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2:スタートアップかスモールビジネスかを見極める

「さぁ起業しよう、自分はスタートアップの経営者だ」、そう思った方、「起業=スタートアップ」ではありません。

事業には、「スタートアップ」「スモールビジネス」の2つがあります。

田所雅之氏の「起業の科学」にもあるように
自分が考える事業アイディアが、どちらに属するかで、
・事業インパクト/リターン
・お金/人の集め方
など事業戦略が大きく変わってくるため、要注意です。

こちらの「成長曲線」の違いを見てみてください。

スモールビジネス

スタートアップとスモールビジネスが全く違うものだということを実感しませんか?笑

自分が考える事業アイディアがどちらに属するか、確認してみましょう。

まず、スタートアップの特徴です。
・Jカーブを描く成長曲線。
・破壊的イノベーションで新たに市場を創造。
・成功した場合、巨額のリターン。ただし、失敗も多い。
・ビジネス初期段階では赤字が続くことも多く、ベンチャーキャピタル(VC)やエンジェル投資家から資本を調達

例えば、大型上場を果たして話題となったフリマアプリのメルカリ社からはじまり、新世代のバイオ素材を開発するSpiber社、石灰石から紙・プラスチックの代替製品を開発するTBM社、など固有の技術を持つディープテック系企業が、まさにスタートアップと呼べます。

他方で、スモールビジネスの特徴は、スタートアップとは正反対です。
・線形の成長曲線。
・既存市場をベースにした持続的イノベーション。
・徐々に、着実なリターン。
・自己資金や銀行からの借入で資本を調達。

例えば、モデルなどのインフルエンサーがデザインしたファッションブランド、クロワッサンドーナツなどハイブリッドスイーツ、長蛇の列ができる人気のパンケーキ屋さん、などです。

ただし、”スモール”ビジネスだからと言って、必ずしも事業規模が小さいとは言えません。
アメリカのモデルであるカイリー・ジェンナー氏が立ち上げた、化粧品ブランド「カイリー・コスメティクス」は、企業価値9億ドル(約1,000億円)にも達しています。

また、最初は、自己資金で”スモールビジネス”として立ち上げたとしても、大きな資本があれば成長を一気に加速できると見通し立てば、VCから資本調達を行い、”スタートアップ”に移行してもよいでしょう。

自分の事業アイディアが、スタートアップ型、か、スモールビジネス型かで事業戦略の方針が変わってきます。
そして、両者の最終的なゴールは全く異なってくるため、自分のイメージするアントレプレナー像と一致するか、確認しましょう。

ポイント2 ハイリスク・ハイリターンのスタートアップ型か、ローリスク・ロー/ミドルリターンのスモールビジネス型か見極める

※本記事内では、スタートアップとスモールビジネスの両方を総称して「ベンチャー企業」という表現で統一します。

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