歴史研究会

昭和34年(1959)の創刊以来、月刊誌『歴史研究』を発行。最新研究による特集や研究ノ…

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昭和34年(1959)の創刊以来、月刊誌『歴史研究』を発行。最新研究による特集や研究ノート、カラー口絵などで構成しております。また、有志による『在野史論』をはじめ、歴史研究会発行の書籍も年間に数冊刊行しております。さまざまな歴史に関する皆様の投稿をお待ちしております。

最近の記事

歴史研究719号を刊行いたします

2024年4月末に『歴史研究』719号を刊行いたします。 本号の特集は、「下剋上――後世につくられた虚像を剝ぐ」です。 長尾景春VS上杉顕定、細川政元VS足利義稙、宇喜多直家VS浦上宗景、鍋島直茂・勝茂VS龍造寺高房、徳川家康VS羽柴秀頼の5つの事例を取り上げ、第一線の研究者たちが最新研究をもとに、下剋上の実態についてとらえなおしていただきました。  戦国時代には、下位身分の人物が上位身分の人物を倒して実権を握る「下剋上」が頻繁に起こったとされています。歴史好きのなかでもと

    • 歴史研究718号を刊行いたします

      2024年2月末に『歴史研究』718号を刊行いたします。 本号の特集は、「藤原道長――政争の末、栄華を極めた権力者」です。 大河ドラマ「光る君へ」で注目の集まる、道長とその周辺人物の最新研究をご執筆いただきました。  藤原道長といえば、「この世をば わが世とぞ思う もち月の かけたることも なしと思えば」の句で知られ、平安時代の絶対的な権力者としての姿が思い浮かぶ方が多い方が多いのではないでしょうか。  しかし当初は、兼家の五男で末子であった道長が権力を握る可能性は極めて低

      • 『在野史論』第18集を刊行いたします

        全国歴史研究会では、読者・会員の皆様の研究成果をまとめた書籍『在野史論』を制作しております。 この度第18集を刊行いたしましたので、ここにお知らせいたします。 みなさまの研究成果がたっぷり詰まった、熱意あふれる1冊となっておりますので、気になる方はぜひお買い求めください。 さらに、第19集の原稿募集も開始しております。 2次締め切りとして、2024年2月末日を設定しておりますので、皆様の研究成果をぜひお寄せください。 完成後は、国立国会図書館の東京本館・関西館に納本。みな

        • 『在野史論』第19集の原稿を募集しております

          みなさまこんにちは。歴史研究編集部です。 2023年も残すところあとわずかとなりました。みなさま今年の1年はいかかでしたでしょうか。 気づけば新型コロナウイルスの流行から4年近くの月日がたとうとしております。現在ではその影響も落ち着きを見せ、たくさんのイベントも回復の兆しを見せており嬉しい限りです。 とはいえ学会などでは対面・オンラインのハイブリッド開催が当たり前となり、全国の人たちが気軽に参加できるようになった一方で、会場に足を運ぶ方々が少なくなったのもまた事実です。大変

        歴史研究719号を刊行いたします

          歴史研究717号を刊行いたします

          2023年12月末に『歴史研究』717号を刊行いたします。 本号の特集は「最新研究 中世城郭Ⅰ――類似遺構・塀・聖地・のろし」です。 平城・山城・平山城など、中世城郭と称されるものは全国に4万件以上存在するといわれています。実地調査や文献調査から、「軍事的防御施設」としての活用が一般的な用途とされておりますが、居住施設、宗教的な用途としての側面も明らかとなっており、実態については検討の余地が多く残されているのが現状です。 そこで本特集では、城郭遺構と極めて酷似した城郭類似遺

          歴史研究717号を刊行いたします

          『古代史の新研究』を刊行いたしました

          2023年7月に『古代史の新研究』を刊行いたしました。 古代史といえば、プロ・アマ問わず研究者が永らく議論を繰り広げている邪馬台国所在地論争など、そのブームは今なお衰える気配がありません。 本年は、吉野ヶ里遺跡で石棺墓の一部が出土し、邪馬台国所在地論争に一石を投じるような発見もありました。 『古代史の新研究』は、そんなしばしば話題を呼び、みなさまの関心の高い古代史研究について、研究論文・紀行文・エッセイなど、多彩な作品を収集した論文集です。 とくに考古学の分野では、在野史

          『古代史の新研究』を刊行いたしました

          歴史研究715号を刊行いたします

          2023年10月末に『歴史研究』715号を刊行いたします。 本号の特集は「四国遍路――祈りと修行のみち」です。   2023年は、弘法大師・空海の誕生1250年の節目です。真言宗の開祖で、日本仏教界に大きな影響をもたらした空海ゆかりの地である四国の札所八十八ヶ所をめぐる四国遍路は、世界でも類をみない巡礼文化として、2015年に日本遺産にも認定されました。 本特集では、四国遍路日本遺産協議会、四国遍路研究を牽引する愛媛大学四国遍路・世界の巡礼センターの先生方にご寄稿いただ

          歴史研究715号を刊行いたします

          『在野史論』第17集を刊行いたしました

          全国歴史研究会では、読者・会員の皆様の研究成果をまとめた書籍『在野史論』を制作しております。 「より自由な研究発表の場づくり」を目的に、地域史の研究記録、歴史紀行文、歴史に対する所感や感慨をまとめた文章、歴史をテーマとした小説など、歴史に関する原稿を広く集成しております。 2023年5月には『在野史論』第17集の刊行を迎え、まだまだみなさま「在野史家」の歴史への熱烈な思いは衰えていないのだと、改めて実感いたしました。 現在18集の編集もすすめており、2023年12月末の刊

          『在野史論』第17集を刊行いたしました

          『歴史研究』714号を刊行いたします

          2023年9月末に『歴史研究』714号を刊行いたします。 本号の特集は「徳川家康と東海地方――岡崎・浜松・長篠・小牧」です。 https://www.ebisukosyo.co.jp/item/702/ みなさまもご存じのように家康は岡崎で生まれ、浜松で勢力を伸ばし、秀忠に将軍職を譲って以降は駿府に戻るように、その生涯のほとんどを東海地方で過ごしております。 今回の特集では、東海地方に伝わる家康の歴史を、岡崎・浜松・長篠・小牧の地域で活躍する学芸員や教育委員会などの専門

          『歴史研究』714号を刊行いたします

          『歴史研究』投稿規定について

          『歴史研究』の投稿規定は下記の通りです。みなさまのご投稿お待ちしております。 ① どなたでも投稿いただけます(ただし査読あり)。掲載料はかかりません。 ② 原稿は和文、縦書きの完全成稿でご投稿ください。詳細は後掲「投稿方法と注意点」を参照のこと。 ③ 投稿を受け付ける原稿の種類と上限文字数は、次の通りです。    研究ノート……8000字程度    史談往来………2000字以内 ※郷土の史跡、地域の歴史・伝承、菩提寺についての原稿を特に募集しています。写真も合わせてご投稿く

          『歴史研究』投稿規定について

          歴史研究会noteはじめました

          みなさまこんにちは。歴史研究会です。 日頃より『歴史研究』をご愛読いただいている会員・読者のみなさま、心より御礼申し上げます。 今までTwitterなどのSNSで当会活動の情報発信をしておりましたが、このたび、より広く会員・読者のみなさまとの交流の場を作りたいと思い、noteを通じての情報発信を始めることにいたしました。 まず「歴史研究会ってどんな活動をしているの?」という方もいらっしゃると思いますので、簡単な自己紹介をさせていただきます。 歴史研究会(全国歴史研究会

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