「憲法って、意識しだしたら、もう終わりなんですよ」れいわ新選組 やはた愛
今年夏に行われる参議院選挙で、れいわ新選組の公認により大阪府選挙区で立候補予定のやはた愛さんが、2022年1月8日に大阪なんば高島屋前で、新年初の街頭演説会を行いました。
今回はその街頭演説の中から、憲法についての部分をざっくり文字起こししました。
憲法ね。憲法の話しますって言ったら、みんな、9条の話？みたいになるって思うんですけど違うんですよ。そもそもの話をさせてください。もう先に結論言っておきますね。憲法って、意識しだしたら、もう終わりなんですよ。憲法っていうものは空気のような存在であるべきだと私は思っております。日常生活してる時に憲法を意識しだしたらもうヤバイんですね。でも、今の状況、憲法を意識せざるをえない。その話をさせてください。
まずね、憲法って誰が守るものか。これ、意外と知らない人多いんです。でも仕方がない。私たち、世代にもよりますが、憲法の授業ってあまり学校でやらないんですね。私は今、大学生なので、1年のときに憲法の授業をとりました。憲法の講義とってはじめて知ったことも沢山あるんです。やっぱり学ばないと入ってこない。それを強く、必要性を思いました。
その憲法ね。これ、ピラミッドなんですけど。一番下、法律っていうのは私たちが守るもの。赤信号になったら止まりますとか、悪いことしたらあかんよ、法律。その上、条約・協定。これは国と国の約束とか。で、一番上、憲法。この憲法は誰が守るのか。権力者が守るんです。私たちじゃない。権力を持ってる人たちが守らないといけないのが憲法。権力者とは誰か。国会議員、政治家。権力を持ってる人たちを縛るための憲法。
でも今、憲法改正とか言ってるでしょ。誰が言ってるか。縛られるべき人たちが憲法変えたいって言ってるんです。怪しいです。泥棒さんが泥棒を軽犯罪にしてやって言ってるようなことにしか私は思えない。だって当事者だから。憲法で縛られるべき権力者が変えようとしている。
これは憲法にものってるんですね。
憲法98条 この憲法は、国の最高法規であって、その条規に反する法律、命令、詔勅（しょうちょく）及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
国の最高法規。大事ですよって。日本国憲法ってのはめっちゃ大事なんやでってことが憲法の中で定められている。
このね、憲法改正。次の参議院選挙で、もしかしたら改憲論、憲法変えるとか守るとかどうすんねんってことが話に上がってくる。でも、れいわ新選組、そして私、やはた愛が思ってるのは、（憲法を）変えるって言う前にまず守ってよっていうね。守られてますか？
憲法25条、すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
これ、私たちが守るんじゃなくて、私たちの権利として与えられてるんですね。健康で文化的な最低限度の生活。これ、誰に対して言ってるかっていったら権力者なんですよ。みんなにこういう健康で文化的な最低限の生活させなあかんねんでって。でも今、どうですか？ 守られてます？
子ども食堂ってあるじゃないですか。家が複雑な子とかご飯食べられへん子が駆け込むところやなぁって。でもね、最近めっちゃ聞くの。大人食堂。ごはん食べられない大人、めっちゃいるんですよね。これ、ぜんぜん守られてないでしょ。すべての国民に健康で文化的な生活。まずごはん食べられないと健康になれないし、あと住まいは権利。住まいって、お金あろうがなかろうが、屋根があって最低限の寝る部屋って私は等しく与えられるべきだって思ってるんですね。そうじゃないと健康な生活できないんですよ。
そしてこれ、これ大事。文化的な生活。今の日本って、たとえば私が今日、新年初めての街宣だからお着物で来ました。「なんかアイツ贅沢してない？」みたいに思われちゃうんですよ。でも、服を楽しむとか、休みの日に本を読むとか、お出かけする、映画を見行く、こういう文化っていうものはみんな等しく楽しむ権利があるんですね。そら、四六時中、働きもせんとっていう人もいるかもしれないけど、そうじゃなくて、普通に働いて、普通に生活して、健康で文化的。休みの日には自分の好きなことができるんですっていう世の中。これ、当たり前。
私、冒頭に言いました。この憲法を意識するようになった時点でヤバイんですよ。憲法っていうのは空気でなくてはいけない。みなさん、20年前とか思い出してください。こんな意識しなかったと思うんですね、健康で文化的とか。みんな好きなことしてたし、当時はバブルみたいなものもありましたが、そういう極端な例は置いといて、普通に働いて、普通にやっていたら、家庭持てて、年に1回ぐらいは旅行行けて。それくらい普通にやってたじゃないですか。ある程度貯金して。それが今、まったくできてない。そういうことが、私たちが今、憲法を意識しなくてはならなくなってきた。健康で文化的な生活が保障されてない。
（憲法を）変える。改憲とか言う前に。憲法の話って言ったら9条の話やろ、武器を持つとか持たないの話だろって終わっちゃうんですけど、そうじゃないんです。もっと根本的な話から私は（訴えて）いきたいんです。
今回文字起こしませんでしたが、街頭演説ではこの他にも様々なお話がされています。是非動画をご覧になって、やはた愛さんを知っていただければと思います。2022年、大阪かられいわ新選組を盛り上げていきましょう！
やはた愛 公式YouTubeチャンネル
こちらの記事もあわせてご覧ください。
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