レンブラント

プロレス観戦と、音楽と、酒が好きな変態です。

レンブラント

プロレス観戦と、音楽と、酒が好きな変態です。

マガジン

  • 変態プロレス放談

    しがない変態プロレスファンが、プロレスを中心に気付いたこと・感じたことを徒然なるままに書いてみました。 ひとつよしなに…!🙇🙇🙇

  • 変態のマッチレビュー

    私が見て印象に残った・気になった試合にフォーカスしたレビューを纏めております。

  • プロレス場放浪記

    会場にフォーカスした個人的なプロレス観戦記になります。 基本的に、「年間でのプロレス開催が少ない」、「自分が初めて行った」会場メイン。

  • プヲタが本を読んだなら

  • 令和4年のGO ACTION

    2022年の潮崎豪観戦記をアップしていきます。宜しくお願いいたします🙇🙏

最近の記事

NJPW/NOAH

はじめに2024年1月。 あれは、八王子でプロレスリング・ノアが大会を開催した時の事だろうか? 大会の前後で『大サイン会』と銘打って行われた全選手参加のサイン会に、私は気になっていた選手のブースに足を運んでいた。 気になっていた理由は、前日にSNSで「初のポートレートGETしてください!たくさんお話ししましょう!」という彼の投稿を見かけたからだ。 言われてみると、彼のいる団体ではポートレートにサインを書くような文化も無ければ、そもそもサイン会を行う選手も大会ごとに限定

    • 清宮海斗はプロレス界の青魔道士である。

      はじめに私がまだ小学生だった頃、父親の影響でプレイしていたゲームがあった。 そのゲームの名前は、『ファイナルファンタジーⅤ』(以下:FF5)。 父親と交代制で一緒にプレイして、勝ったりやられたりしながら敵キャラクターを倒していった思い出は、大人になった今でも脳裏に刻まれている。 このFF5において特徴の一つとして挙げられているのが、【ジョブチェンジ】システムだ。 最大4人で行動するパーティーの各人に、剣を使い戦う【ナイト】、格闘に特化した【シーフ】、攻撃系の魔法を操

      • プヲタが初めてLOVEBITESのライブに行った話

        はじめに2024年夏、お盆休みを利用して父の故郷である熊本県を訪れた際、私の宿泊先のホテルに向かうドライブ中に父がこのような話を持ち出した。 私は、素っ気ない風に父に返した。 本当にその通りなのだから、それ以上世辞で取り繕ってもバレてしまう。 父からそう返された時に、「父と子で聴いてる音楽は違うけど、互いに好きな音楽を謳歌してるんやね」と、気恥ずかしくも血は隠せないんだと思い、笑みが溢れたのは覚えている。 2024.9.1 上記の回想シーンから、今回noteで記事を

        • 事件は現場で起きている~2024.8.21『GLEAT』無配信興行で感じた"三現主義"~

          はじめに 2024.8.21、GLEAT後楽園ホール大会。 この日の後楽園ホール大会では、ある試みが話題を集めた。 それは、GLEATの通常興行で実施している【後日配信も含めた動画配信】を一切行わない、無配信形式のハウスショーだったからだ。 過去に横浜ラジアントホールや関西でも開催実績のあるGLEATハウスショーだが、都内で行われたのは今回が恐らく初めて。 しかも、会場規模は過去の2大会に比べて一番大きい。 毎大会、生配信ないし後日配信で必ず映像を出してきたGLEA

        マガジン

        • 変態プロレス放談
          184本
        • 変態のマッチレビュー
          29本
        • プロレス場放浪記
          6本
        • プヲタが本を読んだなら
          5本
        • 令和4年のGO ACTION
          21本

        記事

          【プロレスの興行の宣伝】ってスゴいんだと思った話

          はじめに2024.9.27に投開票が行われる自民党総裁選。 今回の自民党総裁選を前に、歴代総裁の写真を使ったポスタービジュアルが自民党より公開された。 2024.8.14、岸田文雄総理大臣が自民党総裁選に出馬しない考えを表明したこともあり、誰が次の自民党総裁ひいては総理大臣に就任するのかという関心事。 政策論戦という「戦い」と、国民ニーズと自民党の政策を「マッチ」させ、日本の未来にふさわしいリーダーを選ぶという思いが込められたという、「THE MATCH」の自民党総裁

