ソフトテニス競技にトレーナーは必要なのか?
noteを御覧頂きありがとうございます。
テニス・ソフトテニス専門トレーナーとして兵庫県西宮市を拠点に全国で活動する
ReMake代表のこもりん(@TennisATkomorin)です。
今回は「ソフトテニス競技にトレーナーは必要なのか?」
というテーマになります。
本noteを読んで頂くことで
・そもそもトレーナーってどんな仕事なのか?
・トレーナー以外にも医療資格でソフトテニス競技に関わることが出来るかの?
・今流行のコンディショニングとは?
・結局ソフトテニス競技にトレーナーは必要なのか?
以上のことを学んで頂けるかと思います。
また講習会時に何時もお伝えしている内容を抜粋しているため、
Skill×Physical講習会の予習・復習用にも是非ご活用下さい。
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是非感想を付けてRTして頂けると嬉しいです😆
私の詳細はTwitterやInstagram、ホームページを見て頂ければいいのですが、
お忙しい方のために纏めるとこんな感じです。
▶アスレティックトレーナー7年目(累計30000名以上のクライアントを指導)
▶整形外科に5年勤務し、整形疾患(ケガ)に対するリハビリを指導
▶テニス・ソフトテニスに限定し全カテゴリー(小-大学生・実業団・プロ)の選手を対象にチーム・個人契約をし指導にあたる
▶指導者や専門家対象にトレーニング技術を全国で教えている
▶SNSを活用し、テニス・ソフトテニスに必要なトレーニングの知識を配信
▶現在はReMake代表としてテニス・ソフトテニスに関わる選手が「痛みやケガがなくテニスが出来るよう」に講習会やオンライン上で学べる環境を作っている etc…
※2021年5月現在
ざっくりこんな感じです。
👇より詳しく「こもりん」を知りたい方はこちらもご覧ください♫👇
【更新履歴】
●2019年10月 初版リリース
●2020年7月 情報更新
●2021年5月 情報更新
それでは早速「ソフトテニス競技にトレーナーは必要なのか?」というテーマで話を進めていきます。
プロ野球やオリンピック競技などメジャー競技であれば当たり前とされることが、ここ数年でソフトテニス競技も活性化されつつありますよね。
ソフトテニス選手のプロ化、賞金大会の開催、SNS等を活用した大会速報、試合のLIVE配信等…まだまだソフトテニス競技が他競技に遅れを取っていることは間違いないのですが。
ここ数年、契約チームの関係でインターハイや全日本実業団などソフトテニスにおける各カテゴリー主要大会に遠征帯同しておりますが、試合会場に着いて思うこと…
それは各高校、実業団チーム単位で専属の「トレーナー」もしくは「治療家」の方々が帯同され、選手のコンディショニングやケアを行っている風景をみかけることが数年前より確実に増えているということ。
これは我々トレーナーにとっては非常に有難い事で、競技技術を向上させる上でや「トレーニング」や「治療」が必要だということが業界全体を通じて浸透してきたということですね。
では実際ソフトテニス競技においてトレーナーは本当に必要なのか?
まずトレーナーが現場で何を提供してくれるのか知る必要がありますよね。
トレーナーってそもそも何してくれるの?
よく皆さんが耳にするのはスポーツトレーナーという言葉ではないでしょうか?
