見出し画像

51:起業家のモチベーション

「生きた証を残したい」
人間、誰しもいつかは死ぬ。私もいつ死ぬか、わからない。だからこそ、日々精一杯生きようと心掛けています。
起業して新しい価値ある事業を創り続けたいという想いの根源には、私が死んだ後にも残り続ける「何か」を作りたい、という気持ちがあるのかもしれません。

少し重い話題ですよね。実は、Podcastの「START/FM」という番組をここ最近よく聴いていて、「なぜ、起業したのか?」と自分に問いかけることが多くなったからです。
「START/FM」は、連続起業家の柴田陽氏と関口舞氏が起業家や起業家予備軍に向けて発信しているPodcast番組です。直近は、柴田陽氏が共同創業した「テイラー」という会社が、アメリカのアクセラレータプログラム「Y Combinator」に採択された話を中心に番組が作られています。「Y Combinator」とは、アメリカのカリフォルニアで立ち上がったアクセラレータプログラムで、「Airbnb」「Dropbox」など有名スタートアップを輩出したVCです。「Y Combinator」特集に限らず、起業すれば誰しも一度は直面するテーマについて、赤裸々に語ってくださっているので、是非みなさんも聴いてみてください。番組を聴いていると、ものすごく学びが多く、さまざまなことを気づかせてくれるはず。

起業や事業を作っていると、思わぬピンチや危機に陥ることもしばしば。こんなに頑張っているのに、「なぜ、こんなことが起こるのか?」と、自分を責めることもあります。みんなが乗り越えてきた壁だと分かっていても自己嫌悪に陥るのです。
最近の「YC特集12 YCパートナーとの1 on 1」という特集に感銘を受けたのでご紹介したいと思います。「Y Combinator」のパートナーが企業を採択するに当たって「ファウンダー(創業者)が事業をいかに諦めないか」「(戦い続ける闘志の源となる)ファウンダー(創業者)のモチベーション」という点を最重要視していると柴田氏は語っていました。「どんな分野で事業をしているのか」「起業家が良いか悪いか」「事業に競合がいるかどうか」ではなく、ファウンダーがどんな時でもファイティングポーズを取り続けること、それが、事業の成長に相関しているというのが、Y Combinatorの中では定説化しているためのようです。
もちろん事業がうまくいくには、タイミングや運もあります。しかし結局、ファウンダーや起業家が諦めないことが重要なのだと番組を聴いて再認識しました。そして起業家が諦めないためには、起業家がどのようなモチベーションで起業し、経営に向き合うかが重要なのです。

では、どのようなモチベーションが起業家としてよいのか?この点については、様々なモチベーションがあってよいという前提で、柴田氏は「primitive(根源的)なモチベーション」が良いのでは、と語っていました。
例えば、「Airbnb」は、Y Combinatorの卒業生カンパニーで、彼らは取材などでも事業に沿った形の「旅行を民主化したい」というように自らのモチベーションを語りますが、起業の当初から、このような事業に沿ったモチベーションだったのだろうか、と柴田氏は問いかけます。実際は、事業を経営していく中で、自分のprimitiveなモチベーションが事業と融合していったのではないか、という見方について、私はとても共感しました。

実際に、起業は、多かれ少なかれ方針転換(いわゆる「ピボット」)は起こるものです。そのときに、方針転換するにしても、事業に沿ったモチベーションだと、事業がうまくいかなくなった際に、ファウンダー(創業者)の気持ちが折れてしまいます。他方で、事業に紐づかない、primitiveなモチベーションこそ、変化に向き合わなければならない起業家にとっては強い原動力となるモチベーションたりうるのではと思います。
最終的に、常にファウンダーや起業家が諦めずに頑張り続けることが何よりも大事です。
あなたは、どんな状況でも諦めずに、事業を頑張ることができますか? どんな状況でも諦めずに、事業を続けることができますか?

ポイント51:ピンチや危機に陥った時こそ、自分と向き合おう!

---------
みなさまからいただく「スキ」はとても励みになります!
記事を読んで「へー」と思ったら、ぜひポチっとしていただけるとうれしいです^^

#パラレルアントレプレナー #シリアルアントレプレナー #アントレプレナー #起業 #ビジネス #生き方 #仕事 #人生 #スタートアップ #起業

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?