レンブラント

プロレス観戦と、音楽と、酒が好きな変態です。

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マガジン

  • 変態プロレス放談

    しがない変態プロレスファンが、プロレスを中心に気付いたこと・感じたことを徒然なるままに書いてみました。 ひとつよしなに…!🙇🙇🙇

  • 変態のマッチレビュー

    私が見て印象に残った・気になった試合にフォーカスしたレビューを纏めております。

  • プロレス場放浪記

    会場にフォーカスした個人的なプロレス観戦記になります。 基本的に、「年間でのプロレス開催が少ない」、「自分が初めて行った」会場メイン。

  • プヲタが本を読んだなら

  • 令和4年のGO ACTION

    2022年の潮崎豪観戦記をアップしていきます。宜しくお願いいたします🙇🙏

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発信は、"好き"と"熱量"と"地道"の集積

はじめに発信って何だろう?布教って何だろう? ただ自分の好きなことについて話す。 これだけのことなのに、難しく考えてしまうのは良くない癖なのかもしれない。 そんなことを最近私の中で考え込んでしまうようになったのは、先日こんな投稿があったからだ。 SHARPのX公式アカウントが、「プロレスを知りたいのでおすすめのアカウントを教えてください」と投稿したのだ。 このオススメのアカウントのレコメンドをファンから募る流れで、団体・個人や規模の大小を問わずSHARPの公式アカウン

    • 【独白】写真は好きだけど、面倒くさい

      はじめに今回ここで書く内容は、最初から最後まで私に対する自問自答が主になる。 カッコつけた表現なら、【今の私が、私自身に向けた書いた手紙】。 雑な言い方なら、【人に自分の排泄行為やマスターベーションを披露する】といった具合だろうか。 なので、以下の文章に登場してくる【お前】という呼び方にしても、私以外の他人を指しているのではなく、全て筆者である私に向けられている。 まどろっこしい書き方ではあるけれど、この書き方が今回の内容を書いていく中でしっくり来たので、こうしてみた次

      • その優しさに用がある

        はじめに小峠篤司という男は、つくづく人間臭くて不器用な人だと私は思う。 2019年以降、金剛→STINGER→FULL THROTTLE→ノア本隊→TEAM NOAHと、ユニットの居場所が短期間で転々として定まらない所。 2016年末にJr二冠王者の立場を捨てて飛び込んだヘビー級の舞台から、僅か2年半でJrヘビー級に再転向してしまったところ。 NOAH Jrでシングルもタッグも王座戴冠経験があるけれど、どこかファンの期待に対して突き抜けきれていないもどかしさ。 一度

        • 初めてWWE日本公演を見た話

          はじめに2024.7.27、両国国技館で行われたWWE日本公演を観に行った。 私にとって、この日が人生初のWWE観戦だ。 今回、観戦するという投稿をした時に他の方からこのような反応をいただいたのだけれども、私は元々、海外のプロレスに対して興味や関心を抱いてこなかった。 それは、海外のプロレスが嫌いだからという訳では決して無くて、現地で追えるところに愛着を抱くタイプだからなのかもしれない。 野球でもサッカーでも海外リーグより国内リーグに興味を持つタイプで、プロレスも同じ

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          そこのけ そこのけ 未来が通る~2024.7.13『清宮海斗vsYOICHI』~

          はじめに2024.7.13、プロレスリング・ノア日本武道館大会。 大会終了後に起こった拍手と、会場を後にする観客達の良い表情が、この大会の素晴らしさを物語っていた。 中でも、大会の最後を飾った『清宮海斗vsYOICHI』によるGHCヘビー級王座戦は、プロレスリング・ノアの歴史に新たな1ページを刻む素晴らしい試合になった。 NOAH生え抜きの新世代同士による一戦で示されたのは、NOAHの未来だけではなかったと私は思う。 清宮とYOICHIが上げてきた地力。 2021