          【プロレスの興行の宣伝】ってスゴいんだと思った話

          発信は、"好き"と"熱量"と"地道"の集積

          はじめに発信って何だろう?布教って何だろう? ただ自分の好きなことについて話す。 これだけのことなのに、難しく考えてしまうのは良くない癖なのかもしれない。 そんなことを最近私の中で考え込んでしまうようになったのは、先日こんな投稿があったからだ。 SHARPのX公式アカウントが、「プロレスを知りたいのでおすすめのアカウントを教えてください」と投稿したのだ。 このオススメのアカウントのレコメンドをファンから募る流れで、団体・個人や規模の大小を問わずSHARPの公式アカウン

          発信は、"好き"と"熱量"と"地道"の集積

          【独白】写真は好きだけど、面倒くさい

          はじめに今回ここで書く内容は、最初から最後まで私に対する自問自答が主になる。 カッコつけた表現なら、【今の私が、私自身に向けた書いた手紙】。 雑な言い方なら、【人に自分の排泄行為やマスターベーションを披露する】といった具合だろうか。 なので、以下の文章に登場してくる【お前】という呼び方にしても、私以外の他人を指しているのではなく、全て筆者である私に向けられている。 まどろっこしい書き方ではあるけれど、この書き方が今回の内容を書いていく中でしっくり来たので、こうしてみた次

          【独白】写真は好きだけど、面倒くさい

          その優しさに用がある

          はじめに小峠篤司という男は、つくづく人間臭くて不器用な人だと私は思う。 2019年以降、金剛→STINGER→FULL THROTTLE→ノア本隊→TEAM NOAHと、ユニットの居場所が短期間で転々として定まらない所。 2016年末にJr二冠王者の立場を捨てて飛び込んだヘビー級の舞台から、僅か2年半でJrヘビー級に再転向してしまったところ。 NOAH Jrでシングルもタッグも王座戴冠経験があるけれど、どこかファンの期待に対して突き抜けきれていないもどかしさ。 一度

          その優しさに用がある

          初めてWWE日本公演を見た話

          はじめに2024.7.27、両国国技館で行われたWWE日本公演を観に行った。 私にとって、この日が人生初のWWE観戦だ。 今回、観戦するという投稿をした時に他の方からこのような反応をいただいたのだけれども、私は元々、海外のプロレスに対して興味や関心を抱いてこなかった。 それは、海外のプロレスが嫌いだからという訳では決して無くて、現地で追えるところに愛着を抱くタイプだからなのかもしれない。 野球でもサッカーでも海外リーグより国内リーグに興味を持つタイプで、プロレスも同じ

          初めてWWE日本公演を見た話

          そこのけ そこのけ 未来が通る~2024.7.13『清宮海斗vsYOICHI』~

          はじめに2024.7.13、プロレスリング・ノア日本武道館大会。 大会終了後に起こった拍手と、会場を後にする観客達の良い表情が、この大会の素晴らしさを物語っていた。 中でも、大会の最後を飾った『清宮海斗vsYOICHI』によるGHCヘビー級王座戦は、プロレスリング・ノアの歴史に新たな1ページを刻む素晴らしい試合になった。 NOAH生え抜きの新世代同士による一戦で示されたのは、NOAHの未来だけではなかったと私は思う。 清宮とYOICHIが上げてきた地力。 2021

          そこのけ そこのけ 未来が通る~2024.7.13『清宮海斗vsYOICHI』~

          さらば涙と言おう~Good Looking Guys解散に寄せて~

          はじめに 2024.7.13プロレスリング・ノア日本武道館大会。 『Good Looking Guys』ラストマッチを終えた直後、突如現れた外道の導きに応じたジェイク・リーによる、プロレスリング・ノア離脱宣言。 2023年元日から約1年7ヶ月半・560日に及んだジェイク・リーのNOAH参戦は、会場中で自然発生したブーイングと溜息に包まれる形で呆気なく幕を下ろすことになった…。 2024.6.16、プロレスリング・ノア横浜BUNTAI大会。 ジェイク・リーが試合後に

