レンブラント

プロレス観戦と、音楽と、酒が好きな変態です。

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マガジン

  • 変態プロレス放談

    しがない変態プロレスファンが、プロレスを中心に気付いたこと・感じたことを徒然なるままに書いてみました。 ひとつよしなに…!🙇🙇🙇

  • 変態のマッチレビュー

    私が見て印象に残った・気になった試合にフォーカスしたレビューを纏めております。

  • プロレス場放浪記

    会場にフォーカスした個人的なプロレス観戦記になります。 基本的に、「年間でのプロレス開催が少ない」、「自分が初めて行った」会場メイン。

  • プヲタが本を読んだなら

  • 令和4年のGO ACTION

    2022年の潮崎豪観戦記をアップしていきます。宜しくお願いいたします🙇🙏

最近の記事

Unchained~2024.11.11『GHC女子選手権初代王者決定戦』

はじめに 2023.1.22、横浜アリーナ。 グレート・ムタ引退興行・『GREAT MUTA FINAL " BYE-BYE"』で組まれた女子プロレスのタッグマッチを終え、バックステージにいた女子選手達がコメントを残す中、ジャングル叫女が提言したのはGHC女子王座の新設だった。 当時組まれた試合は『ジャングル叫女&安納サオリvs夏すみれ&雪妃真矢』のタッグマッチだったのだが、当時の私はnoteにこんな感想を残している。

    • BAPTISM~2024.11.4『宮崎有妃vs上谷沙弥』~

      はじめに この時私は、歴史的光景を目撃したのかもしれないと感じた。 WAVE所属の狐伯と、スターダム所属の上谷沙弥が並んで、それぞれの団体の決め台詞をコラボレーションしていたからだ。 2024.7.14、プロレスリングWAVE後楽園ホール大会。 約1ヶ月間にわたり行われたWAVEのシングルリーグ戦・『CATCH THE WAVE 2024』は、スターダムから参戦した上谷沙弥の初出場初優勝で幕を閉じた。 開催期間中、スターダムのサイン会で直接ファンから中傷される被害を

      • FACE of NOAH~2024.11.2『宮脇純太vsYO-HEY』~

        はじめに 2024.9.8、私は渋谷で行われた写真展・【PHOTO THE LIVE! 2024】の会場にいた。 『プロレスリング・ノア×宮木和佳子 共同開催 写真展』と銘打たれた12日間の会期中、写真展では様々な選手イベントが行われた。 上記の発言は、この日行われたトークショー・『宮木と宮脇』に出演した宮脇純太が、イベントの最後に発した一言である。 普段、私の方から選手のトークイベントに出向く機会なんて中々無いのだけれども、諸々の要因が重なって、このトークショーに足

        • 立ち退きと引っ越しは人を強くすると思った話

          はじめに2024年、夏。 私は32年の生涯で一生忘れることの出来ないような、内容の濃い夏を過ごしたという確信を得て、この記事を書いている。 「イベントが沢山あって充実していた」 恐らく、それが一番大きい。 「久々に遠方の祖父母と会えた」 これも間違いないトピックだろう。 でも、そんな諸々の忙しさに拍車をかけた事件こそが、私にとって一番忘れられない今夏の出来事だったと実感している。 これから書く内容は、私の身に訪れた出来事の健忘録である。 「家、取り壊すことに

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          十月のGo For Brokeを忘れない~2024.10.14『清宮海斗vsマサ北宮』~

          はじめに「勝者!清宮海斗!」 リングアナにより鳴らされたゴングの音と、勝者を告げるアナウンス。 会場中からどっと漏れ出る歓声と溜息…。 「本当に終わってしまったのか…」 私の肩から力が抜けていく感覚が、ハッキリと認識できた。 観客席に視線を移せば、中にはタオルで涙を拭う者も見受けられた。 この感覚を味わっているのは、きっと、私だけではない…。 勝者が敗者に向けるマイクには、間違いなく敗者への救済と尊敬があった。 ただ、退場していく敗者と入れ違うようにして、勝者

          十月のGo For Brokeを忘れない~2024.10.14『清宮海斗vsマサ北宮』~

          "空気が読めない"漢のブルース

          はじめに「マサ北宮は、空気が読めない。」 最近になって、私はそんなワードを耳にするようになった。 直接的な原因は、2024年9月14日に行われたプロレスリング・ノア後楽園ホール大会にあるだろう。 この日のメインイベントで、新日本プロレスからプロレスリング・ノアに武者修行で参戦していた大岩陵平のNOAHラストマッチ『清宮海斗vs大岩陵平』が行われたのだが、試合後に会場全体が別れを惜しむムードになっていた中、二人の目の前にマサ北宮が現れたからだ。 北宮の目的は、予てより

          "空気が読めない"漢のブルース

          友達を沢山誘おうと思った話~チケット代値下げ狂騒曲~

          はじめに先日、プロレスリング・ノアが2024年12月以降の大会チケットの料金改定を発表した。 物価高と言われ、値上げが常の現代において、このチケット料金改定は値上げを指すものと思われた。 しかし、今回ノアが発表したのは、チケット料金の各席種1,000円値下げという施策だった。 コロナ禍を経て、プロレス観戦におけるチケット代は確実に上がっている。 特に統計を取っている訳では無いけれど、私自身、生観戦数をカウントするようになった2017年~2018年頃から今現在まで年間

          友達を沢山誘おうと思った話~チケット代値下げ狂騒曲~

          無料という名の"ブラックバス"