          そこのけ そこのけ 未来が通る~2024.7.13『清宮海斗vsYOICHI』~

          さらば涙と言おう~Good Looking Guys解散に寄せて~

          はじめに 2024.7.13プロレスリング・ノア日本武道館大会。 『Good Looking Guys』ラストマッチを終えた直後、突如現れた外道の導きに応じたジェイク・リーによる、プロレスリング・ノア離脱宣言。 2023年元日から約1年7ヶ月半・560日に及んだジェイク・リーのNOAH参戦は、会場中で自然発生したブーイングと溜息に包まれる形で呆気なく幕を下ろすことになった…。 2024.6.16、プロレスリング・ノア横浜BUNTAI大会。 ジェイク・リーが試合後に

          さらば涙と言おう~Good Looking Guys解散に寄せて~

          現実という名の光について~2024.7.3『上谷沙弥vs世羅りさ』~

          はじめに2024.7.3、新宿歌舞伎町。 2024年も下半期に突入したばかりという夜の繁華街を歩きながら、数十分程前に見た試合の熱と余韻に浸っていた。 帰宅してすぐにノートパソコンを立ち上げて、ミラーレスカメラからSDカードを取り出してPCに差し込み、Spotifyで好きな音楽を聴きながら会場の客席から撮影した写真データをハードディスクに移していた最中、ランダム再生していたプレイリストから上記の曲が流れてきた。 私はnoteを書く時は、撮影した写真、自分の感想、最近自

          現実という名の光について~2024.7.3『上谷沙弥vs世羅りさ』~

          『有給プロレス』を観に行った個人的感想について

          はじめに 後楽園ホールに巻き起こる、拍手と歓声の渦。 会場内は、間違いなく盛り上がっていた。 でも、その様子を見て、私は拍手も歓声も出せずにいた。 何なら、メインイベントの途中から心が無になっていた。 感動したから?いや、そうじゃない。 ある種、モヤモヤした感情に近いものが私の脳内を駆け巡っている。 試合後にハッシュタグを追っていると、興行を絶賛する声が多く聞かれた。 平日にプロ顔負けの人数が後楽園ホールに集結した事も、ニュースに多数取り上げられた知名度と話題性も

          『有給プロレス』を観に行った個人的感想について

          ハートに火をつけて~2024.6.22『安納サオリvs岩田美香』~

          はじめに「岩田だってそんなサオリ求めてねえぞ!!!」 国立代々木第二競技場に包まれた静寂と緊張を切り裂く、男性客の叫びがこだました…。 「黙ってろ!!」 リング上で安納サオリを叱咤していた なつぽい、安納サオリに勝利した岩田美香が、ヤジが放たれた客席の方向に叫び返した。 大会終了後はヤジに対する批判的意見も見られた中、スターダムの岡田太郎社長が観客と選手をフォローした内容を投稿するという、異例の事態に発展した。 2024.5.21に行われたプロレスリング・ノア後楽

          ハートに火をつけて~2024.6.22『安納サオリvs岩田美香』~

          本気で生きているのなら~2024.6.16『関札皓太vs佐藤孝亮』~

          はじめに2022.5.5、大日本プロレス横浜武道館大会。 毎年、こどもの日に横浜文化体育館で開催されるのが恒例となっていた大日本プロレスのビッグマッチは、2020年の横浜文化体育館閉館により、一時的に歴史が絶えた。 そこから約2年後の2022年、横浜文化体育館の斜向かいにオープンした横浜武道館に、大日本プロレスのビッグマッチが帰還した。 その記念すべき第1回大会は、個人的に2022年の年間最優秀興行だと言い切れる素晴らしい内容だったのだけれども、私自身その中で今でも忘