          さらば涙と言おう~Good Looking Guys解散に寄せて~

          現実という名の光について~2024.7.3『上谷沙弥vs世羅りさ』~

          はじめに2024.7.3、新宿歌舞伎町。 2024年も下半期に突入したばかりという夜の繁華街を歩きながら、数十分程前に見た試合の熱と余韻に浸っていた。 帰宅してすぐにノートパソコンを立ち上げて、ミラーレスカメラからSDカードを取り出してPCに差し込み、Spotifyで好きな音楽を聴きながら会場の客席から撮影した写真データをハードディスクに移していた最中、ランダム再生していたプレイリストから上記の曲が流れてきた。 私はnoteを書く時は、撮影した写真、自分の感想、最近自

          現実という名の光について~2024.7.3『上谷沙弥vs世羅りさ』~

          『有給プロレス』を観に行った個人的感想について

          はじめに 後楽園ホールに巻き起こる、拍手と歓声の渦。 会場内は、間違いなく盛り上がっていた。 でも、その様子を見て、私は拍手も歓声も出せずにいた。 何なら、メインイベントの途中から心が無になっていた。 感動したから?いや、そうじゃない。 ある種、モヤモヤした感情に近いものが私の脳内を駆け巡っている。 試合後にハッシュタグを追っていると、興行を絶賛する声が多く聞かれた。 平日にプロ顔負けの人数が後楽園ホールに集結した事も、ニュースに多数取り上げられた知名度と話題性も

          『有給プロレス』を観に行った個人的感想について

          ハートに火をつけて~2024.6.22『安納サオリvs岩田美香』~

          はじめに「岩田だってそんなサオリ求めてねえぞ!!!」 国立代々木第二競技場に包まれた静寂と緊張を切り裂く、男性客の叫びがこだました…。 「黙ってろ!!」 リング上で安納サオリを叱咤していた なつぽい、安納サオリに勝利した岩田美香が、ヤジが放たれた客席の方向に叫び返した。 大会終了後はヤジに対する批判的意見も見られた中、スターダムの岡田太郎社長が観客と選手をフォローした内容を投稿するという、異例の事態に発展した。 2024.5.21に行われたプロレスリング・ノア後楽

          ハートに火をつけて~2024.6.22『安納サオリvs岩田美香』~

          本気で生きているのなら~2024.6.16『関札皓太vs佐藤孝亮』~

          はじめに2022.5.5、大日本プロレス横浜武道館大会。 毎年、こどもの日に横浜文化体育館で開催されるのが恒例となっていた大日本プロレスのビッグマッチは、2020年の横浜文化体育館閉館により、一時的に歴史が絶えた。 そこから約2年後の2022年、横浜文化体育館の斜向かいにオープンした横浜武道館に、大日本プロレスのビッグマッチが帰還した。 その記念すべき第1回大会は、個人的に2022年の年間最優秀興行だと言い切れる素晴らしい内容だったのだけれども、私自身その中で今でも忘

          本気で生きているのなら~2024.6.16『関札皓太vs佐藤孝亮』~

          復帰戦の効能について考えたこと~2024.6.9『AMAKUSA&宮脇純太vsアレハンドロ&クリストバル』~

          はじめに2024.6.9プロレスリング・ノア後楽園ホール大会で、約10ヶ月ぶりに戦列復帰を果たしたAMAKUSA。 その復帰戦を終えてリングを降りる直前、目元を拭い下を向く1人の選手がいた。 彼の名は、宮脇純太。 2016年8月にデビューした、NOAHのJr.ヘビー級レスラーだ。 復帰したAMAKUSAではなく、パートナーを務めた宮脇が泣いている。 何となくだけど、外野から見ていて、思い当たる節は一つだけあった。 2023.8.10、プロレスリング・ノア後楽園ホール

          復帰戦の効能について考えたこと~2024.6.9『AMAKUSA&宮脇純太vsアレハンドロ&クリストバル』~