          はじめに先日、こんな投稿をSNS上で見かけた。 【プロレス業界では、ファンに無料でモノを作らせてることが多い】という、デザイナーからの指摘…。 ただ、団体・プロモーション・選手側が無料ないし適正でない安価でオファーしている事例が多いのか、逆にファン側から団体・選手に「無料でやらせてください」と掛け合っている事例が多いのか、一ファンからの視点だけでは判別できないところはある。 だから、実際にデザインに携わってる業者側から、「無料でやらせてください」と掛け合っているファンが

          無料という名の"ブラックバス"

          NJPW/NOAH

          はじめに2024年1月。 あれは、八王子でプロレスリング・ノアが大会を開催した時の事だろうか? 大会の前後で『大サイン会』と銘打って行われた全選手参加のサイン会に、私は気になっていた選手のブースに足を運んでいた。 気になっていた理由は、前日にSNSで「初のポートレートGETしてください!たくさんお話ししましょう!」という彼の投稿を見かけたからだ。 言われてみると、彼のいる団体ではポートレートにサインを書くような文化も無ければ、そもそもサイン会を行う選手も大会ごとに限定

          清宮海斗はプロレス界の青魔道士である。

          はじめに私がまだ小学生だった頃、父親の影響でプレイしていたゲームがあった。 そのゲームの名前は、『ファイナルファンタジーⅤ』(以下:FF5)。 父親と交代制で一緒にプレイして、勝ったりやられたりしながら敵キャラクターを倒していった思い出は、大人になった今でも脳裏に刻まれている。 このFF5において特徴の一つとして挙げられているのが、【ジョブチェンジ】システムだ。 最大4人で行動するパーティーの各人に、剣を使い戦う【ナイト】、格闘に特化した【シーフ】、攻撃系の魔法を操

          清宮海斗はプロレス界の青魔道士である。

          プヲタが初めてLOVEBITESのライブに行った話

          はじめに2024年夏、お盆休みを利用して父の故郷である熊本県を訪れた際、私の宿泊先のホテルに向かうドライブ中に父がこのような話を持ち出した。 私は、素っ気ない風に父に返した。 本当にその通りなのだから、それ以上世辞で取り繕ってもバレてしまう。 父からそう返された時に、「父と子で聴いてる音楽は違うけど、互いに好きな音楽を謳歌してるんやね」と、気恥ずかしくも血は隠せないんだと思い、笑みが溢れたのは覚えている。 2024.9.1 上記の回想シーンから、今回noteで記事を

          プヲタが初めてLOVEBITESのライブに行った話

          事件は現場で起きている~2024.8.21『GLEAT』無配信興行で感じた"三現主義"~

          はじめに 2024.8.21、GLEAT後楽園ホール大会。 この日の後楽園ホール大会では、ある試みが話題を集めた。 それは、GLEATの通常興行で実施している【後日配信も含めた動画配信】を一切行わない、無配信形式のハウスショーだったからだ。 過去に横浜ラジアントホールや関西でも開催実績のあるGLEATハウスショーだが、都内で行われたのは今回が恐らく初めて。 しかも、会場規模は過去の2大会に比べて一番大きい。 毎大会、生配信ないし後日配信で必ず映像を出してきたGLEA

          事件は現場で起きている~2024.8.21『GLEAT』無配信興行で感じた"三現主義"~

          【プロレスの興行の宣伝】ってスゴいんだと思った話

          はじめに2024.9.27に投開票が行われる自民党総裁選。 今回の自民党総裁選を前に、歴代総裁の写真を使ったポスタービジュアルが自民党より公開された。 2024.8.14、岸田文雄総理大臣が自民党総裁選に出馬しない考えを表明したこともあり、誰が次の自民党総裁ひいては総理大臣に就任するのかという関心事。 政策論戦という「戦い」と、国民ニーズと自民党の政策を「マッチ」させ、日本の未来にふさわしいリーダーを選ぶという思いが込められたという、「THE MATCH」の自民党総裁

          【プロレスの興行の宣伝】ってスゴいんだと思った話

          発信は、"好き"と"熱量"と"地道"の集積

          はじめに発信って何だろう?布教って何だろう? ただ自分の好きなことについて話す。 これだけのことなのに、難しく考えてしまうのは良くない癖なのかもしれない。 そんなことを最近私の中で考え込んでしまうようになったのは、先日こんな投稿があったからだ。 SHARPのX公式アカウントが、「プロレスを知りたいのでおすすめのアカウントを教えてください」と投稿したのだ。 このオススメのアカウントのレコメンドをファンから募る流れで、団体・個人や規模の大小を問わずSHARPの公式アカウン

          発信は、"好き"と"熱量"と"地道"の集積

          【独白】写真は好きだけど、面倒くさい

          はじめに今回ここで書く内容は、最初から最後まで私に対する自問自答が主になる。 カッコつけた表現なら、【今の私が、私自身に向けた書いた手紙】。 雑な言い方なら、【人に自分の排泄行為やマスターベーションを披露する】といった具合だろうか。 なので、以下の文章に登場してくる【お前】という呼び方にしても、私以外の他人を指しているのではなく、全て筆者である私に向けられている。 まどろっこしい書き方ではあるけれど、この書き方が今回の内容を書いていく中でしっくり来たので、こうしてみた次

          【独白】写真は好きだけど、面倒くさい

          その優しさに用がある

          はじめに小峠篤司という男は、つくづく人間臭くて不器用な人だと私は思う。 2019年以降、金剛→STINGER→FULL THROTTLE→ノア本隊→TEAM NOAHと、ユニットの居場所が短期間で転々として定まらない所。 2016年末にJr二冠王者の立場を捨てて飛び込んだヘビー級の舞台から、僅か2年半でJrヘビー級に再転向してしまったところ。 NOAH Jrでシングルもタッグも王座戴冠経験があるけれど、どこかファンの期待に対して突き抜けきれていないもどかしさ。 一度

          その優しさに用がある