実はスポーツトレーナーと言っても種類や専門分野は様々。先ずはトレーナーそれぞれのバックグラウンドを知る必要があります。
・アスレティックトレーナー
スポーツ現場で選手が怪我した際に応急処置や怪我の評価、復帰までの手順を作成指導、障害予防を行うこと業とする者。主にスポーツ現場で働く。
・ストレングストレーナー
スポーツ選手を対象にウエイト(筋力)トレーニングなどを用いてパフォーマンスの向上を図る専門職。主にスポーツ現場やフィットネスで働く。
・理学療法士
理学療法士の国家資格を持ち、医師の指示の下「理学療法(治療や運動療法、物理療法など)」を行うことを業とする者。主に整形外科で働く。
・鍼灸師
はり師きゅう師の国家資格を持ち、鍼や灸を用いて治療を行うことを業とする者。主に鍼灸整骨院で働く。
・柔道整復師
柔道整復師の国家資格を持ち、打撲、捻挫、骨折、脱臼などの各種損傷に対して回復を図ることを目的に施術を行うことを業とする者。主に整骨院で働く。
それぞれの資格に応じて選手との関わり方が異なってきます。
以下の図はトレーナーの役割を模式図にしたものになります。
※スポーツトレーナーは実は無資格でも活動ができるため、実際にトレーナーを雇う際は最低保障として上記資格を保有しているかどうか確認しておきましょう。
※よりトレーナーについて学びたい方は下記noteをチェック!
専門分野(トレーナー/医療従事者)により行う業務は多少異なりますが、業務は大きく3つに分けることが出来ます。
①Medical(治療)
②Training(パフォーマンス向上)
③Conditioning(調整)
昨今トレーナー業界のみならず世間一般的にもコンディショニングというワードが注目を浴びていますが、コンディショニングとは一体どのようなことを指すのでしょうか?
コンディショニングとは…?
・コンディション
「ピークパフォーマンスの発揮に必要なすべての要因」
・コンディショニング
「ピークパフォーマンスの発揮に必要なすべての要因をある目的に向かって望ましい状況に整えること」=競技スポーツにおいて設定した目標を達成するためのすべての準備プロセス
要は「身体面」「環境面」「心理面」などパフォーマンスを向上させるすべての要因を加味し、競技者(選手)が何の不安もなく競技に集中し望める状態にする準備、手段と言いかえることができます。
コンディショニングの目的は…?
スポーツ現場におけるコンディショニングの目的は大きく2つに分けることができます。
コンディショニングの目的
①競技パフォーマンスの向上
②ケガ(スポーツ外傷・障害)の予防
性別や年代、体力要素、競技特性を加味してトレーニングを計画的・継続的に実施することにより、ケガをすることなく目標とする競技活動で最高のパフォーマンス発揮が可能となります。
またコンディショニングは、あくまでも必要条件であり十分条件ではありません。
しかし競技レベルが同程度との対戦だった場合にはコンディショニングの成否が勝敗や結果に大きく関係すると考えられます。
コンディショニングに必要な要素とは…?
①身体的因子
筋力、柔軟性、関節不安定性、姿勢、身体組成、神経系、代謝系、技術、免疫学的、オーバートレーニングなど
②環境的因子
暑熱、寒冷環境、高所順下、時差対策、機内対策、食生活、用具、器具、施設、サーフェス、睡眠など
③心因的因子
対人関係、ストレスなど
トレーナーは上記要素を各競技種目、特性を現場の状況を踏まえ整備しコンディショニングを行います。
特にソフトテニスは環境因子に左右されやすく、季節問わず試合が開催されること(=オフシーズンが少ない競技)、コートサーフェス問題(国内の主要大会は人工芝がメイン、国際試合はハードコート等)、試合時間のコントロールが難しい問題(運営都合で昼を過ぎてから1試合目が始まったり、勝ち上がれば5分後に次の試合待機等)などトレーナーとしても関わることが非常に難しい競技と言えます。
言い換えれば「トレーナーが関わることで選手のパフォーマンス発揮の向上が狙える」のは勿論、「指導者の業務の負担を減らす」ことも出来るのです。
※これは何時も帯同チームの監督に言っていただける有り難いお言葉です。
「ソフトテニス競技にトレーナーは必要なのか?」というテーマで話を進めていきましたが結論トレーナーは必要だと思います。
最後に
これからも貴方に有益な情報が届くように、頑張ってこのnoteの質を
高めていきますので、今後とも宜しくお願い致します。
また本noteが良いと思われた方は是非SNSにてコメント付投稿掲載(リツイート)して頂けると幸いです。
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参考文献
公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト6「予防とコンディショニング」 公益財団法人 日本スポーツ協会
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