して父の故郷である熊本県を訪れた際、私の宿泊先のホテルに向かうドライブ中に父がこのような話を持ち出した。 私は、素っ気ない風に父に返した。 本当にその通りなのだから、それ以上世辞で取り繕ってもバレてしまう。 父からそう返された時に、「父と子で聴いてる音楽は違うけど、互いに好きな音楽を謳歌してるんやね」と、気恥ずかしくも血は隠せないんだと思い、笑みが溢れたのは覚えている。 2024.9.1 上記の回想シーンから、今回noteで記事を

事件は現場で起きている~2024.8.21『GLEAT』無配信興行で感じた"三現主義"~

はじめに 2024.8.21、GLEAT後楽園ホール大会。 この日の後楽園ホール大会では、ある試みが話題を集めた。 それは、GLEATの通常興行で実施している【後日配信も含めた動画配信】を一切行わない、無配信形式のハウスショーだったからだ。 過去に横浜ラジアントホールや関西でも開催実績のあるGLEATハウスショーだが、都内で行われたのは今回が恐らく初めて。 しかも、会場規模は過去の2大会に比べて一番大きい。 毎大会、生配信ないし後日配信で必ず映像を出してきたGLEA

【プロレスの興行の宣伝】ってスゴいんだと思った話

はじめに2024.9.27に投開票が行われる自民党総裁選。 今回の自民党総裁選を前に、歴代総裁の写真を使ったポスタービジュアルが自民党より公開された。 2024.8.14、岸田文雄総理大臣が自民党総裁選に出馬しない考えを表明したこともあり、誰が次の自民党総裁ひいては総理大臣に就任するのかという関心事。 政策論戦という「戦い」と、国民ニーズと自民党の政策を「マッチ」させ、日本の未来にふさわしいリーダーを選ぶという思いが込められたという、「THE MATCH」の自民党総裁

発信は、"好き"と"熱量"と"地道"の集積

はじめに発信って何だろう?布教って何だろう? ただ自分の好きなことについて話す。 これだけのことなのに、難しく考えてしまうのは良くない癖なのかもしれない。 そんなことを最近私の中で考え込んでしまうようになったのは、先日こんな投稿があったからだ。 SHARPのX公式アカウントが、「プロレスを知りたいのでおすすめのアカウントを教えてください」と投稿したのだ。 このオススメのアカウントのレコメンドをファンから募る流れで、団体・個人や規模の大小を問わずSHARPの公式アカウン

【独白】写真は好きだけど、面倒くさい

はじめに今回ここで書く内容は、最初から最後まで私に対する自問自答が主になる。 カッコつけた表現なら、【今の私が、私自身に向けた書いた手紙】。 雑な言い方なら、【人に自分の排泄行為やマスターベーションを披露する】といった具合だろうか。 なので、以下の文章に登場してくる【お前】という呼び方にしても、私以外の他人を指しているのではなく、全て筆者である私に向けられている。 まどろっこしい書き方ではあるけれど、この書き方が今回の内容を書いていく中でしっくり来たので、こうしてみた次

その優しさに用がある

はじめに小峠篤司という男は、つくづく人間臭くて不器用な人だと私は思う。 2019年以降、金剛→STINGER→FULL THROTTLE→ノア本隊→TEAM NOAHと、ユニットの居場所が短期間で転々として定まらない所。 2016年末にJr二冠王者の立場を捨てて飛び込んだヘビー級の舞台から、僅か2年半でJrヘビー級に再転向してしまったところ。 NOAH Jrでシングルもタッグも王座戴冠経験があるけれど、どこかファンの期待に対して突き抜けきれていないもどかしさ。 一度

初めてWWE日本公演を見た話

はじめに2024.7.27、両国国技館で行われたWWE日本公演を観に行った。 私にとって、この日が人生初のWWE観戦だ。 今回、観戦するという投稿をした時に他の方からこのような反応をいただいたのだけれども、私は元々、海外のプロレスに対して興味や関心を抱いてこなかった。 それは、海外のプロレスが嫌いだからという訳では決して無くて、現地で追えるところに愛着を抱くタイプだからなのかもしれない。 野球でもサッカーでも海外リーグより国内リーグに興味を持つタイプで、プロレスも同じ

そこのけ そこのけ 未来が通る~2024.7.13『清宮海斗vsYOICHI』~

はじめに2024.7.13、プロレスリング・ノア日本武道館大会。 大会終了後に起こった拍手と、会場を後にする観客達の良い表情が、この大会の素晴らしさを物語っていた。 中でも、大会の最後を飾った『清宮海斗vsYOICHI』によるGHCヘビー級王座戦は、プロレスリング・ノアの歴史に新たな1ページを刻む素晴らしい試合になった。 NOAH生え抜きの新世代同士による一戦で示されたのは、NOAHの未来だけではなかったと私は思う。 清宮とYOICHIが上げてきた地力。 2021

さらば涙と言おう~Good Looking Guys解散に寄せて~

はじめに 2024.7.13プロレスリング・ノア日本武道館大会。 『Good Looking Guys』ラストマッチを終えた直後、突如現れた外道の導きに応じたジェイク・リーによる、プロレスリング・ノア離脱宣言。 2023年元日から約1年7ヶ月半・560日に及んだジェイク・リーのNOAH参戦は、会場中で自然発生したブーイングと溜息に包まれる形で呆気なく幕を下ろすことになった…。 2024.6.16、プロレスリング・ノア横浜BUNTAI大会。 ジェイク・リーが試合後に

現実という名の光について~2024.7.3『上谷沙弥vs世羅りさ』~

はじめに2024.7.3、新宿歌舞伎町。 2024年も下半期に突入したばかりという夜の繁華街を歩きながら、数十分程前に見た試合の熱と余韻に浸っていた。 帰宅してすぐにノートパソコンを立ち上げて、ミラーレスカメラからSDカードを取り出してPCに差し込み、Spotifyで好きな音楽を聴きながら会場の客席から撮影した写真データをハードディスクに移していた最中、ランダム再生していたプレイリストから上記の曲が流れてきた。 私はnoteを書く時は、撮影した写真、自分の感想、最近自