          本気で生きているのなら~2024.6.16『関札皓太vs佐藤孝亮』~

          復帰戦の効能について考えたこと~2024.6.9『AMAKUSA&宮脇純太vsアレハンドロ&クリストバル』~

          はじめに2024.6.9プロレスリング・ノア後楽園ホール大会で、約10ヶ月ぶりに戦列復帰を果たしたAMAKUSA。 その復帰戦を終えてリングを降りる直前、目元を拭い下を向く1人の選手がいた。 彼の名は、宮脇純太。 2016年8月にデビューした、NOAHのJr.ヘビー級レスラーだ。 復帰したAMAKUSAではなく、パートナーを務めた宮脇が泣いている。 何となくだけど、外野から見ていて、思い当たる節は一つだけあった。 2023.8.10、プロレスリング・ノア後楽園ホール

          復帰戦の効能について考えたこと~2024.6.9『AMAKUSA&宮脇純太vsアレハンドロ&クリストバル』~

          2年越しの理想形~2024.5.29『小峠篤司vs秋山準』~

          はじめに 2022.6.12、『サイバーファイトフェスティバル2022』で組まれた『樋口和貞&遠藤哲哉&秋山準vs稲村愛輝&小峠篤司&中嶋勝彦』によるDDTvsNOAHの対抗戦。 戦前に注目を集めたカードにもかかわらず、開始から間もなくして遠藤が中嶋の張り手一発でレフェリーストップ負けという、あまりにも衝撃的な結末で試合は幕を閉じた。 今振り返ってみても相当の賛否を生んだ一戦だったと思う。 私はこの試合そのものの評価を付ける事は出来ないし、それは難しいと感じていたけ

          2年越しの理想形~2024.5.29『小峠篤司vs秋山準』~

          あなたに、ここに、いてほしい~2024.5.30『室田渓人vsマスクドミステリー』~

          はじめに「今日、ガンバレ☆プロレスのイベントがやってるみたいなんだけど、俺、そのバーに行ったことがないんだ。」 2023.9.5、下北沢にあるバーで一杯だけ引っかけに行った夜に、偶然バーで出くわした知人から、このような告白を受けた。 知人と言っても、私より歳が一回りも上の先輩だ。 プロレスがキッカケで知り合った私達だけど、その知人と会う度に「こんなプロレスのカードがあったら面白くない!?」と言われることもしばしば。 でも、そのドリームカードが本当に実現したら面白そうな

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          Blank Map~2024.5.22『拳王vs鈴木みのる』~

          はじめに私がプロレスを好きになってから、未だに後悔している出来事がある。 2015年7月、プロレスリング・ノア後楽園ホール大会の出来事だ。 『鈴木みのるvs高山善廣』のGHCヘビー級王座戦。 当時、SNSのアカウントや自分のカメラは持っていない私だったけれど、この日は父から借りたカメラで大会の様子を撮影していた。 多分、気が向いたからカメラを持っていったのだろうけど、今振り返っても、カメラを持っていって良かったと思う。 鈴木みのると高山善廣による盟友同士のシングルマッ

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          プロレス場放浪記~第5回・痛快屋外プロレス 風雲!千葉城~

          はじめに一生のうち、一度は生でプロレスを観たい場所がある。 SNS上に出てくる他の人の写真がキッカケで、そのように感じた会場は幾つかあるけれど、行けない理由は様々だ。 プロレスの興行の開催数は多いけれど、地方などの遠方にある場合。 その場所で中々プロレスの興行が行われない場合。 (年1回のイベントプロレスに多い) 今回訪れた場所は、後者にあたる。 年1回、夏に入る時期に開催される、2AWの千葉城プロレスだ。 SNS上で目にしていた、千葉城を背景にした選手の入場シ

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          【何でも公表する】事が、優しさとは限らない話について

          はじめに 先日、東京女子プロレスの乃蒼ヒカリ退団のニュースが発表された。 2023年12月から欠場に入っており、2024年2月には一身上の都合で当面の活動休止が発表されていたものの、本人の挨拶も無いまま退団という形の幕切れとなった。 このリリースがなされる前の2024.5.14に、あるファンの方が、東京女子プロレスの甲田哲也代表と、乃蒼ヒカリが所属していた事務所社長の2人に宛てる形で、嘆願書のようなツイートを投稿した。 この嘆願ツイートは現在削除済だが、今回私が行う指

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